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なぜ勉強させるのか?  教育再生を根本から考える 光文社新書
 
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なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える 光文社新書 (新書)

by 諏訪 哲二 (著)
3.4 out of 5 stars  See all reviews (7 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

学校不信が止まらない。保護者たちは、右往左往の教育改革を横目に、「わが子だけを良い学校に」と必死だ。そのニーズに応えて、「百ます計算」や「親力」といったメソッドが次々と紹介され、指導法のカリスマが英雄視される。勉強の目的といえば、「得になるから」「勝ち組になるため」に収束した感があり、すこぶるドライな経済的価値観が目立つようになった。だからこそ、本質から問いたい。「なぜ勉強させるのか?」と。本書は、「プロ教師の会」代表の著者が、教職生活四十年間で培った究極の勉強論である。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

諏訪 哲二
1941年千葉県生まれ。「プロ教師の会」代表。日本教育大学院大学客員教授。東京教育大学文学部卒業。埼玉県立川越女子高校教諭を2001年3月に定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 新書: 254 pages
  • Publisher: 光文社 (2007/2/16)
  • ISBN-10: 4334033911
  • ISBN-13: 978-4334033910
  • Release Date: 2007/2/16
  • Product Dimensions: 6.7 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.4 out of 5 stars  See all reviews (7 customer reviews)
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26 of 32 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 一人前の社会人を育てよう, 2007/2/22
By きよし (東京都江戸川区) - See all my reviews
 「教育再生」は、「ふつうの一人前の社会人」を育てることを根本におき、現在かまびすしい「学力向上」を優先させてはならないというのが本書の主張だ。
 教育界には「知識を学ぶ派」と「人間として成長派」とがあり、現在の「教育再生」は前者がリードしている感がある。それではならないというのが著者の執筆動機のようだ。しかし、子どもの「自由」を尊重するとして勉強に力を注がない人たちもいる。著者は、子どもたちは「勉強」しなければならない存在だと主張する。それにはいったん、「自然な人」(評者)を切断して「努める」ように指導しなければならないという。考えてみれば芸事でも宗教、特に禅の修業でいったん自分を捨てて法に従う、型を学んで必要なしぐさを身につけるということがある。それが「真」に迫る重要な手法だ。教育においてもそれが必要というのが著者の立場、考えのようだ。このあたりは評者の勝手な読みであるが、大切なことと思う。
 戦後教育の歴史は、一九六〇年代までの「『農業社会的』近代」、それから15年ほどの「産業社会的」段階、それ以降の「消費社会的」段階と変遷し、次第に「教育不全」に陥ったと指摘している。80年代半ばがその分水嶺だったという。教育不全を回復するには、教育における崇高性を取り戻す必要があると本書で学んだ。そのためには教師も親も謙虚に学び直さなければなるまい。
 著者は、日本の子どもたちが先進諸国での国際比較で尊敬の対象を強く持たず、希望も持たないで社会と向き合おうともしないことに危機感を感じている。これは、子どもたちだけではなく、大人たち、社会全体の傾向ではないか。本書は、教育を素材にしているが、現代社会の病理についての解析、根源的治療の提言の書とも読める。
 長い教師体験を踏まえて著者は、本書で自己を総括しながらあるべき指標を示そうと努力している。味わって読みたい。
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5 of 7 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 読んで損はないです, 2008/4/9
By umemomosakura (東京都) - See all my reviews
題名の通り、どうして勉強をするのかという問いについて、広範な視点から考察した本。
読みやすい本だが、塾、お受験誌、ゆとり教育、親力ブームなど、取り上げられているテーマは幅広く、従って、ややとりとめのない印象は否めないかも。

なぜ勉強するのか、という問いに対しては、親、教師、塾などの教育産業関係者、あるいは子育てに直接関わっていない者も含め、十人いたら十通りの答えがあると思う。
作者の見解はあくまで1つの見解であって、全面的に賛成というわけではないが、非常に鋭い指摘も多く、読む価値はある。
学校と塾は対立して存在するのではない、という見解は、その通りだと思う。
各自は読んだ上で、それぞれが自分の頭で判断すればいいのである。

親である私の感想は、結局子育てには、正解も近道もないのだな、ということ。
早寝早起きをして百ます計算をやっていればそれで良いのではなく、いい学校に子供を入れたからと言って、それでハッピーエンドというわけでもない。
技術が発達しても、子供は農作物のように促成栽培はできないのだ。
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3 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 読み応えあり, 2008/9/2
学力向上ブームの流れにのらずに教育問題に冷静に取り組む姿勢はいいと思う。光文社新書から出版されているということもあって、これまでの著作に比べて非常に読みやすくなっていると思う。宗教心、精神性というものが教育においてもっとクローズアップされるべきという主張はじつは教育界のみならず経済界でも言われていることです。個性より社会。人は勝ったときに幸せを感じるのではなく、他人の役に立ったときに幸せを感じるというのは共感できます。
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