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「私」のための現代思想 (光文社新書)
 
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「私」のための現代思想 (光文社新書) (新書)

高田 明典 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

自殺には、「正しい自殺」と「正しくない自殺」がある
――「私」の問題を徹底的に考える

私たちが今直面している「問題」は何でしょうか。もちろん、私とあなたの「問題」は異なっているはずです。この本は、それぞれの「私」が直面している問題を、自分で解きほぐす手助けとなることを目指しています。
直面している問題を解きほぐして解決するためには、道具が必要です。本書では、その道具として「思考」を用います。これにはいろいろなものがありますが、本書はその中から特に「現代思想」に分類される考え方や思考の枠組みを使うことにします。(本文より抜粋)


内容(「BOOK」データベースより)

自殺には、「正しい自殺」と「正しくない自殺」がある―「私」の問題を徹底的に考える。

登録情報

  • 新書: 262ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/5/17)
  • ISBN-10: 4334033563
  • ISBN-13: 978-4334033569
  • 発売日: 2006/5/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 「超越確実性言明」も「絶対者・真理」と同じでは?!, 2008/2/10
By vivekatrek (大阪府枚方市) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
本書は論旨も明快で、読んで飽きない魅力を持っている。私は本書の要旨を次のように理解した。
***
本書の目的は、哲学の根本的な問題=「私はいかに生きるか?いかに死ぬか?」の解決である(p.6)。その「問題」=「生死」を解決するのが「道具」=「思考」=「論理」=「言語(i.e. 「現代思想」の考え方と思考の枠組み)」である(p.21)。この問題が解決すれば「正しく生きる、正しく死ぬ」と言う場合の「自分の内部での正しさ」に近づき、解決できなければ問題は束縛となって「自分の自由が損なわれる」ことになる(p.29)。この「問題」=「束縛」を解決するために「闘う」(p.7)という方法を選択する場合、「武器(道具)」=「思考」=「言語」=「論理」(p.30)を用いて考えると、<私たちが「Aという事物や制度の束縛”から逃れる方法=「Aの所有者となる」こと>になる(p.31)。問題が解決した場合、私たちの「正しさ」は「超越確実性言明」が支えている(p.213)。
***
ところが、本書の最初に掲げた「問題解決の筋道」(p.9)には「超越確実性言明」としか思えない論理がある。その筋道は、“1)「問題」の外形をつかみ、大まかな「解決方法」を想定する、2)その問題を発生させている「原因や理由」を考える、3)私たちに与えられている「方法・武器」について考える、4)その「方法・武器」の使い方について考える”、である。この筋道を釈尊の「四聖諦」と比較すると面白い。1)は「苦聖諦」、2)は「集聖諦」と対応するが、3)と4)は「滅聖諦」や「道聖諦」と対応しない。つまり原因解明は釈尊に肉薄しているが、解決方法に敢えて「闘う」ことを選択したので“束縛原因の所有者となるために闘う”ことが目標となり、その手段となる「武器」に終始してしまったと思われる。著者が選択しなかった「抑圧をなくすこと・自由を回復すること(i.e. 抑圧の除去・制御)」(p.6)であれば、“束縛原因を制御できるように成長”することが目標となるので「滅聖諦」や「道聖諦」にも対応し、筋道の論理に無理がなくなると思うのだが…。
そして、“「超越確実性言明」は私たちの「正しさ」を支える”(p.213)と言うが、論理の「無限後退」を止めていた「絶対者・真理」は“絶対静止している不変の「絶対者・真理」”であり、「超越確実性言明」は“無限運動(輪廻転生)している可変の「絶対者・真理もどき」”と見分けがつきにくい。その場合は、ゼノンのパラドクスに陥るので、釈尊が批判した六師外道の4人(唯心論者、運命論者、唯物論者)と同様に、「道徳否定」を招く恐れが大きい。
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20 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 私とは?, 2006/5/23
By USC "Trojan" (Los Angeles,CA) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
私という問題について書かれています。よく考えると、「私」というのはどういうことをさすのだろうかと言うことを考えることが出来ます。ハイデガー、ヴィトゲンシュタインなどを利用しながら「私」ということを考察して「私」「他者」「死」について考えています。読んでみて改めて私ということについて考えてみました。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 夜、1人で読んではいけない本。, 2008/1/29
By コンタナトス (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
内容について、またその質については、他の方のレビューを参考にして戴きたい。

私は、この本は夜に1人で読んではいけない本だと思う。夜の闇は、『思索』の仮面を被ったネガティブな興奮に襲われやすい。この本は、そうした状態に近づき易い、あるいは襲われ易い心理状態を作りだす。
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