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羞恥心はどこへ消えた? (光文社新書)
 
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羞恥心はどこへ消えた? (光文社新書) (新書)

by 菅原 健介 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

ジベタリアン、人前キス、車内化粧、車内飲食etc.
《恥の基準》が変わり始めた

■「他人の目が気になる」から「ジブン本意」「ミニセケン」へ
「電車の中で化粧をするのは恥ずかしくない?」
「恥ずかしくない」
「彼氏の前でも化粧をするの?」
「それはありえない」



内容(「BOOK」データベースより)

近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での“迷惑行動”が目につくようになった。かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。そして現代社会で何が起こっているのだろうか。「恥」から見えてきたニッポンの今。

Product Details

  • 新書: 190 pages
  • Publisher: 光文社 (2005/11/16)
  • ISBN-10: 433403330X
  • ISBN-13: 978-4334033309
  • Release Date: 2005/11/16
  • Product Dimensions: 6.7 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.4 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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26 of 29 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 「恥」の意味, 2005/11/29
By たこやき21 (東京都) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
本書で描かれるのは「恥」である。「恥」という感情は何のために存在するのか? 人間にとって「恥」という感情があるというのはどういう意味を持つのか? そもそも「恥」の基準は何なのか? といった内容が1〜3章で描かれ、その上で、近年増えている(とされる)「羞恥心が無いように思われる人」がどうして増えたのか、という事が考察される。
本書によれば、他者とコミュニケーションを必要とする「社会」を形成する人間にとって、「恥」とは、その社会規範から孤立しないようにするための「警報装置」としての役割を持っている。そのため、社会によって「恥」の基準は大きく違うし、また、年齢・立場などによる違いも大きい。日本の場合、血縁・地縁を基準にしたミウチ、セケン、タニンによって「恥ずかしい」と感じるかどうかが規定され、「セケン」が最も恥ずかしいと感じるものだと言う。そして、ジベタリアンなどが増えているのは、地縁の弱体化によって「タニン」の領域が増え、同時に趣味などの多様化によって「狭いセケン」が乱立したことが原因では? とする。つまり、「恥」の基準そのものが多様化している、というわけである。例え話、調査、図などをうまく用いて説明されているため、実に読みやすく納得もできる。なるほどなー、と思ったことも多い。
もっとも、ジベタリアンなどが恥ずかしくない、ということにやや批判的な視線が注がれるのだが、その事自体が悪いのかどうか、というのは議論の別れるところだろう。「恥ずかしい行為」と「迷惑行為」は、重なる部分も多いのだが同一ではない。そこだけがちょっと気になるところではあった。
とはいえ、なかなか面白かった。
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14 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ジベタリアンはいなくならない, 2005/11/26
By vatmideo (大阪府) - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
最初に、どこにでも座るジベタリアン、電車の中での化粧や食事、人前キスなどの現象を解説して、その後「恥」の一般論にはいる。この一般論への切り替えに気づかず、読んでいて戸惑いを感じたので、要注意。
その「恥」の一般論で面白くなるのは、「恥の逆U字曲線」や「ミウチ、タニン、セケン」などの図式で「恥」を理解できるようになる辺りから。
そしてその理論をジベタリアンたちに当てはめていく。なるほどと感じるとともに、ジベタリアンがいなくなることはないだろうと納得してしまう。
別に若者でなくても、オッサンたちも、PTA帰りのオバサンたちも、集団になると内輪ウケを求めて醜くなることをうまく説明していた本でした。
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14 of 17 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 感覚的に分かっていることを理論的に説明している本, 2006/1/10
By 海援隊 (東京都) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
地べたに平気で座り込む高校生などジベタリアンなどを例に取り上げて、羞恥心とはどういう心理状態なのかを分かりやすく解説している。羞恥心の発生プロセス自体は普遍的なものだが、発生機会は時代や価値観の変遷によって変わりうること、コミュニティの希薄化に伴って「自分を知っている誰かに見られる機会」が減少し、通常知っている人の前ではとらないような行為(電車内で化粧をするといった行為など)を取るハードルが低くなっていることなどが指摘されている。いずれも、感覚的に何となく理解していたことであり、これといって目新しいことはないのだが、そういう感覚的に理解していたことを心理学者である著者が体系的に説明してくれているので、「ああ、理論的にはこういうことなのか」と納得できる。ちなみに、ジベタリアンは、ラクだから地べたに座るのであり、何ら羞恥心は持っていないとのこと。逆に高校生が恥ずかしいと考えるのは、「若者らしくない行動をとる場合」で、例えば、女性に花束を渡す行為、男性に手編みのセーターを渡す行為などはそういう若者らしくない行動に属するらしい。
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