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中古民家主義
 
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中古民家主義 (単行本)

眞鍋 じゅんこ (著), 鴇田 康則
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

著者からのコメント

写真家の夫と文筆が生業の私は、長年「人の生活」を覗いて歩いていました。
ベトナムの少数民族、アフガニスタンの戦時下の暮らし、カナダの新移民、日本の過疎村や離島の人々などなど。
でもいつしかそのまなざしを東京に向けると、見慣れた普通の風景に並ぶ、「普通の家々」の中身を、私たちはそう知らないことに気付きました。
そう、秘境はすぐそこにあったのです。

名もなく、惜しまれることもなく、
いつのまにか姿を消してしまう「普通の家」を
私たちはずっと追っています。

町工場に和洋折衷の邸宅、長屋に下宿に団地に山谷のドヤなど、
興味津々の物件の中身を、写真と文章と間取り図で記録していています。

数年がかりで完成した本です。どうぞ可愛がってやって下さいませ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

眞鍋 じゅんこ
1959年東京生まれ。夫である鴇田康則と共に日本の過疎村や離島、ベトナムやタイを旅しながら農漁村・少数民族の生活を記録。一方で東京の人々の様々な暮らしやその住まいにも取材を重ねる。都市部における第一次産業、特に東京湾の漁師を数年来取材している

鴇田 康則
1954年東京生まれ。広告や雑誌、レコードジャケットなどの撮影と共に、アフガニスタンなど中央アジアや北米、タイ、ベトナムなどの人々の生活風景を写真に収めて歩く。眞鍋と共に日本の村や東京の町歩きの他、東京湾の漁師や村の暮らしを記録している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 239ページ
  • 出版社: 交通新聞社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4330987082
  • ISBN-13: 978-4330987088
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 335,738位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ドライで、センチメンタルで、, 2008/3/17
「中古民家主義」なんと蠱惑的な響きだろう。
「中古」=古いだけじゃない、現役だぞ、ナマモノだぞというオーラを発している。
「民家」=「住居」や「住まい」からは香り立たない生活そのものが感じられる。
「主義」=主義というくらいである。強いのである。

いや待てよ。
「中古民家主義」ってなんなんだぁ。
そうだ。著者とそのご夫君である写真家と友人のイラストレーターの三人が単なる「取材」ではなく
「歩き回り、見つけ出し、話し込み、シャッターを押した」日々のエッセンスであるこの本は、
人と人が「民家」を媒介にして今一度街に生きるということを問い直す、
すなわち遥か高度成長時代以来失われ続け、今や心の廃墟と化した私たちへの「人間回復宣言」なのだ。
それ故彼らは「中古民家主義者」であり、この本は「中古民家主義」という名に相応しいのだ。

切れ味のよい文章の間から、この本を「懺悔」だと言う著者の心優しい、むしろ涙もろいかもしれない、心根が浮かび上がる。
ここには「ドライなセンチメンタリズム」が溢れている。

しかし、なんで「民家」なのに「町工場」や「団地」や「ベッドハウス」が取り上げられているんだ?
いやいや。そこに人の生活ーいとなみ、なりわいがあれば、それは「民家」であるに違いない。
このレビューを読んだあなた、あなたもただちに「中古民家主義」を手に取り、「中古民家主義者」の仲間入りを果たそうではないか。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 建築観察本であり人間観察本。, 2008/2/23
この本にはノスタルジーのかけらも無い。
時代が世界の中心で愛を叫び、
東京タワーの建築を懐古する今、
地に足をつけ中古民家で今を生きる人々の、
「普通に力強い姿」と「今」がギュっと濃縮されている。

この本を読むと「懐古している暇があるなら今を生きろ」。
そう言われている気がしてならない。

通り慣れたいつもの道を、
中古民家を見ながら散歩したくなる、
道行く人間の顔を正面から見てみたくなる、
今よりも少しだけものを大切にしてみたくなる、
そんな本です。

建築観察記録でありながら、人間観察記録。
欲を言うならもっと大きな写真を見てみたい。

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