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英語教育熱 過熱心理を常識で冷ます
 
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英語教育熱 過熱心理を常識で冷ます (単行本(ソフトカバー))

金谷 憲 (著)
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

英語教育についての議論が、冷静さを欠いたものになりがちなのはなぜか?
日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことまでが理解できなくなってしまっている。例えば、「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などというのがこの典型である。本書は、そうした冷静さを欠いた主張がなぜなされるのかを、教育関係者はもとより、英語教育に関心のある一般読者の方々にも、分かりやすく解説する。


内容(「BOOK」データベースより)

日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことが理解できなくなってしまっている。例えば、「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などというのがこの典型である。本書は、そうした冷静さを欠いた主張がなぜなされるのかを、教育関係者はもとより、英語教育に関心のある一般読者の方々にも、分かりやすく解説する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 184ページ
  • 出版社: 研究社 (2008/11/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4327410691
  • ISBN-13: 978-4327410698
  • 発売日: 2008/11/26
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 36,192位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 「ニーズと教育方法のミスマッチ」という分析は秀逸, 2008/12/27
英語教育学が専門の東京学芸大学教授の著者が、英語教育に関して世間で通用している非常識の様相と原因を分析している。
著者は端書きで、あえて十分なデータがあるとは限らないものでも、踏み込んで書くため研究書という形ではなくエッセイ風にまとめていると書いている。これはもちろん学者としての用心さにもとづく断り書きではあるが、そんなものが必要ないほど内容は納得がいくものであり読者は安心して良い。
本書の中心は、英語教育に非常識がはびこる原因を主として社会的な側面から考察することである。例えば「日本人は外国語下手?」とか「通じないのは発音のせい?」といった、世間一般に信じられているが実は根拠がない主張(残念なことに、こうした誤解を脅しに利用しているデタラメな学習法が多い)について、分かりやすくその非を説明している。
評者は「英語教育を巡る非常識状態は、この『ニーズと教育方法のミスマッチ』から来ていることがきわめて多い。」という著者の観察に賛同する。日本社会の英語に対するニーズの分析すらきちんとできていないのだから、その後の混迷は当然だ。
パートIIIでは英語教育についてのやや具体的な提言を示している。著者はこれが本書の主な目的ではないとしているが、それでも現状の問題点を指摘する言いっぱなしに終わらせないのはすばらしい。
ここでも英語のニーズとの関係を真剣に考えている。例えば、上級の公務員に対しては入省10年以内に高度な英語運用力を身につけることを義務づける、という提案がされているが、これも公益を担う立場にある者は英語を使ってその公益をデフェンドできなければいけないという考え方にもとづいている。こうした思考こそが日本社会の英語へのニーズを分析する正しい視点である。
英語に関係する教育者、研究者、政策関係者、そして一般の人すべてに読んでほしい。
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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 この著者ほど日本の英語状況を幅広く把握している人はいないのでは?, 2008/12/25
By Konza (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
普通の日本人は、英語教育に関しては学習者として関わった経験しかありません。使った経験がある人はほんの一部。英語教育に対して色々言いたいことを言っている財界人その他だって同じです。英語教員はそれに加えて、教えた経験による教育現場を知っています。しかし、授業研究に熱心な一部の人を除いては、自分の教室内のことしか知らないのではないでしょうか。

そういう限られた経験や見識で色々な人が言いたい放題言っているのが、日本の教育全般だという気がしますが、英語はそれが特にひどいように思います。

本書に書いてある内容から判断すると、この著者は日本の様々な種類の教育現場を観察しており、更にはそれにとどまらない、日本の英語使用の現場に関する見聞も、私がこれまで読んだ著者の中で最も広いように感じられます。何しろ、学習指導要領の作成に関わり、そういう現場の実態を踏まえた方策を、日本を覆っている漠然とした「空気」に押されて反映させることができなかったと悔いてさえいるのです。

本書には、著者なりの改善案もあります。入門期の中学英語を、週4時間×3年=12時間とする代わりに、入門期に資源を集中投下して、1年生は週6時間、2年、3年は3時間ずつとすることで、全体の時間数を変えずに(他教科から時間を奪わずに)効果を挙げられるはずだというものです。これは、言語学習の性質から見て、非常に頷ける部分のある案です。

日本の英語政策で、確固とした見通しや道理が通らない傾向を、その原因から述べるのが主体の本ですが、それだけに終わっていないところが非常に評価でき、信用に値すると思います。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 抜群の説得力, 2009/2/25
英語を習得するための
「まともな」道のりを
きちんと論理立てて説明してくれます。

いかに世間でデタラメな
英語論が説かれているか
気づかせてくれる本です。
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