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社会科学のリサーチ・デザイン―定性的研究における科学的推論
 
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社会科学のリサーチ・デザイン―定性的研究における科学的推論 (単行本)

by G.キング (著), R.O.コヘイン (著), S.ヴァーバ (著), 真渕 勝 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

手にしうる事実からどれだけ多くの「わかること」を引き出すか。「社会科学者のように考える」うえで必要な問いの立て方や議論の進め方を教える、実践的方法論。


内容(「MARC」データベースより)

全米で広く用いられている社会科学の研究入門。定量的な研究と定性的な研究をともに貫く「思考法」を取り出し、よりよい研究ができるように読者を丁寧に手ほどきするガイド。

Product Details

  • 単行本: 287 pages
  • Publisher: 勁草書房 (2004/01)
  • ISBN-10: 4326301503
  • ISBN-13: 978-4326301508
  • Release Date: 2004/01
  • Product Dimensions: 8.4 x 5.7 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (3 customer reviews)
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55 of 57 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ついに刊行。, 2004/3/26
By A Customer
本書は、統計学の手法をヒントにしながら、社会科学の院生・研究者がいかに研究を設計すべきなのか、原理的な点から実際的な注意点にわたるまで、具体例を挙げながら説明する。
とりわけ前半部分の記述(社会科学の考え方とは何か)は、社会科学に対して不信・違和感をいだくすべての人々に読んでもらいたい。

本書の特長は二点あると思う。

第一に、論点に沿って実際の研究例を列挙している点。これによって、空中戦が回避されるとともに、すぐれた研究がどのような点ですぐれているのか再確認できる。

第二に、みずからの研究の「バイアス」(「誤差」)を報告することが最重要だとしている点。世界理解の不確実性を前提としたうえで、ドグマや空中戦に陥らずに、研究の質を(学問全体として持続的に)向上させるためにはどうすればよいか。この堅実な意識が随所からうかがえる。

留意点を二つ。

第一に、初歩的な統計学的概念・手法がときおり出てくるが、読んでもよくわからない場合は、基本的な統計学の教科書で確認されたい。

第二に、社会科学のアプローチの多様性が描き出されていない。この点については、さしあたって今田高俊(編)『リアリティの捉え方』をおすすめする。

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3 of 3 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 社会科学の方法論, 2009/4/1
 優れた研究設計は、個人の経験の蓄積や能力によって高められるものである。それは、疑いもない事実であろう。しかし、経験していない事実、あるいは、これは私自身が正に当てはまるのだが、個人の能力では対応出来ない場合どうすればいいのだろうか。本書は、より良質な研究設定を構築するための指南書といえるものである(もちろん、あくまで定量的研究者による定性的研究に対する批判、という文脈を考慮する必要はある)。

 個人的にいえば、私は定性的研究の分野に属する学生ではあるが、本書の方法論的指摘の幾つかは目から鱗が落ちるものだった。例えば、科学とは研究領域が決めるものではなく、あくまで方法であるという主張、因果メカニズムの説明や、多重共線性あるいは内生性の問題といった諸点は、今迄無自覚に行ってきた私の研究設定の危うさに、冷や水を浴びせるものだった。

 しかし一方で、疑問を覚えるものが無いわけではない。例えば本書は、因果関係を分析するにあたって観察の数の増加を推奨するが、それが個々の観察にある単位同質性の問題等といった観点と、トレード・オフの関係にあるとは十分指摘していない。もし正確な因果関係を推測したいと考えるのならば、史実を十分に理解する必要がある。そうした場合、限られた時間の中で、本書の推奨する5から20といった観察の対象を果して、どの程度詳細に分析することができるのだろうか。

 本書は、定量的研究の立場からの定性的研究の立場に対する、あまりにも一方的な発言と解釈できるのかも知れない。そのため『社会科学の方法論争』(本書に対する定性的研究者からの批判書)と共に同書を読み進めることは、ある意味において方法論の「バイアス」を避けるのに有意義であるといえる。あるいは、別の書評者の方も指摘しているが、『創造の方法学』を事前に読むことによって、より本書の理解が進むといえるのかも知れない。

 どのような領域の研究者であれ、誰もが優れた研究を成し遂げたいと考えるのは、自然のことであり当然である。本書自体にはもちろん多くの限界があるだろう。それでも、「一つの手段」として同書を捉え、その有用性を認識することは、決して無意味なものではないといえるだろう。
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9 of 24 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 方法論は大事, 2005/1/9
この本は文系がやる研究と理系がやる研究(本の中では定性的研究と定量的研究という言葉を用いる)は一見、異なるように思われているが、実際は共通点があることを示している。それは両者に、目的と結論が存在することである。つまり、因果関係である。この本はアメリカの大学3年生以上を対象に書かれた本である。感想はアメリカの大学生レベルが高いことに驚かされると同時に、日本の大学もアメリカに追いついてほしいと思ってしまう。まず、この本を読む前に『創造の方法学』を読んでおけば、より理解できると思う。
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