そしてある日、すばらしいことが起こる。絵の中の小さな天使に命が宿り、彼はイザベルに毎日美術館にやってくる理由を尋ねる。彼女が告白しようとすると、彼はトランペットで甘い歌を演奏する。彼女は心を強く打たれ、もう2度とこの友人のもとを離れないと決心し、美術館の監視員となって見守るようになった。そして小さな天使も彼女を見守った…。
フランスで『Solange et l'ange』というタイトルで出版された本書は、「物事を変化させる力を持つ美と愛」を題材としたシンプルな物語である。しかしティエリー・マニェは、ときに私たちの心をちらっとかすめる、あまりに早すぎてとらえられないような微妙な感情を明確に表している。それはたとえば、はっとするような大きく美しい像が目の前に現れたときに感じる引け目、または誰かをとても好きになったときの、圧倒されるような、言うに表せない感情などである。
ゲオルグ・ハレンスのすばらしい絵がこの物語の静かな強さと子どものような感覚を反映し、ストーリーと互いに影響しあい、質を高めている。過去の作品『And If the Moon Could Talk』でも彼の魅力を堪能することができる。イサベルのように何時間も眺めていられるに違いない。このすばらしい物語には心と魂、真実と美がある。特別な本棚に飾られるべき絵本である。(Karin Snelson, Amazon.com) --This text refers to the ハードカバー edition.
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