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銀の馬車 (文学の扉 (5))
  

銀の馬車 (文学の扉 (5)) (-)

by C・アドラー (著), 北川 健次 (イラスト), 足沢 良子 (翻訳)
4.8 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)

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Product Details

  • -: 205 pages
  • Publisher: 金の星社 (1983/10)
  • ISBN-10: 4323008953
  • ISBN-13: 978-4323008950
  • Release Date: 1983/10
  • Average Customer Review: 4.8 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
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5 of 6 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars おばあさんの魔法, 2003/9/12
By A Customer
クリスと妹のジャッキーは、両親の離婚でやさしいパパと別れ、口うるさいママと暮らしている。その上夏休みは、おばあさんに預けられて田舎で過ごすことに。不安な二人におばあさんは魔法の銀の馬車を見せてくれた。会いたい人のところへ連れて行ってくれるのだという。クリスの会いたい人はパパだけ
おばあさんとの田舎暮らしが魅力的です。パンやジャムを作ったり、うさぎを飼ったりといったささやかな楽しみを通じて、クリスとジャッキーは少しずつ成長してゆきます。

さまざまな経験をつんだおばあさんの生き方は、他人の気持ちに踏み込みすぎないもの。それは難しい年頃のクリスにはぴったりですが、人によっては冷たいと受け取られてしまうことがあるのかもしれません。クリスとママの関係もそうですが、家族関係って難しい。その難しさをうまくつたえる作品です。

「銀の馬車」という小道具を通してリアルな物語に幻想的な色合いを加えていますが、魔法に頼ってしまうことなく、あくまで現実で展開してゆく手法がよい。

挿絵は凝ってるんですが、物語の雰囲気とちょっと違うような気がします。

小学校5・6年向け。

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2 of 2 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「姉」の立場にある人にオススメ, 2007/3/31
By  (神奈川県) - See all my reviews
今まで読んだ中で一番共感できて、一番感動した本です。

主人公のクリスは12歳くらいの女の子。両親は別居中で、母親と暮らしている。
とても多感で繊細なクリスだが、それ故なかなか家族に対して素直になれない。
彼女の妹であるジャッキーは、クリスの性格とは正反対に、無邪気に家族や周囲の愛情をさらっていく・・・
姉クリスは、そんな妹にも刺々しい態度をとってしまい、複雑な気持ちを募らせる。

そんな中、二人の姉妹は夏休み中、淋しい森の中にある祖母の家に預けられる。
祖母の家で過ごした日々の中でクリスは、今まで信じていた自らの父親の冷たい浅はかな態度に傷つき、一方で嫌っていた母の本当の愛情に気付かされる。クリスは母親への愛情を確かにし、父親との別れを決意する。真実を受け止めてひとつ大人になっていく。

なぜ題名が「銀の馬車」なの?
というのは読んでからのお楽しみ。題名から想像させられる「魔法」のようなおとぎ話風ではなく、とても現実的な観点で銀の馬車は登場します。

「姉」の妹に対する複雑な心境や家庭環境が、自分自身と重なり、何度読んでも涙ぐんでしまいました。

小学校高学年向きの本ですからすぐ読めてしまいますが、読み応えは大人でも十分ですよ!

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3 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 銀の馬車で行く場所は, 2003/12/5
別居中の父親に会いたい、
父と暮らしたいと願うクリス。
幼くて両親のことを理解できない妹のジャッキーを
時には疎ましく思い、自分に干渉ばかりする母親から離れたいと
思うクリスが夏休み中に父方の祖母の家で暮らすうちに
変わっていく。
銀の馬車は魔法の馬車
おばあさんが大事にしている銀の馬車で

行きたいところへ行くクリス。(たぶん夢の中だろう)
父のところへ行きたいというクリスの願いは
父の、気ままで自己中心的な態度で崩れ去ってしまう。

父の再婚、知らない女の人とその子どもたちの出現に
絶望を味わうクリスの心がくっきりしている。
お父さんと別れる前に最後の話をしようと必死になるクリスなのに

それに気づかない父。なんて残酷なんだ。
子どもの気持ちのわからない親なんて、いったい・・・
クリスは父親が大好きだったからこの落胆は激しかっただろう。
干渉ばかりする母親に嫌気が差していた彼女だけに
親に見離されたと感じたに違いない

そんな時、彼女をさりげなく理解し
彼女を支えたのがおばあさんだった。

銀の馬車で二度目に行ったの自分の家、母のいる家だった
それまで叱るだけのいやな母だったお母さんが
ひと夏の間に、かけがえのない存在になっていたのだ。

母のほうも、子どもたちと離れて過ごした間に
それを感じるようになる。
夏が終わり、子どもを迎えに来る母
「あなたなしではいられないわ」とクリスに語りかける母の
その言葉にどっと涙が出た。

おばあさんと分かれるときのクリスの言葉がいい
おばあちゃんが私たちのところへ来られるように
馬車を置いていくね・・・・

銀の馬車で行くところ
それは家族のいるところ、本物の愛のある場所なのだ

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Published 17 months ago by 金色の扉

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