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利己的な遺伝子 <増補新装版>
 
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利己的な遺伝子 <増補新装版> (単行本)

リチャード・ドーキンス (著), 日高 敏隆 (翻訳), 岸 由二 (翻訳), 羽田 節子 (翻訳), 垂水 雄二 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「なぜ世の中から争いがなくならないのか」「なぜ男は浮気をするのか」―本書は、動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動などが、なぜ進化したかを説き明かす。この謎解きに当り、著者は、視点を個体から遺伝子に移し、自らのコピーを増やそうとする遺伝子の利己性から快刀乱麻、明快な解答を与える。初刷30年目を記念し、ドーキンス自身による序文などを追加した版の全訳。


内容(「MARC」データベースより)

動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動などが、なぜ進化したかを解き明かす。生物観を根底から揺るがす衝撃の書。初刷30年目を記念し、著者自身による序文などを追加した版の全訳。

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5つ星のうち 4.0 自然淘汰を遺伝子の淘汰という観点から論証する力作, 2007/3/8

ダーウィン進化論の核心である自然淘汰の原理を、淘汰の単位は遺伝子であるという観点から、
具体的な生物行動を例にあげて徹底的に考察した渾身の大作である。
初版30周年を記念して出版された増補新装版であり巻末の補注が多く分厚い。

作者は、生物個体とは利己的な遺伝子に操作された「生存機械」であると言い切る。
その視点から、これでもかというほど具体的な生態例をとりあげ、
数式を使わずに利己的遺伝子論の有効性を丁寧に立証していく。
後半あたりになると少し込み入った話になるが、根気良く読んでいけば十分理解は出来る。
長いので集中力を維持するのが大変だがあせらずじっくり読むしかない。
ただ、原文が元々そういう性格なのか、訳に所々まずいところが見られ読みづらさを覚えた。

追加された章については、
12章は「囚人のジレンマ」を例に簡単なゲーム理論の紹介があり興味深い。
13章は同じ著者による「延長された表現型」の要約で、利己的遺伝子論の拡張部分である。

なお、「natural selection」の訳を「淘汰」としている点がまずいとの指摘があるが、
この点については訳者はあとがきで、「自然淘汰の過程で生き残る」という意味で使ったと
注意を促している。つまり、「Aが淘汰される」とは「Aが淘汰の結果の生き残る」という意味である。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 geneとmemeの複雑系, 2006/5/8
本書において人の進化は、
gene(遺伝子)とmeme(文化)という2つの自己複製子の相互作用によって起きたと既に提唱しています。
また、geneだけの進化が30億年続いた後、memeが人という種にとって重要な自己複製子となったことから
geneが「年代的」に先にあると言っています。
更に、geneは組み替えやエラーなどの突然変異と、そのときの「環境」による淘汰の結果、現在に至っていると言っています。

本書初版が世に出たあと、衝撃的なタイトルにより様々な批判がなされました。
社会科学系全般と、神の存在を否定したくない自然科学系からの批判がこれに相当します。
自然の驚異を理解したくない人、自然を管理できると信じている人、自分の職が無くなる心配をした人が批判しています。
本書を熟読すれば、それらの批判のほとんどが的外れだといえます。

その後、遺伝子と環境との相互作用は、
生物学者のスチュアート・カウフマン、物理学者のマレイ・ゲルマンらによって展開されている複雑系理論により補強されています。
また遺伝子と文化との相互作用は、
脳科学者のアントニオ・ダマシオ、ジョセフ・ルドゥーらによって、脳機能の発達形成と情報処理との関係で補強されています。

社会科学と自然科学の一部では、未だに根拠の薄い反駁を行っていますが、
ドーキンスの理論にまともに太刀打ちできるものはありません。
特に社会科学は進化理論を踏まえなければ、まともな問題解決はできません。

進化理論の基本は本書にあります。
30周年記念ということでもありますので、
この機会に手にとって熟読されることをお薦めします。
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24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 文系にも, 2006/11/9
身近な例を挙げて遺伝子の性質を説明してくれているので、たいへんわかりやすいです。
生物の知識がない方でも大丈夫。
30年経っても内容が古びていないのは、普遍的な話が綴られているから。

この本の内容を友人に話したところ、生物にまったく興味がない人も興味を持ってくれました。
文系にもお勧めできる一冊です。
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投稿日: 2007/2/13 投稿者: yoshioki6

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