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あったかもしれない日本―幻の都市建築史
 
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あったかもしれない日本―幻の都市建築史 (単行本)

橋爪 紳也 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

皇紀2600年(昭和15年)の万博とオリンピック、関東大震災のモニュメント、琵琶湖大運河、甲子園秘話、阪神国際飛行場、臨海の東京市庁舎、大東亜の「聖地」、国会図書館・最高裁判所のコンペ、大阪万博の初期構想…。実現しなかった夢のプロジェクトに「もうひとつの」国のかたちを読む。


内容(「MARC」データベースより)

皇紀2600年(昭和15年)の万博とオリンピック、関東大震災のモニュメント、琵琶湖大運河、甲子園秘話、阪神国際飛行場…。実現しなかった夢のプロジェクトを紹介し、そこに描かれた「もうひとつ」の国のかたちを読む。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 紀伊國屋書店 (2005/11)
  • ISBN-10: 4314009985
  • ISBN-13: 978-4314009980
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 15.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 93,864位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 幻の都市建築史という副題の通り、この世に姿を見せなかったプロジェクトが満載されています, 2006/2/5
By sasabon - レビューをすべて見る
(TOP 10 REVIEWER)   
本書は、「近代化への情熱(官庁街のバロック、復興のモニュメント、夢の琵琶湖大運河)」、「郊外の発見―アメリカナイゼーション事始(大師河原のスタジアム―職業野球余話、甲子園異聞、埋め立て地の航空港、『健康』の呪縛)」、「祝祭の帝都(幻の万国博覧会、幻のオリンピック、海に臨む市庁舎)」、「大東亜のデザイン(新様式のビジョン、聖地の詩 、南方都市、慰霊のかたち)」、「歴史に書かれない戦後(復興の理想、民主国家と建築、伝統と創造、未来都市のコア)」と言う章立てと項目で構成されています。

戦前の紀元二千六百年を祝う日本万国大博覧会の開催が決定し、月島と横浜で開催される水上の新都市の配置図を眺めていると、その壮大な計画に圧倒されますね。
シンボルとなる「建国記念館」のコンペに応募された作品のモティーフを見ますと、その復古調の日本趣味が時代を感じさせます。

同時に皇紀二千六百年の東京オリンピックの計画案も興味深かったですね。日中戦争が勃発し、戦火が激化したことにより中止されましたが、その幻のオリンピックの概要も見ることができて良かったと思いました。
知的好奇心がくすぐられ興味は尽きませんでした。
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 面白い, 2005/11/4
By カスタマー
幻のプロジェクトや競技設計の落選案が紹介されています。「プロジェクトX未満」集ということでしょうか。
私は琵琶湖を貫いて大阪湾と若狭湾を結ぶ大運河構想に注目。琵琶湖の水位を下げて土地を造成するなど、今では環境破壊そのものですが、当時の技術者はぜひとも挑戦したかったのでしょう。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ノスタルジックな未来への夢, 2008/1/31
通常の都市論が「今ある」雑踏や、「かつてあった」飲み屋街について語るのに対して、この本が主題としているのは、ありえたかもしれないけれど、そうはならなかった日本である。SF的なこの発想がとっても魅力的。

SF的であると同時に、この切り口は要するにボツ案の品評会である。建築に限らず、ボツ案は常にとっても楽しいし、しばしば実現された案より素晴らしかったりもするのだ。

「今ここにある日本」と「あったかもしれない日本」はいわばネガとポジの関係で、著者ご本人も「双方は表裏の関係にあって、一体であるはず」と言っている。

具体的には明治以降の数々のお蔵入りプロジェクトを扱っていて、それは明治維新直後の壮麗なバロック風官庁街計画だったり(予算がとても足りずに断念)、琵琶湖大運河計画(運河によって琵琶湖と日本海をつなぎ、太平洋まで一気ツウカンさせてしまおうという構想)だったり、昭和初期に検討された鉄道駅上の飛行場だったり、とどれもこれも大胆で太っ腹。昭和初期の文化住宅構想からは当時の新しい価値観をうかがい知ることが出来るし、第2次大戦の勃発で幻となってしまった東京オリンピック計画は、戦後の東京オリンピックでよみがえる。私もよく知っている大阪万博では、なんと多くの無邪気で夢いっぱいなアイデアが、日の目を見ずに消えていったことか。

実現されることのなかった構想は、どれもよりよき未来への夢をふんだんに描いている。過去に描かれた未来像は、ちょっぴりノスタルジックでもある。
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