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楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)
 
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楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2) (ハードカバー)

マリオ・バルガス=リョサ (著), 田村さと子 (翻訳)
5つ星のうち 5.0 レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介
ゴーギャンとその祖母をテーマにした巨匠の待望の大作を本邦初紹介。画家ゴーギャンとその祖母で革命家のフローラ・トリスタン。飽くことなくユートピアを求めつづけた二人の激動の生涯を、異なる時空をみごとにつなぎながら壮大な物語として展開。
「スカートをはいた煽動者」フローラ・トリスタン、「芸術の殉教者」ポール・ゴーギャンーー祖母と孫がたどった自由への道ーー
フローラ・トリスタン、「花と悲しみ」という美しい名をもつ一人の女性。彼女は、女性の独立が夢のまた夢だった19世紀半ばのヨーロッパで、結婚制度に疑問をもち、夫の手から逃れて自由を追い求めた。そしてやがて、虐げられた女性と労働者の連帯を求める闘いに、その短い生涯を捧げることとなる。ポール・ゴーギャン。彼もまた、自身の画のためにブルジョワの生活を捨て、ヨーロッパ的なるものを捨てて、芸術の再生を夢見つつ波瀾の生涯をたどる。貧困、孤独、病など、不運な風が吹き荒ぶ逆境の中、それぞれのユートピアの実現を信じて生き抜いた二人の偉大な先駆者を、リョサは力強い筆致で描ききる。

〈ぼくがこの作品を選んだ理由 池澤夏樹〉
文学はいつも反逆者の味方だ。絵を描くためにフランスを捨てて南の島に行ったゴーギャン、男性社会の偽善を糾弾したフローラ。彼らの反逆は今に通じている。この二人が孫と祖母の仲なのだから、作家にとってこれほど魅力的な設定はない。

内容(「BOOK」データベースより)
フローラ・トリスタン、「花と悲しみ」という美しい名をもつ一人の女性。彼女は、女性の独立が夢のまた夢だった19世紀半ばのヨーロッパで、結婚制度に疑問をもち、夫の手から逃れて自由を追い求めた。そしてやがて、虐げられた女性と労働者の連帯を求める闘いに、その短い生涯を捧げることとなる。ポール・ゴーギャン。彼もまた、自身の画のためにブルジョワの生活を捨て、ヨーロッパ的なるものを捨てて、芸術の再生を夢見つつ波瀾の生涯をたどる。貧困、孤独、病など、不運な風が吹き荒ぶ逆境の中、それぞれのユートピアの実現を信じて生き抜いた二人の偉大な先駆者を、リョサは力強い筆致で描ききる。

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登録情報

  • ハードカバー: 500ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2008/1/10)
  • ISBN-10: 4309709427
  • ISBN-13: 978-4309709420
  • 発売日: 2008/1/10
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.8 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 145,900位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 作家の想像力に感服, 2008/1/20
バルガス=リョサというと、ペルーの大統領選をフジモリ氏と戦ったことで日本では有名になったが(もちろんリョサ氏は落選)、文学の世界ではノーベル文学賞さえ射程圏におさめる大御所、大看板です。
本書はゴーギャンと、日本では無名だがその祖母トリスタンを素材にしていて、それだけでも興味深いが、作者の尋常ならざる想像力とあいまって、読書の楽しみを満喫させてくれる作品になっています。世界文学全集のラインナップに入れるには、評価が定まっていないというか、作品が新しすぎるのでは、という懸念もあったが、読んで納得。面白かった!
星を減らすほどではないけれど、若い読者や海外作品に慣れていない読者のためには、もっと語注があってもよかったろうし、主な登場人物の紹介や作品舞台の地図など、文学全集としては定番のサービスがあってもよかったのでは?
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13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 何も知らずに読みたかった, 2008/1/14
By ヒデボン - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 この本は、晩年タヒチで隠遁生活を送った印象派画家ポール・ゴーギャンとその祖母で労働運動活動家のフローラ・トリスタンの晩年を描いたものである。こういう事実は、読む前からパンフ等で知らされていた。でも、そのようなこの本の内容を知らずに読んだらもっと新鮮な驚きとショックを感じたのではないだろうか。しかし、それでも本邦初訳とはいえ田村さと子の訳がすばらしいので、ぐいぐいと読ませてしまう。500ページ近くの大作を1日で読み終えてしまった。目次が書いてある小説というのも全くないことではないが、まあ、珍しい。この目次もなくてよかったと思うが、なければ読者は過去と現在、各章の中でさらに設定された過去と現在が混沌としてくるので、これは作者のサービスかもしれない。
 解説で、訳者本人が述べているように「騎士道小説の手法」を取り入れたものであるらしいが、文中、作者の言葉として、「おまえ」とフローラとゴーギャンに対して2人称で呼びかけているが、もう少し工夫した翻訳はなかったものだろうか。
 大胆な言葉・下半身言葉が頻繁に出てくるが、それにしてもタヒチでのゴーギャンはなんでまた、こんなにも14歳少女が好きなのでしょうか。とにかく、とても面白い小説である。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読む者の価値観、生き方を揺さぶりかけてくる傑作, 2009/6/1
19世紀前半のフランスでは、女性はまだ男性の従属的・隷属的
存在であり、そこから逸脱してはならず、自由はなかった。
そんな時代に生きたフローラ・トリスタンは、男女平等、
労働者層の立場の改善を求めて立ち上がる。DV夫を見捨てて、
子供を結果放置して。


ポール・ゴーギャンは船乗り、海兵としてマッチョな生き方をしていたが、
一方でブルジョワな生活を夢見ていた。
ブルジョワ階級に成り上がるため、母を愛人としていた人物に紹介されて、
株式仲買人となって成功を収め、ブルジョワになるけれど、
それまで無縁だった絵画の世界に(きっかけは同じ職場の絵画を
趣味としていた友人とマネの『オランピア』)足を踏み入れていく。
そうして、19世紀の西洋美術(文化)の頽廃ぶりに違和感を
覚えたゴーギャンは、フランス各地(ゴッホと共同生活をしたアルルとか)、
果てはタヒチ、マルキーズ諸島まで行き、原始的芸術を追求する。

フローラの物語を奇数章で、ゴーギャン(フローラの孫)の物語を偶数章で、
3人称主体、時に2人称交じりで語る並列構造。


二人は不完全な現実世界を改め、完全なる世界(楽園)を
求めているのだけれど、女性解放を望むフローラ、タヒチの
原住民たちの文化・価値観(10代前半で結婚し子供を産んだり、
学校教育に対する無関心ぶり)を尊重し、そこに西洋の文化・価値観を
持ち込むことに抵抗を感じるフローラの孫ゴーギャン、
と色んなところで対比構造になっていて、読む者の価値観、
生き方をガンガンに揺さぶりかけてくる。


歴史で解明されていない、二人の人生の謎の部分を埋めたリョサの想像力と
筆致に脱帽。




ところで、ペルー大統領に立候補したこともあるバルガス・リョサは、
フローラ・トリスタンとポール・ゴーギャンの亡くなった年齢を
超えているわけだけれど、書きながら、何を思ったのか・・・・・・
なんて想像してみるのも楽しいかもしれない
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印象派の画家ポールゴーギャンとその祖母「スカートをはいた煽動者」=空想的社会主義者で、組合を作ろう!と、単身フランス中を旅して行く=フローラ、60年を隔てて強烈... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: フランクワイラー

5つ星のうち 5.0 作品は非常に面白い。
バルガス・リョサの作品自体は非常に面白く、翻訳も読みやすくて秀逸です。しかし文学全集としては少々安直な作り。最後に訳者による簡単な解説と年譜等が載っているのみで... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 杜の百鬼王

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文学の最先端はいま、南米にあるらしい。... 続きを読む
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家族を捨ててタヒチへ渡り、少女との淫行を重ね、キリスト教を批判し、芸術作品を書いたゴーギャン。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: hawaiijoho

5つ星のうち 5.0 旅をした気分
とにかく面白かったです。
個人的にはガルシア=マルケスの「百年の孤独」より、こちらの方が断然好きです。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: goodgrace

5つ星のうち 5.0 「いいえ、楽園は次の角ですよ」
フローラ・トリスタン(祖母)とポール・ゴーギャン(孫)の二人の話が、交互に語られる形式で物語は進行します。語りは、時々、親しみを込めて二人に呼びかけます。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: ringmoo

5つ星のうち 5.0 面白い
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投稿日: 17か月前 投稿者: ヒデボン

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