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完本 聖徳太子はいなかった (河出文庫)
 
 

完本 聖徳太子はいなかった (河出文庫) (文庫)

by 石渡信一郎 (著)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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完本 聖徳太子はいなかった (河出文庫) + 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る (PHP文庫)
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Product Description

内容紹介

『上宮記』、釈迦三尊像光背銘、天寿国繍帳銘は後世の創作、遣隋使派遣もアメノタリシヒコ(蘇我馬子)と『隋書』は言う。『日本書紀』で聖徳太子を捏造したのは誰か。聖徳太子不在説の決定版。

内容(「BOOK」データベースより)

聖徳太子不在説の決定版。『上宮記』、釈迦三尊像光背銘、天寿国繍帳銘は後世の創作、遣隋使、小野妹子の派遣も、『隋書』倭国伝によれば聖徳太子でなく、アメノタリシヒコ(蘇我馬子=用明天皇=聖徳大王)による。では、『日本書紀』で馬子の分身・聖徳太子を“捏造”したのは何者か―画期的な古代史研究。

Product Details

  • 文庫: 253 pages
  • Publisher: 河出書房新社 (2009/9/4)
  • ISBN-10: 4309409806
  • ISBN-13: 978-4309409801
  • Release Date: 2009/9/4
  • Product Dimensions: 5.9 x 4.2 x 0.5 inches
  • Average Customer Review: 3.0 out of 5 stars  See all reviews (3 customer reviews)
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4 of 6 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 先入観なしに見れば, 2009/10/14
大山誠一教授の活躍で聖徳太子の実在を唱える人は絶滅寸前です.大山説に便乗して聖徳太子架空説を説く本が雨後のたけのこのように出ている.でも本書は違います.なにしろ元になった三一新書は92年の12月の出版ですから.刊行当時はトンデモ扱いもされたようですが,今読み直すと著者の先見性に改めて感心させられます.隋書を見ると煬帝に使者を遣わしたのは女性でないから推古天皇でないのは明らか.遣わしたのは王だから「太子」でないのは自明だ.こう見てくると聖徳太子を実在の人物と思う方がおかしいようだが,実はそうでない(長くお札に使われていたのは記憶に新しい).聖徳太子の実在を信じたいという願望が素直な見方を妨げてきたのだ.批判的に読むとはどういうことかを実地に教えてくれる本.
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1 of 2 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 仮説の展開としては面白い。, 2009/10/13
学生時代日本史が好きでしたので、本屋でこの本の題名に惹かれ購入しました。
私が学生時代通説として勉強していた日本史というのは、もちろん後の世の中の政権に都合の良いよう改変されたものであろうことは容易に想像がつき、この本で展開されるような説は、ありうることであるとなるほど思い、当時の世の中を想像しながら楽しく読ませていただきました。
「聖徳太子はいなかった」という題名に関しては、内容からすると、「古墳時代前後の天皇家周辺の歴史の真実」とでもすべき内容で、聖徳太子中心ではありません(本を注目してもらうためにつけた題名と思われます)。

読み進める中で気になったのは、
意外に確証の低い検証とそれにより導いた我田引水的な仮説(推測)を「事実」とし、その「事実」を前提としてまた次の史実の検証に進んでいくので、読み進めていくと最終的にはずいぶん強引な展開に思えました。確証的資料が少ない古代史では仕方のないことかもしれません。
ひとりの歴史研究家の仮説(空想)の展開だと思って読むと良いと思います。

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1 of 3 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars 日本書紀史観は、とっくに破綻しているが, 2009/11/5
By 濱哲 (東京都新宿区) - See all my reviews
『日本書紀』が書いている事柄が「嘘だらけ」なのは、すでに、日本国民等しく共有する常識となっているといって良いだろう。律令制に依拠する古代国家が、自己正当化のために創った「歴史」であり、官人用の歴史教科書、対外的には唐王朝に見せるためだった。
また、『古事記』は、『書紀』成立以後、『書紀』のストリーを下敷きに「大安万侶・筆」に仮託して8世紀末から9世紀ごろ誰かが拵えたものだろうことも常識。
むろん、体裁を整えるために、記憶されてきた事実に類することも少なからず採っただろうし、適宜、古伝承も取り入れてないわけではないが、肝心要「万世一系」のところに、『書紀』を官製歴史書とした動機があるため、ときの権力者に都合の好いよう事実を改竄し、歴史を捏造した物語というほか、適切な評価など当てはめようがない。
そういう点は、「ヘロドトス」の『歴史』や、「司馬遷」の『史記』なんかとは、ぜんぜん書物の性格が異なっており、唐の「太宗・李世民」の事跡を記したという『貞観政要』などに比すべき、読むのなら常に眉に唾して読む必要がある怪しい「歴史書」というほかはない。
しかし、現在では、『書紀』の記載する歴史の真偽をクロスチェックする材料が、ほとんど残っておらず、本書も書いているが、過去に有力と見られた幾つかの金石文も、今では大半が『書記』に迎合し後になって作られた偽物という判定に落ち着いているし、ごく僅か、そうでない資料もあるが、どれも短文すぎて、とうてい歴史上の事実を正確に復元する材料というには縁遠い。
けっきょく現代の日本人は、ほんとうの日本古代史をロクに知らないとするほか、いくらも資料、記録が残ってないということになってしまった。官製歴史書『書紀』の罪は深く重い。
その点、本書著者の古代史批判は、たいへん徹底していて、まことに面白いと思う。
が、その先で、各種材料の断片に登場する人名などを繋ぎ合わせて、歴史の復元を試みようという段になると、想像というもあたらない強引な決付けと妄想のオンパレードに陥って、およそ詰まらないものになってしまう。
好事家の手慰みの域を出ず、あまりできの良くない歴史小説レベルとしか言い様がないのが残念だ。
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