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ブラザー・サン シスター・ムーン (単行本)

恩田 陸 (著)
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内容紹介

ねえ、覚えてる? 空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを――
本と映画と音楽……それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。
『夜のピクニック』から4年、恩田陸が贈る、青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生!


内容(「BOOK」データベースより)

ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―本と映画と音楽…それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生。

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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 不思議な読後感。 , 2009/2/6
ストーリーとよべるようなものははっきり言って無い。

大学の4年間。

それは第二章でこう表現される。
「大学生というのはあまり停車駅のない長距離列車にのっているようなものである。」

私は大学にはいって無いのであるが、
そのかわり工業高専というちょっと世間ずれした学校へ行っていた。
その感覚は良く分かる。

高校時代の課外授業の一環で偶然知り合い、
同じ大学に進んだ三人。

そして大学時代に

楡崎綾音が小説に
戸崎衛が音楽に
箱崎一が映画に

「気づく」話である。

「出会う」ではない。
そもそも三人ともそれぞれのジャンルに興味を持っていて、サークル活動をしているのである。

元に戻るが不思議な話しである。
一人ひとりの話がそれぞれ1章で全3章の構成なのだが、決して小説、音楽、映画を熱く語るのではなく、淡々と時間が過ぎた記憶を描くだけである。

しかも共通の思い出として描かれるのが
「泳ぐ蛇」と「名画座で見た映画」で
両方とも高校時代の話なのである。

読んでいて自らも学生時代を思い出したりするのであるが、それは決して「ノスタルジー」ではない。

おのれの語彙の貧弱さが恨めしい。

とにかく私にとっては「新感覚」だった。
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20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 何かが始まる予感, 2009/1/24
高校から大学、社会人へ緩やかに流れる全3編の連作短編集。

かつて「文藝」に予告編と称して載せられた「糾える縄のごとく」の本編。
ちなみに「糾える縄のごとく」は本作には収録されていない。

帯には「夜のピクニックから4年。青春小説の新たなスタンダードナンバー」
とあるが、全く夜のピクニックと似て非なるもの、読者の混乱を招くため、
これは信用しない方がいい。
オシャレな装丁(さすが鈴木成一!)、肌触りの良い紙面、
サラリと読める内容と相まって、上質な大人の青春小説といった印象だった。

高校時代に出会った3人が、本、音楽、映画とそれぞれの道に進み、過去をふりかえる、
3人それぞれが主人公となり、全3章での構成となる。

ちなみに「ブラザー・サン シスター・ムーン 」は映画のタイトルだが、
各章も小説や映画のタイトルから取られている。
第2章のタイトルは知らなかったのだが、帯にある「BlanketJetCity」の楽曲とのこと。

帯にもあるそれぞれの胸に残る高校時代のあの夏の出来事、
そこから別々の道に進む3人、
過去を振り返る中で思い出される思い…
何かが始まる予感を残して終わった。
そんな印象の一冊だった。

「僕には物語なんてなかったな。(中略)どういう体験をすれば、物語があったってことになるんだろう。忘れ難い恋をするとか、友達が自殺するとか、バイト先で人生の真実を目撃するとか?」本文144ページより
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 思いつくままに・・・, 2009/2/6
第一部「あいつと私」小説家になった楡崎綾音
第二部「青い花」ジャズに浸った戸崎衛
第三部が「陽のあたる場所」映画監督になった箱崎一

高校時代に知り合った3人の大学時代の日々を綴った作品。
映画監督が、インタビューに答えながら青春時代を振り返るといった形式の第三部の構成は面白いが、恩田さんの過ごしてきた大学生活を思い出すままに描いたような作品。
正直、ガッカリ…。
端々に、恩田さんらしい素晴らしい描写があるのですが、さらさらと流れすぎてしまい、何も残らないのが残念。
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5つ星のうち 3.0 物語的な定石をはずし、雰囲気をえがいている
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