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アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争
 
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アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争 (単行本)

バーバラ・スミット (著), 宮本 俊夫 (翻訳)
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アディダスVSプーマもうひとつの代理戦争
世界のスポーツ市場で競い合う「アディダス」と「プーマ」。この両ブランドは、ドイツの小さな村で反目し合う2人の兄弟、アドルフ・ダスラーとルドルフ・ダスラーによってそれぞれ設立された。両社は長年にわたって火花を散らし、スポーツビジネスを様変わりさせた。綿密な調査・取材で、その内幕を描く。

1920年代、ダスラー兄弟は製靴事業で成功を収めた。だが、2人は正反対の性格で、しばしば衝突を起こすようになる。48年、アドルフは自分の名前と姓を縮めたアディダスを、ルドルフは名前をもじった「ルーダ」をより軽快にしたプーマを立ち上げる。

アディダスはメルボルンオリンピックで選手に靴を無料配布し、ブランドを浸透させた。次のローマオリンピックではプーマも一流選手と接触し、靴を無料提供する。次第に舞台は、サッカーのワールドカップなどにも広がり、有名選手の囲い込みが激化する。やがて、衣料分野にも進出し、様々なチームとスポンサー契約を結ぶようになる。「ナイキ」など他メーカーも絡み競争はさらに激しくなっていった。

ワールドカップは国と国との代理戦争と呼ばれる。舞台裏では巨大利権と有名選手を巡り、また別の熾烈な争いが繰り広げられていることが分かる。


(日経ビジネス 2006/07/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社/著者からの内容紹介

スポーツビジネス界の内幕を暴く、渾身のノンフィクション。
ワールドカップ開催を目前に控え、遂に日本上陸。

世界中の人々に愛される、「アディダス」と「プーマ」。
この2つのブランドが、いかにして有名スポーツ選手を取り込み、ワールドカップ、オリンピックといった世界規模のスポーツイベントを成功させ、巨大な利権を生み出していったのか。

5年にも及ぶ綿密な調査とヨーロッパ、アメリカ各地で行った数多くのインタビューに基づいた、膨大な情報から解き明かす驚愕の事実の数々。

日本版刊行にあたり、中村俊輔をはじめ、多数のサッカー、スポーツビジネス界関係者にインタビューを敢行。

第二次世界大戦前、ナチズムのスポーツ振興のもと、アディとルディのダスラー兄弟は、ドイツの小さな田舎町にスポーツシューズの工房を作った。やがてダスラー兄弟商会は、ドイツ最高のスポーツシューズをいくつも生み出し、世界で最も有名なブランド、「アディダス」と「プーマ」として、その道を永遠に分かつことになる。
そして、この兄弟の確執から始まり、「ナイキ」など米国系ブランドを交えた熾烈な争いは、巨大な利権を巡り世界を巻き込む、スポーツビジネス界の代理戦争へと発展していく。


登録情報

  • 単行本: 447ページ
  • 出版社: ランダムハウス講談社 (2006/5/25)
  • ISBN-10: 4270001275
  • ISBN-13: 978-4270001271
  • 発売日: 2006/5/25
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 179,570位 (本のベストセラーを見る)

    カテゴリーランキング:

    267位 ─   > 社会・政治 > 軍事 > 戦争
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5つ星のうち 4.0 世界をまたにかけた壮大な兄弟げんかは引き分けに終わったんだろうな…たぶん, 2006/5/31
1900年代初頭のダスラー兄弟商会の設立から現在に至るまでの一世紀に渡る、スポーツビジネスの歴史を描いた力作である。この作品の中心となるのはアディダスとプーマ(特にアディダス)の栄枯盛衰とスポーツビジネス(特にW杯とオリンピック)の利権である。

スポーツビジネスの利権についてはいまさら驚くことではないが、それが具体的に書かれていること、ペレ、ベッケンバウアー、ベッカーと実名があげられ、その交渉経過と契約内容が書かれているのはやはりリアルで生々しい。アディダスを中心としたスポーツビジネスの歴史を知ることの出来る優れた作品である。

不満は三点。一点目はアディダス・プーマという一世紀の歴史を持つ世界規模の企業の歴史、W杯とオリンピックの世界規模の大会をめぐる利権という、二つの大きなテーマを約400ページでまとめているので、一つの事柄について細部まで書かれていないこと。この内容であれば倍のページは必要だと思う。

二点目は、企業が選手にかける有形無形の圧力について殆ど触れられていないこと。

最後の三点目は2002年W以降の出来事があっさりと終わってしまったことである。著者が配慮したのかメーカーが教えなかったのかはわからないが、裏の世界みたいなことは書かれず、メーカーと現役選手の生々しいやり取りも殆どない。ベッカムもきれいに書かれている。

とはいえ、5年という年月をかけただけはある。読み応えは充分である。最後に書かれた「主要登場人物のその後」も親切である。個人的にはオニツカタイガーとナイキの関係はチョットした驚きだった。

なお、中村俊輔はプロローグに出てくるだけなので、彼のことだけを目的にこの作品を買うと失望するかもしれない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 もしも仲違いしていなかったら, 2006/7/13
By masa_yeah (とーきょー) - レビューをすべて見る
アディダスとプーマが、兄弟の仲違いによって誕生した企業であることは有名であり、本書ではその両企業の誕生から現在までに触れられている。

どちらかというと、アディダスに関する記述が多くを占めている。

アディダスとリーボックとの経営統合に至る過程なども触れられているものの、近年に関する記述については少々物足りなさを感じずにはいられない。

ただ、近年のアディダスの繁栄に至る紆余曲折に関する充実度は目を見張るものではないか。

仲違いから誕生した両企業、もしも喧嘩しないでいたら、アディダスもプーマもなかったし、日本のサッカーも近年ほどの発展をしていなかったのかもしれないなと思いながら読み進めてしまった。

スポーツビジネスを事例ベースで学びたい人には、格好の資料だと思う。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ビジネスケースとして秀逸, 2006/8/16
アディダス、プーマというブランド名に普通のスポーツファンやサッカーファンの人は惹かれるかもしれませんが、この本はビジネス書です。おススメはできません。

一方でビジネス書としては秀逸だと思います。営業と技術を上手く分担していた二人の仲違いにはじまり、ローカルビジネスがグローバルビジネスになっていく中での問題発生、商品の競争力が技術力からマーケティングに移っていく様子、新興企業の隆盛を許してしまった大手既存企業など、面白いトピックが満載です。

また、章立ても各章が短いので読みやすくなっています。ビジネスケースとしては非常に面白い本でした。
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