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雪のたから
 
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雪のたから (単行本)

by パトリシア・M・セントジョン (著), 松代 恵美 (翻訳)
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by 三田 ゆいこ
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Product Details

  • 単行本: 350 pages
  • Publisher: いのちのことば社; 新版 edition (1996/09)
  • ISBN-10: 4264015820
  • ISBN-13: 978-4264015826
  • Release Date: 1996/09
  • Product Dimensions: 7.2 x 5.1 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #342,240 in 本 (See Bestsellers in 本)

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5 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 著者の経験から生み出された名作だと思う。, 2003/12/24
By A Customer
とてもひとりで抱えきれない罪。それもほんの、わずかな出来心だったのに。そんなことをするつもりではなかったのに。

今の世の中、子供の世界だけでなく、大人の世界でもよくあることではないだろうか。

自分を自分で赦せない。他人も赦してくれない。

そんな絶望を味わったことがある人は意外と多いのでは。

でも著者はクリスチャンとして、どんなに重たい罪でも赦されるのだととく。そして、赦すほうにも赦すことは大きな力であることをとく。

自分を、他人を憎しみながら生きるのが、人生ではないと、宗教としてではなく、神に赦された著者の経験から語っているのだろう。作家とは自分の中にあるものを文章にするのだから。

児童文学と侮らないで、大人も子供も是非是非読まれることをお薦めする。

付け加えるならば、著者にとって聖書の教えはその当時当然の道徳観であり、今はそれがなくなったため、宗教くささが気になるのかもしれない。

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7 of 9 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 自分の心を傷つけるのは他人だけじゃないよ, 2004/11/4
 クリスマスの夜、喜びに瞳を輝かせ幸せに満ちた少女が一人、雪明りの道を歩いていた。教会からの帰り道、ずっとずっと昔の今日お生まれになった幼子キリストを想い、もしも彼が自分の家の戸を叩いたならば喜んで彼を迎えようと考えていた。美しかった今日のことをいつまでも忘れない、安らかに満たされた心で少女はそう信じていた。
 でも、彼女の心の平安が乱されるときが来ます。それは彼女の弟が、近くに住む少年により谷に落ちる事件が起きたとき。その時から少女はその少年を憎むようになります。彼を惨めで不幸にすることを望むようになり、そのことが頭を占めるようになります。
 皆に少年の罪を告げ、皆が少年を責め、嫌われることに満足を感じるようになっていったのです。そして、少年が皆に賞賛されるチャンスを、彼女は故意に踏みにじるようにさえなります。しかし、彼女の心はどんどんと重荷を感じるようになっていきます。

 清らかで美しい始まりとは裏腹に、なかなかヘビーな物語の展開でした。主人公のアンネットの心と一緒に、自分の心も重ーく沈んでいきました。許すということは難しいことです。でも、憎しみに心を奪われることで一番傷つくのは、自分自身だということに気づかされます。復讐し、相手が惨めになっていくとき、同じように自分も惨めで卑しくなるのね。人を許すってことは、誰のためでもなく自分の為だと教えてくれます。
 人をすごく嫌いになったり、憎んだりしたことのある人、多いと思います。私もその一人です。だからアンネットの心、よく解ります。相手の不幸を願い、そのことで喜んだりします。でも、それは幸せではないのよね。心の中をそんなことで一杯にしてる間は、楽しいことは入り込めない。そして絶えず良心がチクチクしてるし。
 すごく難しいけど、憎しみを追い出しましょう。

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10 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 『雪のたから』を読んで, 2003/11/23
世界名作劇場『わたしのアンネット』の原作の訳書である。

舞台はスイスのとある小さな村。
弟ダニーを生んだと同時に亡くなった母親に代わって、
7歳の少女アンネットは、生まれたばかりのダニーの面倒を見る。
愛情をこめて育てたダニーだが、5歳になった春、
アンネットの友達の少年ルシエンの意地悪によって誤って谷に落ち、
足に大怪我を負って、歩くことが出来なくなってしまった。

この事件は瞬く間に村中に広まり、ルシエンはアンネットにはもちろん、
母親、姉、友達、先生、村のすべての人々に嫌われることになる。
姉のマリーはアンネットに、「弟をひどい目にあわせる」と宣言。
先生は「臆病者の見本だ」と言ってさらす。子供たちは泥を投げる。
アンネットに至っては「殺してやる」とまで憤り、まったく救いがない。

そんな中で、ルシエンは山に一人で住んでいるおじいさんと出会い、
彼の話を聞いて、ダニーの役に立つために頑張ろうと決意する。
そして、ダニーのために木彫りを作って持って行くが、
アンネットがこれをことごとく破壊して、まるで彼を寄せ付けない。
しかし時が経つに連れて、今度はアンネットがだんだん
ルシエンに対してしていることに罪の意識を感じるようになる……。

あらすじは大体こんな感じ。
大きな罪を犯した少年が、それを償うために懸命に働き、
大きな悲しみを背負った少女が、決して許せない罪を許す物語。
雑感だが、原作は非常に宗教色が強く、アンネットがルシエンを許すのも、
何もかもすべてが「神様のおかげ」みたいで、ちょっといただけない。

あと、上にも書いたが、アニメでは比較的アンネットとルシエンだけの
確執にとどまっているが、原作ではダニーやお父さんすらルシエンを
快く思っておらず、その痛ましさは想像を絶する。
なるほど、ここまで来ると、もはや神の力なしでは……という気もする。

ただまあ、物語としては無駄なくまとまっているし、展開も面白い。
聖書を題材にしているので、心に染み渡る名言も多く、
一個の小説としてだけ見れば、とても面白い部類に入ると思われる。

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5.0 out of 5 stars 大切なこと
 固く意地を張るのをやめて、
 許してあげることの美しさが描かれていました。
 宗教的という声も聞かれます。
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Published on 2004/9/27 by カナブンとスズメ

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