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日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方
 
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日本経済を襲う二つの波―サブプライム危機とグローバリゼーションの行方 (ハードカバー)

リチャード・クー (著)
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商品の説明

内容紹介

いま世界が直面している戦後最悪の経済危機を、グリーンスパンもバーナンキFRB議長もまだ理解していない!
バブル崩壊後の日本が陥ったバランスシート不況の分析で世界から注目される著者が、この大恐慌に匹敵する危機にどう対処すべきか、明確な見取り図と処方箋を示す!
日本のバブル崩壊に対して最も的確な対処法を示した著者の、待望の最新刊。


内容(「BOOK」データベースより)

米住宅バブル崩壊とともに噴出してきたサブプライム問題、ドル危機、食糧・資源の高騰など、いま世界が直面している危機は旧来の経済学ではまったく対応できない!バランスシート不況の分析で世界から注目を浴びるリチャード・クーが、世界大恐慌を回避するためにいま日本と世界はどう対処すべきか、明確な見取り図と処方箋を提示する。

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70 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 これだけでは日本は良い国にならない, 2008/7/26
 本書は、竹中平蔵教授の近著「闘う経済学」と併せ読むと一層興味深い。今、日本経済が遭遇している状況に対して、何がなされるべきであるかにこれほど鮮明に対立した処方箋が、二人のエコノミストによって書かれているのは国民にとって幸いなことだ。我々は、どちらを選択すべきか、自分の頭で考えなければならない。
 日本経済の陥った投資の枯渇現象を「バランスシート不況」として説明して見せたのはクー氏の功績であり、この言葉はすっかり定着して論敵の竹中教授もこの言葉を使っている。だがマクロ経済において貯蓄=投資のセイの恒常式が成立しないとき、すなわち貯蓄に対して民間投資が不足するときには、財政支出による有効需要増出策が必要だと言うのは夙にケインズが指摘したことであり、クー氏の立論を新しい理論的発明とはいえない。ただ、投資不足の起こるメカニズムをバランスシート破損と言う現象で説明したところが斬新な視点だ。
 クー氏はバランスシート不況下では金融政策が効果を持たなくなったのだから、財政政策発動が必要だというが、日本経済は制度疲労を起こしていて、嘗てのように、財政政策による投資の乗数効果が働かなくなってしまったことに対してはひと言も言及しない。金融についても、マクロの金融機能を守るべきだと言う視点に引きずられて、日本の癌であった官僚による護送船団行政の悪弊をいかにして取り除いたら良かったのかについては口をつぐんでいる。郵政民営化についても同じだ。クー氏の立論では、結局嘗ての大蔵省資金運用部を温存した方が良かったということになる。
 経済を理解するには「合成の誤謬」に陥ってはならないというのは、クー氏の言う通りだが、その一方で、めったには起きない大波乱と闘う機会を通してしか、国家の構造を根本的に変える大改革は実施できないものだと言う現実に対しても、理解が必要だろう。
 クー氏の立論は、現状分析についてはいつも極めて歯切れが良いが、未来を語る段になると、ひどく残薄な口調になってしまうのは、マクロにばかり目を奪われてミクロの問題への考察が未熟なためだろう。本書の後半のグローバリズム分析はその典型だ。
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30 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 おそらく、これからやってくる大恐慌危機への処方箋は、バブル崩壊後の日本をはるかに越えたところにある。国内の狭い世界で、総裁選などをやっている暇などはない。 , 2008/9/14
本書は、バブル崩壊後の処方箋として徹底的に積極財政を主張していたリチャード・クーの最新作である。
今の日本がおかれた状況とこれからの懸念材料を二つの切り口から鋭く切り込んでいる。
一つは、今や最大の問題となりつつあるサブプライムローン問題である。もうひとつは、グローバリゼーションの流れである。

著者によれば、今世界中が置かれている状況は、大恐慌以来最悪であるという。
わが国ではあまり大きくは報道されていないのが不思議に思えるが、サブプライムローンのうち優遇金利が終わった部分はまだ全体の半分に過ぎないという。それに加えて、アメリカの住宅バブルが崩壊してしまった今、サブプライムよりもはるかに大きなプライムローンの焦げ付きがこれから増加していく可能性が高いという。
以上を踏まえた処方箋としては、日本のバブル崩壊とその回復に至る過程を例にしている。
すなわち、資本の傷ついた銀行に思い切った資本注入するとともに、積極的な財政出動を主張する。

著者は、バブル崩壊後の日本の対応を大いに評価している。この点は、今の日本の先進国中最悪といわれる財政赤字に落ちいてしまったのが、この時期に多額に行われた公共工事であるという多くの通説と異なるところが興味深いところである。

もうひとつの危機である、グローバリゼーションの流れに対する処方箋は、日本にとってのグローバリゼーションは中国であるとして、1970年代の日本が台頭してきた当時の西欧諸国にたとえ、世界に向けて新しいものを作れる人たちを作るために独創性を生かすような教育改革が必要であるとしている。

おそらく、これからやってくる大恐慌危機への処方箋は、バブル崩壊後の日本をはるかに越えたところにある。国内の狭い世界で、総裁選などをやっている暇などはない。
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22 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 本をちゃんと読んでから投稿しよう!, 2008/11/15
まともに本を読んでもいないのに投稿してる輩がいかに多いかこの本でよくわかりました。
クー氏が言っているのはバランスシート不況下で金を使えるのは行政だけだと言ってるんです。金の流れを言ってるんです。箱物行政とかを推奨している訳ではないのです。
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