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わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト (文春文庫)
 
 

わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト (文春文庫) (文庫)

by 佐々 淳行 (著)
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話題の新刊ノンフィクション
バスに白バイが追突し白バイ隊員は死亡、そしてバス運転手は逮捕された──しかし、バスの乗客は「バスは止まっていた」と証言、一方警察は「バスは動いていた」と主張。どちらが事実なのか?運転手は無実ではないのか?謎の多い事件の闇に鋭く迫った 『あの時、バスは止まっていた』。これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。

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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

警察戦国時代、「上司と部下」のヒューマン・ストーリー
良き上司後藤田正晴は部下佐々淳行をいかに叱咤し、鍛え、凶悪重大犯罪と闘い、危機を克服したか。波瀾万丈の戦後「危機管理」外史


内容(「BOOK」データベースより)

「東大落城」から「あさま山荘事件」まで、激動の“警察戦国時代”を指揮した後藤田正晴は、よき上司として、部下・佐々淳行をいかに叱責し鍛え、凶悪重大犯罪と闘い、危機を克服したか。退官後も続く二人の“特別権力関係”にみる「上司と部下」のヒューマン・ストーリーにして、波瀾万丈の戦後「危機管理外史」。

Product Details

  • 文庫: 442 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2002/06)
  • ISBN-10: 4167560097
  • ISBN-13: 978-4167560096
  • Release Date: 2002/06
  • Product Dimensions: 5.9 x 4.2 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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9 of 9 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 同じようだったが、それでも面白い, 2004/9/21
By あぶはち (大阪府) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
佐々氏の著書は好きで、これまで5冊くらい読みました。だいたいどれも
同じような語り口、同じような内容ですが、飽きることがありません。
極めて良質のドキュメンタリーです。
「わが上司 後藤田正晴」だから主人公は後藤田氏かと思いましたが、
やはりそうではなく、主人公は佐々氏であり、その佐々氏を後藤田氏が

いかに使いこなしたか、という内容でした。でもやっぱり面白かったで
す。「特別権力関係」という間柄だそうですが、まるで三蔵法師と孫悟
空みたいですね。さんざん楯突くが、どうしても逆らえない。そして服
従する時は徹底的に。表紙の写真もそんな間柄をよく表しているように
思います。

あとがきに、佐々氏と時を同じくして後藤田氏に仕えた内閣五室長の一
人、的場順三氏が文を寄せておられます。ある時、的場氏が後藤田氏に
「佐々さん一人でも大変なのに、5人も猛者を使われて、大変だったで
しょう」と話しかけると後藤田氏は「そりゃ大変だった。わかっている
ならもう少し仕え方があっただろう」と答えたそうです。これなんか実

に端的に、当時の官房長官と内閣五室長の関係がわかる会話です。
後藤田氏も佐々氏もいまだに現役。時代が必要とする人というのは、こ
ういう人たちを言うのでしょう。

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18 of 19 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 将の将たる人, 2002/5/3
 佐々淳行さんだから書けた後藤田正晴伝だと思う。気骨の人同士の緊張感と節度ある友愛が伝わってくるようだ。

後藤田正晴官房長官、佐々淳行内閣安全保障室長のとき、官房長官の初訓示がいい。一.「省益を忘れ、国益を想え」。二.「悪い、本当の事実を報告せよ」。三.「勇気を以って意見具申せよ」。四.「自分の仕事でないというなかれ」。五.「決定が下ったら従い、命令は実行せよ」。

 大島三原山大噴火のときの、危機管理対応の章は息詰まるような臨場感がある。国事に携わるとはどういうことかを示しているようだ。

 人間性は、その人が語る人物評に出るという。後藤田正晴の島田叡氏(戦時中、最後の沖縄県知事)評。「旧内務省にはえらい人がおった。たとえば、米軍上陸がわかっとるのに最後の沖縄県知事として赴任した、島田叡さんという人がおる。前任者は病気とかなんとかいうて逃げて本土に帰ってきてしもうた。内務省は困ってしもうていろんな人に打診するが、引き受けるものがおらん。そこで島田さんに白羽の矢が立ったんじゃ。島田さんは断らんかった。行けば死ぬの分かってるのに単身赴任して、上陸作戦が始まるまでに一人でも多く県民を救おうと、学童疎開やったり、台湾から食料調達したり一生懸命働いた。米軍上陸の直前、非戦闘員の撤収が行われたんだが、島田さんは県民と一緒に残る、いうて脱出せなんだ。そして摩文仁の丘で死ぬんよ。戦死とも自決ともいわれとる。未亡人になられた島田さんの奥さんは子供を育てるために魚の干し物の行商をやってな。ワシらも貧乏でどうもならん。せめて少しでも足しになりたいというてみんな申し合わせて魚の干し物、買ったよ」。
こういう時代だからこそ、読まれるべき名著だと思う。

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6 of 6 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 護民とは?未曾有の大事件に毅然と臨む上司・部下。, 2005/12/8
僕は政治に特別興味がある人間ではありませんが、度々ニュース番組で拝見する好々爺っぷりと含蓄のある言葉に、後藤田さんがどんな人物なのか興味を持っており、本書を手にしました。
あくまでも長年後藤田さんの元に仕えた佐々さんの視点で書かれており、後藤田さんの半生記的な内容ではありません。中盤から後半、上司・後藤田、部下・佐々が幾多の昭和の大事件に機転を利かせて毅然と対処していくくだりは大変スリリングでした。
また、佐々さん自身のキャリアにも多く触れられており、その異端児っぷりや、後藤田さん以外の上司に関する記述もそれはそれで面白く読めました。
戦前の「護民官」という言葉についても本書で知りました。この言葉の本質的な意味があらためて問われるべき時代に、つくづく惜しい方を亡くしたのだと悟りました。ご冥福をお祈りします。
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