内容(「BOOK」データベースより)
なんてこった。冗談じゃなく、本当に墜落しちまいやがった。私は胸の中でそうつぶやいていた。よかった、助かったとは思わなかった―アマゾンの奥地で遭遇したピンクのイルカとひとつの事故。「死者はもとより重傷者すら出なかったことは奇跡」といわれた程の惨事で、そこにあるだけの「死」と向かい合ったブラジルへの旅。乗っていたセスナ機がブラジル・アマゾンで不時着。事故の生々しい一部始終を綴った「墜落記」と、その序章にあたる「イルカ記」で描く旅の記録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
沢木 耕太郎
1947年東京生まれ。70年に横浜国立大学経済学部卒業。若きテロリストと老政治家の、その一瞬までのシーンを積み重ねることで、浅沼稲次郎刺殺事件を描ききった『テロルの決算』で79年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『一瞬の夏』(81年新田次郎文学賞)、『深夜特急』(86年、92年)、『檀』(95年)、『凍』(05年講談社ノンフィクション賞)など常に方法論を模索しつつノンフィクションに新しい地平を開いてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)