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大いなる助走 (文春文庫 (181‐3))
  

大いなる助走 (文春文庫 (181‐3)) (文庫)

筒井 康隆 (著)
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

文壇予備軍、同人誌作家がブンガク賞をめざして抱く野望と陰謀の渦。刊行と同時にマスコミを騒然とさせたあの本がついに文庫に!解説・大岡昇平、装幀・筒井康隆

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5つ星のうち 5.0 究極の私怨小説, 2006/3/30
 自分の作品が直木賞候補に上がりながらも(『ベトナム観光公社』・『霊長類、南へ』)、選考委員にボロクソに言われて落とされた筒井康隆が、その怨みを笑いへと昇華させ、もって選考委員たちへの復讐を図った、文壇諷刺小説。
 というわけで、本書に登場する選考委員たちは、当時の直木賞選考委員を筒井康隆が徹底的に戯画化したものである。主人公の作品に対する選考委員たちの辛辣な選評も、実際に筒井康隆が蒙った酷評が元になっている。
 筒井一流のドダバタナンセンスが爽快なまでに炸裂、作家・編集者・同人誌などから成る文壇世界を容赦なく斬り捨てる、抱腹絶倒の快作。
 現在は文壇の権威も落ちてきているし、直木賞も新人賞的な性格を失っており、刊行当初とは状況がだいぶ異なるが、今読んでも十分面白い。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 恨みは作品で返す, 2003/6/3
By グブリー川平 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
発表誌は「別冊文藝春秋」昭和52年、単行本刊行は昭和54年、文庫本第1刷は1982年。カバーは筒井康隆の手書き原稿をデザインしたもの。「直木賞選考委員皆殺し作品」(「笑犬樓よりの眺望」p208)。章立てをACTで、その中をSCENENで分けているのがおしゃれ。出だしからパチンコ屋の店内アナウンスを聴覚側から書き留めた文章に笑う。地方を牛耳る会社に勤める市谷は同人誌焼畑文芸に処女作を発表する。社の不正を暴露した内容で話題を呼び文学賞候補となるが・・・。同人誌内のすさまじい憎悪、嫉妬うずまく人間関係、文学賞選考まで文学と関係のない外野の政治的駆け引きをじっくりと描き最後のドタバタまできっちり引っ張る。おしゃれな文章分けも後半はどんどん細かくなりスピード感を出している。「乱調文学大辞典」(角川文庫)の巻末付録「あなたも流行作家になれる」もあわせて読むと作品への感情移入を高めると思う。
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6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 恨みつらみは作品で。, 2004/1/20
By niemands - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
さすが筒井康隆だ。当時、そして今も変わらない文壇の様子を、皮肉と笑いを込めて面白おかしく描ききっている。単行本を見たという人も、文庫版の表紙は見て欲しい。……張め、殺す。に始まる演出は「笑撃必死」。今回の芥川賞に失笑、失望した人に是非読んで頂きたい。
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筒井氏の作品は従来の文学の枠組みを遥かに超えているので、いわゆる文壇からは敵視(黙視)されていた。直木賞の候補に何度も挙がりながらも落選した。その怨みで書いたの... 続きを読む
投稿日: 2006/11/24 投稿者: 紫陽花

5つ星のうち 4.0 やっぱり・・
いつものように走り出したら暴走して止まらない
筒井節。戯画化された登場人物たちが、破滅へ向かって
一直線。おもしろかったです。
投稿日: 2004/3/4 投稿者: u1261047

5つ星のうち 4.0 恨みは作品で返す
発表誌は「別冊文藝春秋」昭和52年、単行本刊行は昭和54年、文庫本第1刷は1982年。カバーは筒井康隆の手書き原稿をデザインしたもの。章立てをACTで、その中を... 続きを読む
投稿日: 2003/6/3 投稿者: グブリー川平

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