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快楽主義の哲学 (文春文庫)
 
 

快楽主義の哲学 (文春文庫) (文庫)

by 澁澤 龍彦 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

カビ臭い幸福論や哲学に救いを求める時代は去れり。ヒリヒリするような快楽だけが人生の目的。精神的貴族主義を鼓吹する煽動の書


内容(「BOOK」データベースより)

人生に目的などありはしない―すべてはここから始まる。曖昧な幸福に期待をつないで自分を騙すべからず。求むべきは、今、この一瞬の確かな快楽のみ。流行を追わず、一匹狼も辞さず、世間の誤解も恐れず、精神の貴族たれ。人並みの凡庸でなく孤高の異端たれ。時を隔ててますます新しい渋沢龍彦の煽動的人生論。

Product Details

  • 文庫: 237 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (1996/02)
  • ISBN-10: 4167140039
  • ISBN-13: 978-4167140038
  • Release Date: 1996/02
  • Product Dimensions: 5.9 x 4.2 x 0.5 inches
  • Average Customer Review: 4.4 out of 5 stars  See all reviews (11 customer reviews)
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34 of 41 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 勝負に出るときに読む本, 2006/7/23
大学時代に出会って以来、何か勝負に出るときや決心を固めなければいけないときに読む本です。
引越しが多くコレクター心のない私は、本を読んだらすぐ人にあげたり売ったりしてしまうのですが、この本はヘッセのデミアンと並んで数少ない蔵書の一つです。

人生に目的などない。幸福なんて曖昧なものではなく快楽を求めよ。
人によっては何当然のこと言ってるの、くらいであまり強いインパクトがないかもしれませんが、人生とは何か、私はどう生きるべきか、そんな青臭いことを真剣に思いつめていた当時の自分には軽いパラダイムシフトにもなりました。
大人になった今でも、どこか守りに入っていると思ったときに読むと、ぱあっと視界が広がるような気持ちになります。

ただしやはり少し昔の本なので、すでに快楽主義的な方や十分攻撃的に生きている方には刺激が少ないかもしれません。
この本は、真面目すぎる方や、常識に囚われがちな方、人生の守りに入りそうな方が、新たな価値観を見つけたり、自分にできるんだろうかというような勝負を前に不安になっているときに「人生なるようにしかならないって」と、肩の力を抜くために読むといいのではないかと思います。
まあ実際は私がそうやって勇気をもらっているだけなのですが、デカダンス的な印象の強い澁澤氏も、実はとても真面目で常識的な人だったのかなあと勝手な親近感まで抱いてしまいます。

近々覚悟して挑まなければならないイベントがあるので、また読み返してみようと思います。
これもある種の自己啓発本なのかもしれませんね。
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26 of 37 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars その読みやすさにビックリ。, 2005/3/23
By ★くん - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
渋澤龍彦の略歴を見て、相当に危なくてお堅いイメージを先入観としてもっていたが、まるで落語のような気楽な口ぶりで、テンポよくとんとん非常識なことを読者にお薦めしているそのアンバランスさが秀でて面白い。

書いてあることはたしかに今更では月並み。きっと読者は思うことでしょう、「外国のスラムじゃこんなの日常茶飯だし、最近じゃ日本の高校生だって小悪さして金作ってラリりながら風俗通ってるじゃねぇか、それのどこがスペシャルなんだい!?」と。

しかしそれは違います。渋澤氏が対象としているのは、あくまで大量の情報と明晰な頭脳を有したインテリゲンチャ、知性に堕落が加わることで、独特のなんとも言えない色艶輝く人生芸術が体現出来るわけで、快楽しか知らないガキんちょが非行に突っ走るのとは次元が違います。

とはいっても、この本を読む読者の9.9割は読んではみるものの、納得はするものの、別に没落を真剣に検討しようとは思わないでしょう。そこまの邪教ではありません。究極的に渋澤氏が言っていることは、みんなで足並みを合わせてお手々つないで仲良く一歩一歩慎重に模範的に進むような行き方は見直すべきだという、極モラル的な教育論。人生一度しかないんだよ、もっとぶっ飛んだ生きのイイ生涯おくらなきゃ!ってなモンでしょう(まるで最近のラップの歌詞みたい)。

しかし分かっちゃいるんだが、そこは多くの人が踏み出せない一歩であり、没落・堕落も1つのキッカケとして、自己を可能な限り開放し、死ぬ間際に「ああ、よくやったな俺はぁ」と思えるような満足感、この一瞬の快楽こそ幸福なのだそうで、説明の下手くそな僕がここで少々内容を公開しても、読めば再度納得できるはずです。これはキカン坊をよそおった善良な著です。

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12 of 18 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars エクスタシー。, 2003/10/22
'65年に執筆された澁澤龍彦の名著です。
この本を読んで一番驚いたのは「幸福は快楽ではない」という言葉です。
なるほど説明されると納得なのだが、実に盲点を突いた言葉だと思う。
同時にそれはこの本がどれだけ深く快楽を探求した本であるのかの証明かも知れな
い。
読み進んでいくと、快楽の定義に始まり、快楽の種類、そして快楽の実践と、息をつ

く間も無く、
引き込まれていくだけだった。特に「快楽主義の巨人たち」の章での具体例の数々に
は笑えました。
奇人たちの快楽人生は本当に素晴らしい。
全体を通して、作者自身も「快楽主義者なのでは?」ということを強く感じます。
彼は結論として「快楽とは発見である」と述べておりますが、こういった本の中で紹

介している「おもしろ人間」を発見し、楽しんでいる作者こそが、まさに真の快楽主
義者です。
フロイトは「ユーモアとは快楽の源泉である」と言っておりましたが、
作者の文章を見ると、やはりユーモアを強く含んでいる。
だからこんなにも読者に快感を与えてくれるのでしょう。
本当にこんな名著を発見できたことは僕の快楽の一つです。

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4.0 out of 5 stars 古びている部分もある。でも楽しい本。
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Published on 2002/8/5 by ryoma komiyama

4.0 out of 5 stars 暮らしに疲れた時、新しい発見があるかも・・・
いつもの澁澤ワールドに比べるとすらすら読めてしまう、気軽に読める一冊。しかし、その博識さは相変らずで、東西とわず引用の多さにはいつもながら感嘆させられる。続きを読む
Published on 2002/1/15 by knaruaki

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