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坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)
 
 

坂の上の雲〈5〉 (文春文庫) (文庫)

司馬 遼太郎 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

長引く戦争で、国力の尽きつつある日本。ロシアのバルチック艦隊が発動する。国家の命運を賭けた大海戦が始まった──。全巻完結

内容(「BOOK」データベースより)

強靱な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。が、要塞は依然として陥ちない。

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5つ星のうち 5.0 旅順陥落, 2005/8/18
旅順での乃木司令部の余りのまずさに、ついに別の場所で開戦の指揮をとっていた児玉が、旅順の指揮に乗り出す。

簡単なことに見えるが、軍の内部でそのトップが交代するということはとんでもないことというのが常識であった。何も、官僚的な組織論から出た考えではなく、兵士の士気等戦争には欠かせない重要なものがそれにより失われるということが現実によくあったのだろう。

しかし、それを児玉は見事に、組織を崩壊させることなくやってのけた。しかも、その後すぐに203高地(旅順攻略のポイントとされた場所)を陥落させる。方法はいたって単純で、分散していた兵力をこの1点に集中させたのである。

逆に言えば乃木司令部、特に無能であると著者の切り捨てられた参謀伊地知はこんな当たり前のことをかたくなにやらなかった。

児玉の活躍はまさに痛快であった。歴史的には表面に出てくることのないこの大活躍を著者は見事に描写してくれた。素晴らしいことだと思う。

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5つ星のうち 5.0 歴史の重みを受け止めよう, 2009/9/3
いい本だった。
日本が国運をかけ、
欧州の帝国、露と戦った歴史である。
特に、本書は、日本海海戦につながる重要なターニングポイントの話。
バルチック大艦隊が到達する前に、
旅順要塞が守る港に逃げ込んだ、露の太平洋艦隊を撃滅せねば、
連合艦隊は2つの艦隊と対峙せねばならなくなる。
戦争を賛成、賛美する気持ちは、さらさら無いが、
今の日本があるのは、
決して英雄だけの手柄でなく、
本編にもある、名も無き一般兵士の、
多くの犠牲の上に立っている。
そんな事実を、今を生きる我々は忘れてはならない。
明治、そんな昔のこと・・
戦争、そんな野蛮な・・、
知らないし、理解できない人も多いと思う。
しかし、現実にあった歴史、真実を歪曲せず受け止めよう。
維新後の国難を、先人たちが、どんな思いで戦い勝ち取ったのか。
護国を思い、命をかけた人。はからずも亡くなってしまった人。
平和ボケしてしまった現代だけど、
歴史の重み、先人の思いを少しでも感じることが、
日本人のアイデンティティのヒントになる。
そう、思えた。
歴史を知ることは大切だと思い、推薦。
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5つ星のうち 4.0 ついに旅順陥落。そこには敵も味方もない, 2008/12/29
 ついに旅順陥落。
 日露両軍の兵士が「負けてもいい。勝ってもいい。ともかくもこの惨烈な戦争がおわったのだ」という感覚を共有したことに鮮烈な印象を受けると同時に、旅順を巡る戦いのすさまじさを想起させる。
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