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坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)
 
 

坂の上の雲〈3〉 (文春文庫) (文庫)

司馬 遼太郎 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

松山出身の歌人正岡子規と軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を軸に、維新から日露戦争の勝利に至る明治日本を描く大河小説。全八冊

内容(「BOOK」データベースより)

日清戦争から十年―じりじりと南下する巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」とロシア皇帝ニコライ二世はいった。しかし、両国の激突はもはや避けえない。病の床で数々の偉業をなしとげた正岡子規は戦争の足音を聞きつつ燃えつきるようにして、逝った。

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5つ星のうち 5.0 将のあり方, 2005/8/18
本シリーズの主役ともいえる日露戦争の開戦前後がこの第3巻。

本シリーズを通して、痛いまでにまっすぐ、国家の為に身をささげる人々の思いをびんびん感じてきたが、中でも特に印象に残った場面があった。

日露戦争における海軍を作り上げた山本権兵衛がかつて海軍大臣を務めていたとき、日露戦争での主役となる旗艦“三笠”を英国に発注。しかしながら、資金繰り逼迫で万策つき、どうにも前払い金が払えない。時の内務大臣西郷従道は、事情を聞き終えると
『それは山本さん、買わねばいけません。だから、予算を流用するのです。むろん違憲です。議会で追及されて許してくれなんだら、二人で腹を切りましょう。二人が死んで主力艦ができればそれで結構』

本当に胸が熱くなりました。この時代にはこんな人材が少なからずそこら中にいた、、、というより、武士の魂を色濃く残す当時代の常識的な生き方なのですね。

覚悟が違います。本気度が違います。自分と比べて余りの違いに愕然としました。

本シリーズを通して上記のような精神に随所で出会うことができます。

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5つ星のうち 5.0 昭和日本軍の原点をみた, 2007/1/7
いよいよ日露戦争の戦いの火蓋が切られる第3巻。
前半部分では、戦争回避の努力もむなしくロシア側の理不尽な要求に追い詰められ開戦せざるをえなくなったプロセスが描かれています。当時の日本にとって大国ロシアと戦うことがどれだけ困難(無謀)なことだったかを思うと、大国から屈辱的外交を強いられた憤りを感じます。
中盤以降は日露戦争準備から緒戦まで描かれていますが、私が印象に残ったのは、さまざまな点で後の日中戦争、太平洋戦争との対比やそれらへの影響が垣間見えたことです。
例えば、開戦の段階で陸・海軍と政府があらかじめ戦争終結に向けたシナリオ(短期決戦での勝利で列強諸国に仲介してもらうこと)を共有化していたことは、昭和の戦争とは対照的で興味深いです。
一方、兵士個々人の闘争心や忠誠心に頼る白兵戦中心の戦闘、補給に対する意識不足など日本軍の特徴がすでにみられ、日露戦争の反省があれば昭和の戦争はもう少し違ったものになったのではないでしょうか。
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5つ星のうち 5.0 日露開戦す, 2001/12/31
By 純ちゃん - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
本巻には、子規が死に、日露戦争が始まるまでを収めてある。
ところで、わたしは先年ウラジオストックを訪れたとき、本書を持参した。本巻の中ほどに、ちょうど秋山好古が戦前にウラジオを訪問する場面がある。ウラジオは山が迫る港町で、おそらく好古が見たと同じ景色を見ることができた。山腹には対空砲台がみえた。酒席の気持ちよさも本の通りだった。

開戦直後、仁川で沈んだワリヤーグ乗員の墓標も見たし、マカロフ提督の銅像とも対面した。見るものすべてが、妙に本の内容と重なって見え、おもわぬ旅行ガイドになった。
本巻を通じて感じるのは、当時の日本人の真剣さであるが、ロシア側からその裏付けを見たように感じた。

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投稿日: 2005/2/4 投稿者: kaz0775

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