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坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
 
 

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫) (文庫)

司馬 遼太郎 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

松山出身の歌人正岡子規と軍人の秋山好古・真之兄弟の三人を軸に、維新から日露戦争の勝利に至る明治日本を描く大河小説。全八冊


内容(「BOOK」データベースより)

戦争が勃発した…。世界を吹き荒れる帝国主義の嵐は、維新からわずか二十数年の小国を根底からゆさぶり、日本は朝鮮をめぐって大国「清」と交戦状態に突入する。陸軍少佐秋山好古は騎兵を率い、海軍少尉真之も洋上に出撃した。一方正岡子規は胸を病みながらも近代短歌・俳句を確立しようと、旧弊な勢力との対決を決意する。

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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 一国の盛衰と民族の性格, 2001/12/31
By 純ちゃん - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
本巻には日清戦争から、米西戦争、ロシアの南下といった状況が記されている。30年前?はじめて読んだとき、米西戦争の話が印象に残った。

スペインがかつての繁栄を維持できなかったのは何故だろうと、真之が考える場面がある。無論、司馬遼太郎が考えているわけだが、民族の性格である、という。つかみどりの時代にはスペイン、人間の組織が必要な時代にはイギリスが適していたという。

一方、ワシントンの海軍司令部にはカリブ海の海図が掲げてあり、軍艦の位置を示すピンが情報のはいる毎に動く。誰が見ても一目瞭然、次に打つべき手がわかる。そうしたことが、戦争の勝ち負けや、一国の盛衰を決めるという話だ。こうした大きなヴィジョンが、面白い。小説というより、国際政治学の本を読むようだ。司馬が男性に好かれる理由のひとつは、こんなところだろう。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 子規に死期が迫っています。, 2006/12/5
By いじさま (JPN) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
好古30代後半、真之、子規30代前半くらいまでを描いています。
好古についての記述は、旅順攻略が目立つくらいで、
真之、子規の記述のほうがややや多目か。
時代としては、日清戦争と日露戦争前まで。

子規は、いよいよ病床に高浜虚子という後継者を得、
好古は、この巻の終わりには大佐として司令官に、
真之は、アメリカ、イギリスに留学。

日清戦争あたりまでは、やはりひとつの山場として
読み応えがあります。
ちょうど山場を超えたあたりで
この巻は、終わることになるわけです。

ロシア皇帝の話は、話が行きつ戻りつして、
なんだか、読みづらかったです。

そろそろ子規にも最期が迫っています。
文学ファンとしては、節や左千夫が出てこなさそう
なのが残念ですが、次の巻も楽しみです。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ロシアの成り立ちと世界との関係の司馬歴史観, 2005/2/4
By kaz0775 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
日清戦争が始まる。従軍記者として参加した子規もすでに病にかかっており、病人の兵士が搬送されるように帰国し、病臥の中、有名な文学活動を行うが、やがて夭折する。

日清戦争はアジアに進出している列強と互角に日本のポジションを確保するための局地戦で困難は比較的少なく勝利に終わった。

この勝利は逆に列強にとっての日本という小国の小さな脅威を示す結果ともなり、日露戦争への伏線となっていく。

司馬さんのロシアという国の成り立ちの史観が興味深い。ロシアはモンゴル帝国に追われ、東欧の小さな国と化していたが、モンゴルの支配の終焉とともにシベリアとの毛皮貿易をもとめ、西にむかっって、遊牧民の大きな抵抗もなく巨大な国家となるに至った。いわばモンゴル帝国の鬼っ子として、モンゴル帝国の生まれ代わりとなっていたと説明する。

また、日露戦争前のロシアはさまざまな課題を抱えていた。国内にはロマノフ王朝をたおす革命の動きがあり、日本からも工作員が東欧に潜伏する革命家に経済援助の支援をする。対外的には日本と同じように一触即発の軍事的危機状態にあったトルコとの関係と既に占領したが抵抗勢力の残る東欧諸国をどう治めるかという、混乱した時期にあった。

そして、小説の中で幾度となく現れるのは巨大なロシア軍の実態が司令官が自分の責任回避とトップの間の足のひっぱりあいの腐敗官僚主義と、占領国から連れてこられた捕虜を含む士気のあがらない現場の兵という現実を軍隊内部に課題として抱えていた。

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投稿日: 2004/7/9 投稿者: rient

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