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地球温暖化後の社会 (文春新書)
 
 

地球温暖化後の社会 (文春新書) (新書)

瀧澤 美奈子 (著)
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内容(「BOOK」データベースより)

極論すれば、地球が温暖化していようがいまいが「温暖化対策」は必要だ。脱・化石燃料が実現できなければ、人類に未来はない。科学的データに基づく20の論点から、温暖化との正しい付き方を説く。


内容(「MARC」データベースより)

極論すれば、地球が温暖化していようがいまいが「温暖化対策」は必要だ。脱・化石燃料が実現できなければ、人類に未来はない。科学的データに基づく20の論点から、温暖化との正しい付き合い方を説く。

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5つ星のうち 5.0 敢えて流行の“温暖化の真偽”を問わず、「その先」や「その周辺」を論じた良心の書, 2009/4/27
By 放蕩息子 (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
細かなデータの出典や論拠等は(おそらく意図的に)省略されているので、“温暖化の真偽”を議論したい向きには全く物足りない。だがその代わり、地球温暖化(気候変動)に関する様々な問題や対策に関して、現時点での「主流の仮説」を中心に、丁寧に、分かり易く説明すると共に、その反対意見までを幅広く紹介しているので、一度この本を読んでおけば、地球温暖化(気候変動)やその対策に関して、俯瞰の視点から、“全体の見取り図”を描けるようになる。

いわゆる“反温暖化論”も一通り紹介しているので、一度この本を読んでおけば、センセーショナリズムを狙った「反温暖化本」に惑わされることも減るだろう。また逆に「マイバック・マイ箸」や「チーム−6%」などの事例も取り上げて批判的な評価も行なっているので、安易な“エコ・ミーハー”にとっても“苦い良薬”となるはずである。単に読みやすいだけでなく、俯瞰的で中立的なスタンスやサイズ、ボリューム、価格も含めて、様々な意味で地球温暖化(気候変動)問題の入門書として最適である。

そしてこの本の何より優れているところは、“著者としての一つの結論”を安易に押し付けないところにある。実に歯切れが悪く、読後の爽快感もないが(笑)、地球温暖化(気候変動)のような複雑な問題に対しては、むしろそのような態度こそが真摯なのである。安易な分かり易さに逃げることをしないで、結論を出せず、断定もできない居心地の悪さに耐えながら、それでも我々には、現在の自分の責任で判断を下し、自分の意思で将来を選び取ることを求められている。

我々が今、そのような立場にあることを、この本は教えてくれる。出来るだけ多くの人に読んで欲しいと思う所以である。
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5つ星のうち 4.0 若い人にもお勧め, 2009/3/31
地球温暖化をテーマにした新書のなかで、格段にやさしくまとめられているのがいい。
著者がこの本でも書いているように、昔に戻れる道はない。
では、これから私たちがなにをしなければいけないのか。
その道筋が科学的な視点と社会的な視点でわかりやすく展開されているので、
地球温暖化についての入門本としては最適だろう。
中学生の高学年であれば、じゅうぶんついてこれるはず。
個人的にはリサイクル文化が浸透していた江戸の町の話がおもしろく、
などほどねぇー、と感心した次第。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 温暖化に関する建設的でバランスがとれた意見, 2009/3/15
地球温暖化に関する多数の本のなかの 1 冊である.「温暖化はウソだ」という趣旨の本もすくなくないので,本書では現在あつまっている証拠からは温暖化していると判断できるが,それがくつがえる可能性もあることを,かなりのページを割いて,説明している.これは著者が一番いいたかったことではないだろうが,書かざるをえなかったのだろう.

そうしたうえで,著者は温暖化は避けてとおれない可能性がたかいが,それをどうやっておさえるかを論じている.日本にとってはまず京都議定書の約束をまもらなければならないが,ゲタをはかせられるのでそれは達成可能である (がんばる価値がある) ことを示している. 京都議定書以降についても,「環境も経済も」両方大事にすることができると書いている.

温暖化に関しては悲観的な意見をもつひと,温暖化そのものがあやしいのでほうっておけばよいという意見をもつひとなど,さまざまである.そういうなかで,著者の意見はもっとも建設的でバランスがとれたものだといえるだろう.
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