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スコットランドの漱石 (文春新書)
 
 

スコットランドの漱石 (文春新書) (新書)

多胡 吉郎 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

近代文明の病理について真剣に考察するロンドン留学がなかったならば、作家漱石は生まれようもなかっただろう。同様に帰国直前にスコットランドを訪れることがなければ、名作『草枕』は生まれてこなかったかもしれない。―漱石が北の大地に見たものは何か。その足跡に重ね合わせるようにして、著者のスコットランドへの旅が始まる。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

多胡 吉郎
1956年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。日本放送協会(NHK)に入局後、ディレクター、プロデューサーとして、主に文化・教養系のドキュメンタリー番組を手がける。ロンドン勤務を経て2002年に独立、フリーの文筆家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 おお!私の漱石!良き古きスコットランドの酒よ。, 2006/8/25
By オハラ翔子 (ボストン・マサチューセッツ) - レビューをすべて見る
この若いNHKのデイレクターは実に丁寧な「文字による漱石のもうひとつの横顔を描く番組」を作っています。日本語もさらりと平易で気取りがなく、読み易く分かり易くどんな人にも親切なNHKらしい気配りが随所に見られます。この本を読んでいると、目の前にスコットランドの美しい緑やウイスキーの蒸留所が生き生きと浮かんで来て、そこに優しいスコットランド民謡やフォスターの音楽が流れてきそうです。

漱石は偉大です。どこにあっても読む人の想像力を掻き立てる。それは漱石の人物に由来するのか、それとも漱石の作品そして文体のなせる業なのか?日本の近代で最も傑出した近代人漱石のもうひとつの姿がそこにあります。
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28 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 離れること、欠けることの美学, 2004/10/3
By カナブンとスズメ (空想の世界) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 漱石とスコットランドの関係をややみかけない漢字を
 使って述べています。 
 漱石はイギリス連合王国に行く前、すなわち
 学生の時からすでにスコットランド人
 の影響を受けていたそうです。

 メンデルスゾーンとの関係ではニアミス続き
 であったと述べています。
 しかし両者に共通するのは
 スコットランドという「高地」に立って、
 離れたところ(detachment)から対象を
 観察する視点を持てるようになったことだそうです。

 漱石にとってスコットランドは快い体験であったと思えます。
 しかし漱石はそこでの体験を意図的に書きませんでした。
 それは近代文明を批判するには書いてはならなかった
 と筆者は述べております。

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26 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 漱石の夢, 2006/8/23
By 志村真幸 - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 著者はNHKに長く勤めた人物で、ロンドン支局にいたころは漱石の留学時代に関する番組を手がけたこともあるという。『吾輩はロンドンである』などの著書もある。
 本書はイギリス留学中の漱石が行ったスコットランド旅行について書かれたもの。スコットランドでの漱石の足跡をたどり、日本に帰国後も旅の印象が強く残っていたことを指摘している。
 しかし、ほとんどが憶測であり、書かれている内容が信用できない。著者の勝手な想像としか思えない。著者が夢想したことを書き殴っただけ。
 学術的な研究でもなく、ただの紀行文でもなく、というところを狙ったようだが、完全な失敗作に終わっている。
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