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「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
 
 

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書) (新書)

by 谷岡 一郎 (著)
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Product Description

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数字は、それだけでもっともらしいイメージをかもし出す。「働く女性の6割、職場で性的被害」「自衛隊『必要』84%」「ヤクルトが優勝すると経済成長率低迷?過去4回の平均2%」…。へー、そうなの?しかし、なんだかなあ。
「社会調査の過半数はゴミだ」と、社会調査論を専門とする著者は言いきる。誰が、何のために、ゴミを作るのか。その手口を見抜き、ゴミを減らすにはどうしたらいいのか。この本は、豊富な例をさまざまな角度から検証することによって、社会調査を解読する能力(リサーチ・リテラシー)を基礎から鍛えてくれる。解説されるリサーチ上の過ちは20種以上。読み終えたあなたは、もはや素直ないい人ではなくなっているだろう。新聞を開くたびにツッコミを山ほど入れずにはいられない体質になるのだ。
でたらめな社会調査をまき散らす学者、政府・官公庁、社会運動グループ、マスコミをグサグサとやっつける少々過激な記述も笑えて痛快だ。その実これは志の高い、社会科学の入門書、正しい啓蒙書だ。批判にとどまらず具体的な提案もある。社会調査という穴をコツコツ掘っていたら、この国の抱えるシステムの問題があらわになってしまったのである。
それにしても、なぜこんなことを見過ごしていたのだろう。私を含めて「方法」というものに無自覚で無知な大人たちが構成している社会って何?と、目まいを覚える。(津山 吟)


出版社/著者からの内容紹介

政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか

Product Details

  • 新書: 222 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2000/06)
  • ISBN-10: 4166601105
  • ISBN-13: 978-4166601103
  • Release Date: 2000/06
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 4.5 out of 5 stars  See all reviews (54 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #4,803 in 本 (See Bestsellers in 本)

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32 of 34 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 極論のようで極論でない, 2007/2/9
By black bird (神奈川県) - See all my reviews
社会調査の過半数は「ゴミ」である(本書p23)。
一見極論のようだが、後に展開される様々な社会調査への客観的かつ的確な指摘ないし批判により決して極論でないことが分かる。
新聞記事をズバズバ論破していくのは読んでいて気持ちがいい。その上読者に新聞記事の論理的に、客観的におかしな部分を考察させる機会が(最後の5章の3問以外にも)数多くあり、なかなか頭を使う。
社会調査のみならず文章展開の論理性の考察もできる。

素直に「良著」といえるだろう。できれば社会人になる前に読んでおきたい本である。


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43 of 47 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars データの正しい読み方, 2004/12/23
By ny - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
 「客観的に説明して」「数値で示して」といわれることがある。
数値化するということは、物事をより正確に認識できるということ
が前提にある。

 それは正しい。しかし、そこで示された数値データは本当に正しく
実態を示しているかということについて、意欲的に解析した本です。

 データを正しく読むための批判的なスタンス、バイアスのかかり方
などについて具体例を示しながら平易に解説している。
生きていく中でこういった情報を身につけておくことは必要だ。

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27 of 31 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 『リサーチ・リテラシーのポイズンピル』, 2007/3/20
By 林縦勝 (千葉県) - See all my reviews
 本書を推薦するか否か、小生迷っていた。内容は抜群である。特に、前付けに載せられている【調査・検証プロセスと本書に登場する「バイアス」】と題された表は、これだけでも十分に、情報吟味に役立つ。本書の内容を要約すると『1世の中のいわゆる「社会調査」は過半数がゴミである。2始末が悪いことに、ゴミは(引用されたり参考にされたりして)新たなゴミを生み、さらに増殖を続ける。3ゴミが作られる理由はいろいろあり、調査のすべてのプロセスにわたる(いろいろと例示するつもりである)。4ゴミを作らないための正しい方法論を学ぶ。5ゴミを見分ける方法(リサーチ・リテラシー/research literacy)を学ぶ。」(p9-p10より)となっている。
 著者谷岡一郎氏は、執筆時40代の若さにして大阪商業大学教授・学長を務めていた人物である。想像どうり切れ味は鋭い。この鋭い切れ味が―思い余ったのか、それとも計算された戦略と戦術なのか、はたまた学業を修めた米国の一般向け啓発書の特徴を持ち込んだのか判らないが―、勢い余って過激に大暴れしている。この点が、小生推薦するか否か迷ったところである。良質の内容を知るべき人々が、「単に感情的反発」によって、理解から遠のくのでは、もったいないことである。
 しかし、「タテマエ社会」の「ファンタジー」に生きたいとする「妄想家」ではなく、「ホンネ社会」の「リアリティ」に生きる、「当たり前の人間」であらんとするならば、丁度目覚し時計が、けたたましく不快であるにも関わらず有用であるのと等しく、本書も有用なのではないか、このように思ったわけです。
 ただし、著者の言を借りれば『もう一度お断りしておくが、過激な内容につき、ずさんな調査(すなわち「ゴミ」)をまき散らしている人々のうち、血圧の高い人は読まないほうが無難である。」(p7より)とのことである。ご注意を。
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