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刑場に消ゆ―点訳死刑囚 二宮邦彦の罪と罰
 
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刑場に消ゆ―点訳死刑囚 二宮邦彦の罪と罰 (単行本)

by 矢貫 隆 (著)
4.0 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

十三年間に千五百冊もの点訳書を仕上げた死刑囚二宮邦彦。極刑を申し渡された人間の孤独な心に迫る渾身のノンフィクション。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

矢貫 隆
1951年生まれ。ノンフィクション作家。龍谷大学経営学部卒業。交通問題や医療問題を中心とした執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 単行本: 284 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2007/08)
  • ISBN-10: 4163693505
  • ISBN-13: 978-4163693507
  • Release Date: 2007/08
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.4 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.0 out of 5 stars  See all reviews (4 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #350,973 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

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7 of 13 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 判決が真実であることを前提として, 2007/9/29
 ある死刑囚がやりとりした手紙を元に、関係者への取材を重ね、出来上がったのが本書である。何分昭和31年に起こった事件であることもあり、風化してしまっている部分も多く、その点は著者も認めているところではある。

 私は加害者の人権よりも被害者の人権を重んじているので、死刑制度は存続させるべきだと考えている。
 本書の主人公はまさに模範的な死刑囚だったようであり、刑の執行直前までその態度は変わらなかったとのことである。それゆえ、その中にやはり殺人を犯したとしてもそのことを悔い誠実に生きていこうとする姿を見、感銘を覚えるのである。

 生きてその罪を償うのではなく、殺人というもっとも犯してはならない罪を犯したがゆえに自分にふりかかる逃れられない刑の重み、それを十分に感じ取り刑罰により自分自身の命を召されることを覚悟したうえで、なおかつその時まで真摯に生きる。被害者側が万が一、ほんの少しでも救われることがあるとするならば、それは、加害者が本書の主人公のような生き様を見せた時だと思うのである。
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6 of 11 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 判決に疑問が残ります, 2007/9/17
銀行員の二宮氏は、妻の不貞を目撃、離婚。横領し逃避。
そのお金も底をつき、元銀行員という内部に精通していることを悪用し、
銀行員を呼び出し、お金を強奪する計画を持ちかける。
殺害は別の男が実行したものの、判決は持ちかけた二宮氏が死刑・殺害実行犯が無期。

計画性の点・二宮の方が年長者であったため、主犯格と認められた。
無期になった若い男が、自分は従っただけ、と一方的に言ったことが認められてしまった。

刑務所内で点字を始め、かなりの腕前となり、キリスト教にも目覚め
罪滅ぼしから点字に打ち込み、点字翻訳に全てを捧げていた。


刑務所にいた他の死刑囚の名は、あまりにも有名すぎて
彼らが執行されるまでの間、何を感じ、どうしたかったのか
興味深く読みました。
ただ、殺害現場にもいなかったはずの無実の者が、死刑になったという事実に
一体、この国の司法はどうなっているのだろうか。

この二宮氏も、実行犯の方が軽いのはどうしてなのか。

どんなことがあっても、どんなに人に裏切られても
自分の生きる道を曲げてはならない。
そう強く思いました。

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4 of 10 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 死刑制度が人にもたらすもの, 2007/12/11
By naonao-703 (京都市) - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
人々の記憶に刻まれる事件でない無名の死刑囚だった二宮邦彦の刑の執行は昭和48年5月11日。
既に30年も過ぎている状況で、二宮を支えてきた人物も亡くなっていた。
それでも二宮について調べたかった矢島さんは、小さな手がかりから辿ってゆく。
小さな手がかりは、二宮を語るうえで避けて通れない相関図となるため、二宮以外の死刑囚も支えていた人たちにもかなりのページを割いている。
戦後の混乱が続く昭和20年代に早期解決のために、容疑を否認したまま送検されて死刑判決を下される死刑囚。
冤罪を訴え続けながらの獄中での暮らしを書いたうえで、二宮が起こした事件と刑の執行が後半描かれている。
1500冊に及ぶ点訳を10数年間で作りあげた二宮の点訳に対する姿勢は、周囲の人から刑の執行はないだろうと思わせる社会奉仕だった。
この本から伝わるのは、やはり死刑制度かもしれない。
それはこの本の最後に出てくる最後まで解けない謎のせいだ。
二宮らしき人物が書いたとしか思えない1冊の本の存在が、獄中での点訳二宮とあまりにも違い過ぎるからだ。
この本の存在が私には、2つの人格がせめぎあい苦しむ地獄から逃れるごとく、点訳にのめり込む二宮を感じてしまう。
それほど、死刑制度は重いと思わずにはいられなかった。
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Published 16 months ago by ぽるじはど

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