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たぶん最後の御挨拶
 
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たぶん最後の御挨拶 (単行本)

by 東野 圭吾 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

打たれ弱かったら作家になんかなってない。下手なエッセイ書く暇あるなら、もっと小説書かんかい!文学賞落選記録15回!―「押し続けていれば壁はいつか動く」と信じ続けた20年の日々。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

東野 圭吾
1958年、大阪生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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26 of 28 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 作家・東野圭吾の貴重な自伝的エッセイ―東野作品をよりよく知るための手引きに!, 2008/6/7
By TKMT (東京都) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 東野圭吾は小説家であってエッセイストではない。だからこうした本の刊行を著者自身が心から望んでいるとはあまり思えない。エッセイの出版は本書で5冊目だ。「たぶん最後の」というタイトルもなかなか神妙。本書が絶対に最後だと「言い切っていない」からである。とはいえ、本書に収録されたエッセイは読ませるものが多い。「最後の御挨拶」という表題も十分に頷ける。でも私はやはり彼の小説を読みたい人間である。

 本書で特に印象的なのは、「年譜」と「自作解説」そして「映画化など」の前半部分の内容である。27歳の若さで乱歩賞を受賞してからの彼の作家人生は決して「青信号」ばかりではなかった。幾度となく受賞を逃し、その後も連敗記録を重ねていったことが率直に語られている。その苦労や粘り強さが現在の東野圭吾を支える原動力になっている。絶対の自信をもって出版した本がまるで売れなかったことも赤裸々に綴られ、なんだが不思議なくらいに励まされる。「あの東野圭吾にもそんな不遇の時代があったのか!」と読者は驚きの念を持ちつつ、本書を読み進める。そしてある重大な事実に気がつくはずだ。「それでも彼は小説を書き続けた」ことに。

 作者自身による簡潔な「自作解説」は有益というよりは、興味関心が尽きない。すべての著作を読んでいるわけではないが、作品に込められた作者の真意(魂というべきか)を読み抜いていたときには思わず作者とコラボレートしたような感覚になる。「読み方は自由」であるのがルールであり、それは彼の後半のエッセイで明確に述べられている。アイディアの一端を知っただけでも読者はその作品に親近感を持つ。最後に一言申せば、私は東野圭吾に心から感謝している。大袈裟な言い方をすれば、人生の幅が拡がったような気がするのだ。ひとまず彼の作品を読み終えるが、また再開したい。そのときには今とは違った「構え」で接し得るだろう。ありがとう、東野圭吾。
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18 of 22 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「秘密」「白夜行」「片想い」の秘密, 2007/2/21
By New JJ-K 72 (Tokyo since Mar. 28, 2009) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
私は「秘密」「白夜行」「片想い」の3作品が東野さんの作品で最も好きです。
本書「たぶん最後の御挨拶」を読むと、私がなぜこの3作品が最も好きなのか納得できました。(まぁ勝手に推測しただけかもしれませんが。。。)

東野さんは府大(関西人は大阪府立大学のことをこう呼びます)卒業後、結婚され、その後、離婚されています。

秘密はその離婚後に、デビュー以来初めてあえて1年間何も出版せずに、満を持して出版されました。そして、推理作家協会賞を受賞し、広末主演で映画化もされ久しぶりのヒット作となりました。
そして、その秘密の後に、白夜行、片想いが続いて発売されています。

私はこの3作品が家族のことを描いている点で共通点があることに気づきました。
いずれの作品も別れ(妻への失恋・愛する人との死別・離婚)がキーワードになっています。

離婚後に続けて発表されたこれらの作品はある意味必然的に家族と別れがテーマになり、それは東野さんの離婚という経験が大きく反映されているであろうことに気づきました。

本書はこういった作者の当時の心情や、作品に込められた想いの背後に何があるのかを考察できる内容を備えている点で、ファンにはとても貴重な本(最後のエッセイ集)だと思います。
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18 of 22 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 東野氏最後のエッセー 大変貴重です!!, 2007/2/8
By サトマン (東京都) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 東野氏 5冊目のエッセー集。ただし、このエッセーを最後のエッセーにするそうだ。今後は本業のミステリー小説に専念されると断言している。 「たぶん最後の御挨拶」は東野さんの 伝記のような部分がある。生まれてから、昨年度直木賞を受賞するまでの50年間の年表を丁寧に書いている。大阪市立大時代のこと。トヨタの関連会社デンソーの研究員の時代のことなど、この本以外では見ることができないだろう。貴重な書籍となっている。

 28歳で作家になることを決意し、東京に上京し、今の揺るぎのない地位を獲得するまでの東野年代史。東野氏のファンだけでなく、本を書こうと思っている、また本が好きだという方にもお薦めだ。
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Published on 2007/3/6 by いっちゃん

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