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9.11
 
 

9.11 (単行本)

by ノーム チョムスキー (著), 山崎 淳 (翻訳)
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Product Description

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   2001年9月11日、いわゆる「米国同時多発テロ」勃発。その直後から、著者は多くのインタビューを通じて、事件への見解を発信し続けた。これをまとめたのが本書である。

   著者ノーム・チョムスキーはアメリカを代表する言語学者だが、社会運動家としても知られる。そのまなざしは自国の惨禍にあってなお研ぎ澄まされ、鋭く本質を見据えている。同時テロに関してしばしば行われる観念的な分析を退け、これは「文明の衝突」などではなく、反グローバリゼーションとも何ら関連ないとする。また、アフガニスタンへの攻撃に対しては、「罪のない民衆をほしいままに殺戮するのはテロであり、テロに対する戦争ではない」と容赦ない批判を向けている。なかでも驚かされるのは、ニカラグアやスーダンへの非人道的な破壊活動などあまたの例を挙げ、「アメリカこそテロ国家の親玉」と喝破していることだろう。アメリカ人でなくとも衝撃を受けずにはいられないが、これは厳然たる事実に基づいた指摘なのである。

   だが、いたずらに自国を非難することが著者の本意ではない。事実を直視し、平和のために市民ひとりひとりが何をなすべきか真摯に示唆しようとする。そうして語られるなかには、「テロの背後に潜むものを調べ」「不満を理解し」「法のルールに従い犯人を処罰する」など、自明の理と呼べるものも数多い。だが、世界が理性を失っていくなかで恐れず道理を口にすることが知性であり、勇気なのだ。知こそ、平和へ向かう唯一の出発点なのかもしれない。(大滝浩太郎)



出版社/著者からの内容紹介

「21世紀最初の戦争」はなぜ起きたか。言語学者で論客としても知られる著者が、世界各国のジャーナリストの質問に答え、事件の背景や今後の展開、また国際政治の知られざる舞台裏を存分に語り尽くす。なかでも衝撃的なのは「アメリカこそテロ国家の親玉」で世界各地でどんなにひどいことをしているか具体例をあげて゛正義の国・アメリカ"の素顔を白日の下にさらけだす。「本書を読んでアメリカと世界に対する見方が変わった。目からうろこが落ちるとはこのこと」と訳者も言う。

Product Details

  • 単行本: 157 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2001/11/29)
  • ISBN-10: 416358210X
  • ISBN-13: 978-4163582108
  • Release Date: 2001/11/29
  • Product Dimensions: 7.3 x 5.2 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (18 customer reviews)
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69 of 79 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 困難な時代にこそ、冷静な視点と透徹した知性を..., 2001/12/13
By かっちゃまん (埼玉県 さいたま市) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 2001年9月11日は、全世界を震撼させた。
 しかし、この日以上の悲惨が、地球上のさまざまなところで繰り返されてきた事実を、私たちはあまりにも知らない。米国が、国際法廷の判決を無視して「テロ」行為を続け、また薬品工場を破壊することで、無垢の子供たちの命を未来にわたって奪い続けていることを、私たちはもっと知らなければならない。

 チョムスキーは、事実を丁寧に分析することで、ものの本質を見ようとする。9月11日のテロを容認するわけではもちろんない。すべてのテロを糾弾する。その矛先が、自国に向くことに容赦ない。
 事件直後のインタビューで、チョムスキーはその後の米国の軍拡を的確に予想している。実際、アメリカは AMD から一方的に離脱し(2001.12.11)、ミサイル防衛の強化の道を歩き始めている。
 犠牲者を悼む気持ちは世界共通だ。真の平和のためになすべきことを、この本を通じて、再考したい。

 私事で恐縮だが、私はチョムスキーの著作を通じてコンピュータ・サイエンスの基礎(言語理論)を学んだ。今私は、この本を通じて、世界を見る視点を改めて学ぶ。

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14 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 是非とも読んで欲しい本, 2003/5/18
「9.11」はチョムスキーの著作のなかでは最も広く読まれたものである。米国での発行部数は20万を超え、カナダやイギリスでもベストセラーになった。チョムスキーの話は具体的で、その内容には戦慄を覚えるほどだ。例えば、1980年代の米国はベネズエラを攻撃し数万という人々を殺した。ベネズエラの提訴により国際司法裁判所で「有罪」になっても「判決を侮りとともに斥け」攻撃をエスカレートさせた。1998年にはスーダン最大の医薬品工場を破壊し、スーダンの医療に壊滅的な打撃を与えた。そして現在でも、パレスチナ人を弾圧するイスラエルや、クルド人を弾圧するトルコに多額の援助をおこなっている。チョムスキーは断言する。「アメリカこそテロ国家の親玉」である、と。一体どれほどの日本人がこういったアメリカの姿を知っているのだろうか? 一人でも多くの人達がこの本を読んでくれることを切に願う。

ところで「9.11」以降、日本でもチョムスキーの知名度が俄に高まるとともに、彼に対する流言飛語の類も輸入されてきた。「ポルポトによるカンボジア虐殺を擁護した」というのがその典型だが、これは事実ではない。チョムスキーが批判したのは、カンボジアについての報道には不正確なものが多いことと、米英が援助していたインドネシアによる東ティモール虐殺はカンボジア虐殺に比べると米国での報道量が極めて少ないということである、そもそも、チョムスキーはアメリカが69年から73年までカンボジアに侵略したことを批判していたのであって、ポルポト政権を擁護していたのではないのである。

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35 of 42 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 原書も読まなくては, 2002/4/6
アメリカという国の洗脳システムから自由な人がいて、はっきりと
提言を続けているという事実に感動した。こんな優れた人を擁している
にもかかわらず、アメリカという国がなかなか変わらないという事実には
がっかりするが。

他の方がおっしゃっていたが、訳がこなれていない。意味を取れないところも多いし、タイポもあるし、何しろ直訳調で文が長すぎ、ひどく読みにくい。時間がなかったという言い訳は理解できるが、これでは原書も買わなくてはならないではないか。

版を重ねているようなので、ぜひ訳を全面的に見直した改訂版を出して頂きたいと思う。

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3.0 out of 5 stars 理想的な・・・
学校のレポートで読んでみた。およそ150ページ位になるかな?質問に対しチョムスキーが答えをする形となった本だ。1ページに2個位の質問と答え。著者が多くのインタビ... 続きを読む
Published on 2005/1/20 by bboyyakult

4.0 out of 5 stars 翻訳が大変残念
今更重ねて言うべきでない事なのかも知れませんが、翻訳がちょっと酷すぎるのではないか、と思います。ものすごく急いで訳されたのでしょうから、仕方がないことなのかも知... 続きを読む
Published on 2003/2/8 by juliett_july

4.0 out of 5 stars ここまで書くあなたは凄いね。
NYの911追悼セレモニーをTVで見て、この本の事を思い出し、読んでみた。... 続きを読む
Published on 2002/11/1 by アンドリューマッカーシー

3.0 out of 5 stars 内容自体は非常に面白いのだが。。。
±3'-a¨a... 続きを読む
Published on 2002/8/14 by trans

4.0 out of 5 stars 理屈は通っているが、何かが足りない
... 続きを読む
Published on 2002/8/9

4.0 out of 5 stars ホンモノの有識者
ありがちな、有識者あるいは権威を気取る人間の書いた9... 続きを読む
Published on 2002/7/9 by 道玄坂

4.0 out of 5 stars Could be misinterpreted
Noam takes a bold stance in this book, as he normaly does, however he cites... 続きを読む
Published on 2002/7/6

5.0 out of 5 stars 真の平和主義しるために
必読書だと,思います。この本,出たあとも,報復に対する,報復がつつ”いています。オーバーな表現ですが,かかれたときから,この本は,古典なのでは、ないでしょうか。
Published on 2002/6/15 by 落第生

4.0 out of 5 stars 9・11が版を重ねている理由
この本が衝撃を与えてきた理由はいくつもあると思う。まず、第一にアメリカ人(ユダヤ系)が大声で、自国をテロ国家呼ばわりしたことが人目を引いた。それが言語学者のチョ... 続きを読む
Published on 2002/3/12 by 金子書店

4.0 out of 5 stars 死にそうなのに、すごいよ!!
... 続きを読む
Published on 2002/2/22 by エム

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