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いのちなりけり (単行本)

葉室 麟 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

水戸光圀の一通の書状が、葬り去られた鍋島の過去を招きよせる。上意討ちの命を受け、愛する妻の父親を狙わねばならなかった男の赤心。骨太の時代小説にして、清冽な恋愛小説。


内容(「MARC」データベースより)

「何度生まれ変わろうとも、咲弥殿をお守りいたす」 上意討ちの命で、最愛の妻の父を狙わねばならなかった男の赤心。水戸藩と幕府の暗闘のさなか、引き裂かれた夫婦が再びめぐり合う-。骨太の時代小説にして清冽な恋愛小説。

登録情報

  • 単行本: 255ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/08)
  • ISBN-10: 4163272801
  • ISBN-13: 978-4163272801
  • 発売日: 2008/08
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 33,743位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 恋と武士道, 2008/10/7
 大変な剣の達人でありながら、できるだけ人を斬らずにすませたいひょうひょうとした武士・蔵人。
 彼が、少年の頃からひそかに恋していた咲弥の入り婿になったのちに歩む、波乱万丈の人生を描いた作品。
 武士道を描いた『葉隠』の前日譚になっているところが面白い。
 
 水戸光圀と将軍綱吉を中心に実在の人物を多数からませて、権謀術数のまっただなかで自分なりの武士の美学を貫き、なにより恋をつらぬく蔵人の姿がとても爽快な作品である。
 葉室麟氏の本は、ハラハラがあっても悲劇ばかりでは終わらないのが安心して読める理由だ。

 漢詩、和歌両方に通じている作者のようで、この作品でも無骨な蔵人が、咲弥に贈る和歌を捜し求める姿が背景に描かれている。
 武士が後世に残せるものは「心」だけ、和歌はその「心」を伝えるものであると蔵人が悟るところがとてもよかった。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 惚れ抜くってこういうことか、と、憧れのため息をつく, 2008/12/22
時代は、犬公方・徳川綱吉の治世。
あの有名な天下の副将軍、水戸光圀の偉丈夫な人物像(ドラマで見るような小柄な老人だったわけじゃないのね?)。そうした歴史上の人物を脇役に配しながら、時代に翻弄されるある一組の夫婦を描く。

17年、・・・一度も情を交わさないままに想いつづけた夫婦。


史実に沿った部分に、やや硬筆なところが残る。
それでも、蔵人に惚れる、咲弥に惚れる。

「何度生まれ変わろうとも、咲弥殿をお守りいたす」

という言葉に惚れる・・・。



最後、有名な「葉隠」も出てきます。

惚れぬくっていうのは、こういうことを言うのかなぁ・・・と、憧れのため息をついてしまう一冊。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 やはり泣いてしまいますね。, 2008/10/31
よかったです。武士の男気、女性の芯の強さを感じます。取り囲む脇役陣もそれぞれ個性的で光っています。ラストのシーンはもう想像できちゃうんですけど、やっぱり泣いてしまいました。人としてのたくましさ、ひたむきさ、ぜひ見習いたいものです。
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