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その日のまえに (単行本)

重松 清 (著)
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出版社 / 著者からの内容紹介

僕たちは「その日」に向かって生きてきた
男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。消えゆく命の前で、妻を静かに見送る父と子。感動の重松ワールド


内容(「BOOK」データベースより)

昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死―。生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。

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36 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心を揺さぶられっぱなしの300ページ弱, 2005/9/30
愛する人が、明日「末期ガン」だって告知されたらどうする?
自分自身がどうだったらどうする?自分の愛する人、子供たちのことを考えたらどういう気持ちになる?

心を揺さぶられっぱなしの300ページ弱でした。帯には涙!涙!涙!なんて書いてあったけど「死」がテーマの小説って可哀相すぎるだけじゃないか、買うのよそうかなと何度も丸善の平積みの前で悩んだ一冊でした。買って良かった。

一昨日に引き続き、通勤電車で涙しました。それも朝のラッシュ時から。ああ恥ずかし!でも、涙が止まらなくなってしまったのです。

全て自分に置き換えて読んでゆくと、どうしようもないほど涙があふれてくる。あたりまえの明日があたりまえでなくなる愛する人の死を直面したらなんて思うとどうしようもなくなってくる。

今日はきちんと早帰りして家族みんなに暖かいスマイルを贈りました

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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 死に向き合った経験の少ない人にこそ読んでほしい, 2006/3/17
By くろやぎ (神奈川県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 いずれもの短編も、若くして(10代〜40代で)死を宣告された人が登場し、本人や家族がどのようにして死に立ち向かっていくのか、死を受容していくのかを追っています。

 「ひこうき雲」では、不治の難病にかかった小学校6年の女の子が、
 「朝日のあたる家」では、夫を突然亡くした女性教師の10年後が、
 「潮騒」では、癌を告知された中年男性のセンチメンタルジャーニーが、
 「ヒア・カムズ・ザ・サン」では、女手一つで育ててくれた母の癌の告知
が描かれ、
 「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」
の最後の3連作では、やっと経済的に楽になった矢先に癌を告知された妻との最後の日々、遺された家族が日常生活にもどっていく様子が描かれています。

 アマゾンに寄せられた感想には、
  「こんなに泣けるとは思いませんでした」
  「涙が止まらなくなって読み続けられなくなり、困りました」
という人もいれば、
  「『死』を真っ向から直球で書かれても案外泣けません」
  「全体的にちょっとあざといんだな、これが」
という人もいました。

 私自身はどうだったかというと、涙を流すところまでは行きませんでした。
 といって、本書を「あざとい」などと言うつもりはありません。本書に登場する主人公たちが真正面から死を受けとめ、悲しみと希望を家族と分かち合っている姿はココロにジーンと沁みます。しみじみとした感動を覚えました。
 私が落涙まで至らなかったのは、きっと、肉親の死を迎えたことがなく、「親友の死を悲しんだ」という経験をしていない、という私自身の“臨死”経験によるものでしょう。

 自分や家族が癌を告知されたらどうしよう、などと考えこんでしまいそうな方、「死」に対して不安やストレスのある人は、読まない方が良いかもしれません。
 死に向き合った経験の少ない人にこそ読んでほしい本です。
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25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 自分自身や、自分にとって大切な人を失う「その日」, 2006/6/27
By ナツナオ - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
2006年 本屋大賞 5位

自分自身や、自分にとって大切な人を失う「その日」。
この作品は、「その日のまえ」から「その日」までの本人や家族を描いた連作短編集である。
言葉にしてしまうとありがちのテーマであるが、読者に「悲しさ」だけではなく、何かを考えさせる、その筆力には感嘆させられた。
私に取って、人に薦めたくなる本は年間1〜2冊だが、この本は、自信を持ってお薦め出来る作品である。特に30代から40代のかたは感情移入しやすい作品と思うのでお薦めである。

なお、この作品に感銘を受けた方は、「流星ワゴン」もお薦め。
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