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赤い長靴
 
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赤い長靴 (単行本)

by 江國 香織 (著)
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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

夫の背中に向かってひとり微笑む日和子。危ういけれどかけがえのない、夫婦というもの。江國ワールドが新展開する注目の連作短篇


内容(「BOOK」データベースより)

それから日和子は笑いだしてしまう。くすくすと、そしてからからと。笑うことと泣くことは似ている。結婚して十年、幸福と呼びたいくらいな愉快さとうすら寒いかなしみ、安心でさびしく、所在なく…。日々たゆたう心の動きをとらえた怖いくらいに美しい、連作短篇小説集。

Product Details

  • 単行本: 260 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2005/1/15)
  • ISBN-10: 4163236104
  • ISBN-13: 978-4163236100
  • Release Date: 2005/1/15
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.3 x 1 inches
  • Average Customer Review: 3.3 out of 5 stars  See all reviews (35 customer reviews)
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13 of 14 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 軽く鬱です。, 2006/3/22
面白くない、苛立つ、といった感想が
意外にも多いので驚きました。

それはきっと、ときに何かに勇ましく見切りをつけ、
好ましい人間関係を自分で作ろうと格闘し、
自分の人生の様々に能動的なかたちでかかわることのできる
成熟した大人の女性が最近は多いからだろうな・・・と思いました。

私の場合は恥かしながら・・・日和子に共感してしまったのです。
もちろん、小説ほどわかりやすいかたちで見えては来ませんし、
多くの場合、幸福な夫婦生活を送っている方だと思っています。

けれども、ふとした瞬間、この感じ、あるある。
夫婦生活の中で、男と女の、あるいは別々の人間の、
どこか言葉の通じない感じ、どうにかしたいのだけれども、
繰り返すうちにどうにもならないと諦める感じ、その決定的な淋しさ。
とても、わかる気がしました。

救いのない本ですね。読んで、軽くブルーです。
マイナスの力のある本だと思うので、夫婦喧嘩中には
読まないで下さい。是非、ハッピーで余力のあるときに。

とはいえ、言葉にならないような微妙なすれ違い、もどかしさ、
「淋しい」という単語をひと言も使わずに見事に描き出された
しんと透き通り、底冷えのするような、
人間の(女性の?)根源的な孤独感。
江国さんはとても上手い方だな、と敬服しました。

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9 of 10 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 江國ワールド全開, 2005/1/16
結婚して10年を経ているが、子どものいない夫婦の微妙な立ち位置を描いた作品。14の短編に分かれているが、すべて、この夫婦二人の話である。
題名となっている赤い長靴とは、クリスマスの時期になると、必ずといっていいほどお菓子屋さんに陳列される、キャンディーやチョコレートのいっぱい入ったクリスマスの長靴のこと。高級でもお洒落でも何でもない、その平凡な赤い長靴をなぜか夫は毎年買ってくるが、妻の日和子は気に入らない。子どものいない夫婦二人の生活の場に飾られるその長靴は、ある種の違和感を漂わせている。
この本の短編すべてに、同じような、微妙な違和感、齟齬が生まれている。その不安定さ、心のゆらぎが、江國さんの独特の文体で書かれている。
喧騒とは無縁の、ゆったりとした空気、ふんわりと流れる時間を与えてくれた。
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11 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 人物たちの行動、発言はどこかあっさりしているけど生々しく共感., 2005/2/5
By すみん (大阪府) - See all my reviews
 10年結婚していて子どもがいない夫婦の日和子と逍三。彼らの生活のエピソードとか日常が物語となった短編集。自分自身結婚して7年子どもがいないので日和子の気持ちが共感できる部分が多くて、丁寧に読んだ。
 夫の逍三が帰宅すると家が賑やかに感じると日和子は思う。特に会話は弾まない。夜、日和子は外にいるのが落ち着かないとか、日和子の気持ちはいちいち理解できてどきっとした。
 このような夫婦の生活は結婚を控えている女性とか独身女性にとっては、つまらない結婚生活に思えるかもしれないけど確かに穏やかな幸せがあるような気がする。また、子どもがいる女性にとっても理解しきれない感情があるのかもしれないな~と想像してしまうけど、江国香織さんの感性で表された人物像や出てくる情景、人物達の行動や発言はあっさりとしていてどこか生々しく
立場を超えて惹きつけられる内容かもしれない。日和子が逍三の実家に行った時の会話も他人事でなく読めた。
 逍三がクリスマスにいつも買ってくる赤い長靴を日和子は「困るの。」とか辛らつに言う。その日和子の気持ちも、逍三のどこか日和子を理解しきれていない逍三の鈍感さもぐさっとわかる気がする。
 夫婦が日々を重ねていく情景と日和子の日常での楽しみ、思ったことが書かれているだけのようだが、ついふたをしがちな心のひだをスポットがあてられたような穏やかな、それでいて少しの胸騒ぎが心地良い内容の本書でした。
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2.0 out of 5 stars 読み疲れた・・
江國さんの小説は好きで、登場する女性はとても共感できる
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最後はく... 続きを読む
Published on 2005/10/3 by minmin101

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