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滴り落ちる時計たちの波紋
 
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滴り落ちる時計たちの波紋 (単行本)

by 平野 啓一郎 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

文学の冒険、その全てがここに
21世紀のザムザが語る「最後の変身」からメタフィクション「『バベルのコンピューター』」まで、小説の企てがぎっしり詰まった作品集


内容(「MARC」データベースより)

9篇の小説、9種の企み、9つの輝き。21世紀のザムザが語る「最後の変身」からメタフィクション「バベルのコンピューター」まで、小説の企てがぎっしり詰まった作品集。

Product Details

  • 単行本: 295 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2004/6/29)
  • ISBN-10: 4163230505
  • ISBN-13: 978-4163230504
  • Release Date: 2004/6/29
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.3 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 2.9 out of 5 stars  See all reviews (15 customer reviews)
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42 of 49 people found the following review helpful:
1.0 out of 5 stars 赤信号, 2004/10/24
By A Customer
懐古的な作風で知られる平野啓一郎は『葬送』後、小説の新しい可能性を示すべく現代を舞台にした作品を書き続けている。本書はその試みによる第二作品集。
『最後の変身』『「バベルのコンピューター」』はテクノロジーとの関わりを前提としたカフカ、ボルヘスの批評的更新であり、『閉じこめられた少年』では対称形の語りの中に少年を閉じこめて見せ、『瀕死の午後と波打つ磯の幼い兄弟』では一つの形容句によって独立した異なる世界の接続を試みる。他に『白昼』『初七日』『珍事』など。この中では相対的に『バベル…』の出来がいい。
とはいえデビュー当初からその創作態度と戦略が問題になっている作家である。『日蝕』以降三作では古典文学が権威的に再生産されたが、著者が背景の作品をどのように受容しているのか不明で安易な肯定論否定論を誘発した。『高瀬川』以後の短篇は狙いに反して過去の既存の作家が踏破したものの後追いに過ぎず、その試みが現代の小説になぜ必要なのか説得的でなかった。本書の作品も実験としての新鮮味はなく、かといって社会への視点も凡庸で堅実な思索の跡が窺われず真面目さもない。未収録だが『女の部屋のコンポジション』などは読者不在の稚拙な遊びだった。未来を嘱望された文学者としての自己省察、自己批判は皆無。寧ろ自己愛と自己満足が垂れ流しになっていて読むに堪えない。
著者は豊かな知識と卓越した表現力を備え確かに才能があった。しかし生産的に批評されることが意外に少なく、謙虚でない性格も災いし、作家としてかなり後退している。『日蝕』以来作品の質は悪化する一方だが、それを助長したのは、無能な編集者と、売れればよいとする主体性のない出版社と、宣伝に惑わされて無責任な評価をしてきた私たち読者である。読み、書き、それを文化として残していくことの意味を、もっと真摯に考えたいものだ。
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24 of 28 people found the following review helpful:
1.0 out of 5 stars 様々な技を見せる野心作, 2004/9/6
平野氏は本作において様々な手法で短編を料理しています。

カフカ風の作品(白昼)あり、ボルヘス風の作品(バベル)あり、ドスト地下室手記風の作品(最後の変身)あり、ゴーゴリ鼻風の作品(くしゃみ)あり…。おそらく平野氏が目標としている…あるいは素晴らしいと思った古今東西の古典傑作らを下敷きにし、自身の筆力の幅広さ、というより作品世界の広さを開拓してるかのようです。

しかし何でしょうか。これら古今東西傑作を模倣した平野氏の作品群を見ていると、何やら文学博物館、いえいえ、スーパーマーケットに「バランスよく」陳列されてる食料品を目にしてるかのようです。これではまるでロールプレイングゲームで「この作品は戦士、この短編は魔法使い、次の短編は武道家」と子供じみたコスチュームプレイではないですか。それらを個性と呼ぶのは難しいでしょう。

果たして海外作家のまねっこでなく「彼だけの」世界を見せてくれる(それも確固とした)そんな日は来るのでしょうか?

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32 of 40 people found the following review helpful:
1.0 out of 5 stars 遠ざかりゆく作家, 2004/7/22
平野作品愛好家の皆様の目線がとても気になるのですが、正直に書きます。

著者はこんなものを書くようになってしまったのかという残念な思いで一杯です。月並みな表現ですが、この著書から伝わってくる作家像は、独りよがりで芸術家気取りの一人の青年作家先生にしかすぎません。著者の欠点は現実社会感覚の欠如で、それがプラスに作用する時はそれなりの作品を生むのですが、齢30が近づき、未だにこの程度ではと、悔しい思いがします。往々にして作家は出版社・編集者達に煽てられのせられて、自分は偉大なのだと思いこんでしまう傾向があり、またそうでないと書けないという事情もありましょうが、彼は見事にそれに嵌ってしまった。『文學界』8月号のインタビューでの何と尊大なことか。たぶんこの書を手にしたほとんどの人が「わからない」と思うでしょう。でも口にはしません。あの「裸の王様」の寓意通りです。お買い求めになる前に、是非立ち読みをお勧めします。9編の作品中、立ち読みで読み通すことができる作品が数編あります。……以上、正直な私の感想です。

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Published 21 months ago by 小口栞

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この短編集で一番印象深いのは、やはり『最後の変身』でしょう。... 続きを読む
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Published on 2006/4/23 by Bigテツ&ザ・Blackベルツ

4.0 out of 5 stars この作品集が良いとは思わないが・・
平野氏の作品の中では「一月物語」が最も好きで、
この作品集が特別素晴らしいとは思わない。
しかしながら、よく言われる「文学オタク」「時代性のなさ」<... 続きを読む
Published on 2005/1/7 by hinomalu

1.0 out of 5 stars 作者の自己満足
 平野啓一郎さんの小説を初めて読みました。
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Published on 2004/7/29 by 竹の梯子

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