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ミイラはなぜ魅力的か―最前線の研究者たちが明かす人間の本質
 
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ミイラはなぜ魅力的か―最前線の研究者たちが明かす人間の本質 (単行本)

by ヘザー プリングル (著), Heather Pringle (原著), 鈴木 主税 (翻訳), 東郷 えりか (翻訳)
4.6 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)

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8 used from ¥ 700

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Product Description

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   砂漠の片隅で、人知れず開催される「ミイラ会議」なる国際会議があるという。著者のヘザー・プリングルは、この会議のうわさを偶然聞きつけ、出席した。そこに集まった専門家たちはみな個性的で、異常なまでにミイラ研究に情熱を傾けている。ミイラの保存・保護を主張する側と、知識追及のためにミイラの解体を正当化する側の闘いに戸惑いながらも、著者はミイラ研究の神秘に心ひかれていく。

   ナイフ1つでさまざまなミイラの謎を解き明かしていく病理学者のアウフダーハイド、古代の感染症や寄生虫の研究に挑むラインハード、毛髪から麻薬の使用を証明しようとし、物議をかもしたバラバノーヴァ、東西文明の交流のヒントとなるチェルチェン人の研究に生涯をささげるメイアー、フィリッポス2世の顔の復元も手掛けたという医療アーティスト、ニーヴの力を借り、オランダの沼地から発見された「イデ娘」の顔を復元したファン・デル・サンデン…。魅力あふれる研究のエピソードからは、各人の情熱と興奮が伝わってくる。

   ひと口にミイラと言っても、身分の高い者、低い者、幼い者、年老いた者、天寿をまっとうした者、殺されたものなど、さまざまである。研究者たちはこうしたミイラの横顔を、皮膚や爪、血液、毛髪などを分析することにより解き明かしていく。読み終えるころには、読者のなかにもミイラを1人の人間として認め、愛しむ気持ちが芽生えていることだろう。

   はるか古代に思いをはせ、じっくりと味わいながら読み進めたい、そんな1冊である。(土井英司)



内容(「BOOK」データベースより)

「ミイラ会議」に集う個性的な研究者たち。彼らの洞察と科学の力が、数千年の時を超えるミステリを解き明かす。

Product Details

  • 単行本: 344 pages
  • Publisher: 早川書房 (2002/05)
  • ISBN-10: 4152084197
  • ISBN-13: 978-4152084194
  • Release Date: 2002/05
  • Product Dimensions: 7.4 x 5 x 1.2 inches
  • Average Customer Review: 4.6 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #438,423 in 本 (See Bestsellers in 本)

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ミイラはなぜ魅力的か―最前線の研究者たちが明かす人間の本質
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4 of 4 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars ミイラ好き必読, 2002/8/4
人類の果てない欲望「永遠の生」を表わすもののひとつ、ミイラ。
この本はミイラ会議なる不思議な会議をきっかけにして様々な事柄を考えてみた本である。

エジプトのミイラに代表される宗教的な意味合いのミイラとしての語り口ではなく、純粋に「永久死体」を研究しつづけている(時には異様とも思える行為をする)人々、そしてされた人々、世界中の永久死体の話が書かれている。

人類の求めるものは果たして何なのか・・・最終章に書かれている生と美、そして「永遠」への果てしない欲望は、単なる「ミイラ」研究書としてだけでは終らない。最後まで興味をもって読めた一冊。

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3 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 生者のための死者の書, 2002/7/7
 ミイラは何故魅力的か。奇跡的に消滅をまぬがれた遺体。生者が彼等にいだく思いは、素朴な驚き、怖いもの見たさの好奇心、今ではもう完全には知ることの出来ない古き時代へのあこがれ…。
 しかし、ミイラたちは時として、すでに故人としての彼等には縁の無い筈の、政治的な思惑や金儲けの道具にすら使われることがある。

 ミイラ研究の意味は?死者と生者の橋渡しをする研究者たちの信念、意欲、そして葛藤…。

 本書は、現在におけるミイラ研究の舞台裏を各テーマで興味深く追って行く。中でも、チリのチンチョーロ人の子供たちについて語った章は著書全体の清涼剤のように美しい。長い歴史の中で、人為的に作られたミイラは権力者のものであることが多い。しかし、チンチョーロ人が惜しみない時間と技術を尽くしてつくりあげたのは、おびただしい子供たちのミイラだった。子供はミイラになってからも家族と一緒に暮らしていたらしい。著者は、小さく愛しい者たちへ込められた古代の人々の想いに深く感銘を受けている。
 死者についての本を読んだはずが、生者の生き様をしみじみと考えさせられた一冊である。

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3 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 生者のための死者の本, 2002/7/7
 ミイラは何故魅力的か。奇跡的に消滅をまぬがれた遺体。生者が彼等にいだく思いは、素朴な驚き、怖いもの見たさの好奇心、今ではもう完全には知ることの出来ない古き時代へのあこがれ…。
 しかし、ミイラたちは時として、すでに故人としての彼等には縁の無い筈の、政治的な思惑や金儲けの道具にすら使われることがある。

 ミイラ研究の意味は?死者と生者の橋渡しをする研究者たちの信念、意欲、そして葛藤…。

 本書は、現在におけるミイラ研究の舞台裏を各テーマで興味深く追って行く。中でも、チリのチンチョーロ人の子供たちについて語った章は著書全体の清涼剤のように美しい。長い歴史の中で、人為的に作られたミイラは権力者のものであることが多い。しかし、チンチョーロ人が惜しみない時間と技術を尽くしてつくりあげたのは、おびただしい子供たちのミイラだった。子供はミイラになってからも家族と一緒に暮らしていたらしい。著者は、小さく愛しい者たちへ込められた古代の人々の想いに深く感銘を受けている。
 死者についての本を読んだはずが、生者の生き様をしみじみと考えさせられた一冊である。

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5.0 out of 5 stars 医学的にも興味あり。
「ミイラ会議」に集う個性的な研究者たち。一見ミイラおたくのあつまりかな???と思ってしまうが、洞察と科学の力が、数千年の時を超えるミステリを解き明かす。これは、... 続きを読む
Published on 2006/9/10 by ぽか

4.0 out of 5 stars ミイラと欲望
 お馴染みのエジプトの他、カトリック教会の聖者の腐らない死体、レーニンの死体など様々なミイラが登場する。日本の即身仏についてもわずかに触れられている。... 続きを読む
Published on 2003/11/28 by 志村真幸

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