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ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
 
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ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (文庫)

アガサ・クリスティー (著), 堀内 静子 (翻訳)
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ポワロのもとに奇妙な犯人から、殺人を予告する挑戦状がとどいた。果然、この手紙を裏がきするかのように、アッシャー夫人(A)がアンドーヴァー(A)で殺害された。つづいてベティー・バーナード(B)がベクスヒル(B)で……。死体のそばにはABC鉄道案内がいつもおいてある。Cは、Dはだれか? ポワロの心理捜査が始まる!

--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。


内容(「BOOK」データベースより)

注意することだ―ポアロのもとに届けられた挑戦状。その予告通り、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。まもなく第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され…。新訳でおくる著者全盛期の代表作。

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5つ星のうち 4.0 1935年、既に『カーテン』の構想を描き始めていたのかも?, 2009/7/13
本書はABCの順に事件が起きるという構想、それに合わせて現場に残される「ABC鉄道案内」、ポアロ宛のABCの署名入りの犯行予告状など、ストーリーとその道具立てに関しては従来作品には見られない斬新さにあふれた作品である。

しかし、本書は謎解き部分が消化不良で、まず第一に事件関係者の中に真犯人がいると推理する根拠が薄弱である。
有力容疑者が犯人像に合致しないという推理はいいとしても、事件関係者以外の別の何者かが犯人ではないという根拠について、ポアロは満足のいく説明をしていない。

また、ポアロはある人物に関して、動機が計画殺人には向かないし8月初めに休暇を取っているから8月末の事件では機会がなかったはずだと消去しているが、計画的に殺人を犯す動機が隠れていたかも知れないし、休暇の件こそカムフラージュだったかも知れないと考えないのは推理が浅すぎると思う。

なお本書では、これまでの作品のいくつかに関する言及や翌年執筆される『ひらいたトランプ』を予告するかのような会話が見られるのも面白いが、それらにもまして、そのうちポアロ自身の死を捜査することになるのではというジョークに対し、それを書くのはヘイスティングズが適役だと『カーテン』を予感させるやり取りが、クイーンの『レーン最後の事件』の影響を思わせ興味深い。
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13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 ♪ 「ABC」は知ってても、それだけでは困ります。 ♪, 2009/2/6
本書は私が初めて読んだ推理作品だが、推理小説のルールとか形式とかを理解せず読んだものだから、読み終わった感想は驚きというよりも唖然としたものだった。
それでこういうのもありなんだと、それが一般的な推理小説なのだと思いながらその後いくつかの推理作品を読んでみて、それで初めてトンデモナイ誤解をしていたことがわかった。面白い・面白くないは別問題として、本書はミステリー初心者が絶対手を出すべきではないキワモノなのだ。

で、今回改めて客観的に本書を見直してみて思ったが、やっぱりキワモノだね(笑)。推理作品としてはどうかと思う。
犯人を読み解く手がかりはないに等しく、だからポアロは推理もせずいきなりこいつが犯人だ、で終わらせてるし。意外性だけでウケてる作品ってとこだね。

それと、本書を評して「ミッシング・リンク」ものの傑作というものが多いが、いったい何だってわざわざ「ミッシング・リンク」ものだなんて訳のわからないことを書くのかなと思う。
「ミッシング・リンク」(失われた環)っていうのは、AとBとCとの間の関連が不明で、その不明の関連を解き明かす作品を「ミッシング・リンク」ものって言うんだろうけど、本書の場合、AとBとCには何の関連もない。

本書のような作品を以前は「カモフラージュの殺人」と呼んでたはずで、本書にはその方がピッタリくる。あえて言うなら「見せかけの環」とか「にせ物の環」(イミテーション・リンクってとこか)とかであって、「ミッシング・リンク」(失われた環)なんかでは絶対ない。
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21 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 新しいシリーズもあります。, 2004/4/27
このレビューの引用元: ABC殺人事件 (講談社青い鳥文庫) (新書)
早川書房がクリスティ文庫というので新装丁で出すというので集めてみようかと思い、読み始めました。
ここに表示されているのとは違って大きめサイズでおしゃれな表紙、コンプリートする楽しみがあります。

アガサクリスティで一番有名なのがこれですよね。
エルキュール・ポアロに届いた一通の挑戦状、捜査の目を掻い潜って次々と起こる殺人事件。

被害者と殺人現場は何故かアルファベット順に選ばれていて…

このアルファベット順というの、最近では目新しいわけではないですけど、当時としてはなるほど斬新ですよね。
でも人々が評価するように傑作、という気はしなかったです。
ときどき現れるポアロの論理(?)が掴みにくいというか読みづらい…なので評価低め。

好みによると思いますが、理屈っぽいのが好きならポアロ、軽い読み物ならミスマープルを薦めます。

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