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逃げるアヒル (ハヤカワ・ミステリ文庫)
  

逃げるアヒル (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)

by ポーラ ゴズリング (著), 山本 俊子 (翻訳)
3.0 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

広告会社に勤める美貌のOLクレアは、ある日何者かに狙撃された。幸いにも軽傷ですんだが、追い打ちをかけるように彼女のアパートが爆発し、元恋人が巻き添えになって死んだ。まったく身に覚えがないクレアだったが、やがて、おぼろげな記憶の中から、数日前に言葉を交わした一人の男が浮かび上がった。彼こそ警察が血眼で追っている名うての殺し屋だったのだ。護衛についた元狙撃兵の刑事とともに逃避行に出たクレアに、暗殺者の執拗な銃口が迫る。熾烈な追撃戦をスリリングに描き英国推理作家協会賞新人賞を受賞した女流の傑作サスペンス。

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4 of 5 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 原作は素晴らしい, 2004/12/8
By あつぼう (大阪府) - See all my reviews
私の大好きな作家の1人、ポーラ・ゴズリングのデビュー作「逃げるアヒル」です。この本はあのシルベスタ・スタローン主演で公開された「コブラ」の原案にもなっています。映画の方は全然面白くなかったです。それもそのはず・・・。原作である本作のいい所が全て台無しになってました。セリフにしても陳腐で原作のファンとしてはガッカリです。原作とはかけ離れた内容なので一緒にはしてほしくないです。映画を観て面白くないって思ってる人は是非とも原作を読んでください。
美貌のOLクレアとその彼女を守る元狙撃兵。今でこそありきたりな設定かも知れないですが、この本が翻訳された当時ではかなり新鮮でした。サスペンス部分が凄くしっかりしてるのでかなりドキドキしながら読めると思います。途中に出てくるロマンス部分はあまりいらなかったかもと個人的には思っています。
ポーラ・ゴスリングの著書は毎回共通点がないくらい作風が変わるのも特徴です。この「逃げるアヒル」を読んでポーラ・ゴスリングの世界にハマッて下さい。
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2 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars サスペンスの傑作, 2005/6/25
By hornswoggle (東京都) - See all my reviews
広告代理店に勤める女性がなぜか殺し屋に命を狙われ、刑事に護衛されて逃げることになる。「男まさり」と言われる元になった女流作家ポーラ・ゴズリングのサスペンスです。
ゴズリングは1974年のこのデビュー作のあと次々と違うスタイルの作品を発表し、現在もジャック・ストライカー・シリーズなど執筆を続けています。
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1 of 2 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars ミステリとロマンスの不幸な結婚, 2008/3/1
By 紫陽花 "玲瓏" (神奈川県相模原市) - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
P.ゴズリングのデビュー作にて代表作。女流ながら骨太のサスペンスを書く作家として定評があるので期待したが、アテが外れた。プロのスパイナーに狙われるヒロインと彼女を守る警部補マルチェックの恋愛模様を交えた点が特徴なのだろうが、「トレント最後の事件」以来、ミステリとロマンスを融合させて成功した作品はない。

まず、ヒロインを狙う容疑者の正体がアッサリ判明してしまう点が不可解である。ヒロインは休日の行動を曖昧に供述しただけなのに、そこから容疑者がエジソンと呼ばれるスパイナーだと簡単に割り出す警官は超能力者のようで、私はここで読むのを止めようかと思った程である。ヒロインは一応知性ある女性に設定されているのだが、幾らスパイナーに狙われているとは言え、言動が幼過ぎる。マルチェックの方はベトナム戦争で狙撃兵として従軍し、今でもその傷を背負っている事が示唆されるが、新鮮味がない。エジソンは冒頭から"凄い"スパイナーである事が強調されるが、具体的な説明がないのでどれ程凄いのかサッパリ分からない。ヒロインとマルチェックが旧来のハードボイルドを踏襲するように"へらず口"を叩き合うのも読む者をウンザリさせる。作中で「いちゃいちゃと、拳銃を撃つ事は両立しない」と書いてあるのに、作者は恋愛模様ばかり描くのでサスペンスが盛り上がらない事甚だしい。「元狙撃兵vsプロのスパイナー」の対決物語に絞った方が緊迫感が高まったと思う。マルチェックを至近距離から撃っているのにカスリ傷しか負わせられないエジソンは本当に凄腕なのか 、と言う疑問を抱かせるのは作者の未熟だろう。 ヒロインのマヌケな言動で居場所をエジソンに知られるという趣向もお粗末過ぎる。

訳も全体的に悪いが、特に銃弾の「将来修正」なる日本語を"発明"して貰っては困る。「軌道予測補正」だろう。何から何までガッカリさせられる作品。
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