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華氏四五一度 (ハヤカワ文庫 NV 106)
  

華氏四五一度 (ハヤカワ文庫 NV 106) (文庫)

レイ・ブラッドベリ (著), 宇野 利泰 (翻訳)
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5つ星のうち 5.0 書物のない世界・・・詩人の未来予測, 2003/9/17
書物を読むことは罪悪である。発見されると、本とともに人間までもが焼却される。異様な未来世界の物語。しかし、ブラッドベリの詩人としての透視力は、約50年前に書かれた小説の紙背から、現在を透視している。情報化社会に生きる私たちは、携帯電話とゲームによって、書物とそれを読む人々を、日本から静かに確実に消却しているのではないだろうか?ふと気が付くと、近所の新刊書店は閉店し、新古書店の棚は、がら空きになっている日が、来ているのかもしれない。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 華氏451度, 2000/11/16
「文化」が禁忌の対象となった未来を描いた小説です。主人公のガイはファイアマンですが、火を消すことではなく、本を所持している人の家を焼くことが彼の仕事です。ブラッドベリらしい技巧的で詩的な文章によってペシミスティックな未来像が語られています。この小説は50年前に書かれたものですが、現在の社会を描いているかのような描写があ時折あって、はっとさせられます。
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 その主張は今なお色褪せない, 2006/3/30
 華氏451度――それは本のページに火がつき、燃え上がる温度である。
 本という本が全て焚書官の手によって焼き捨てられ、本を隠匿する者の家は焼かれ、所持者は極刑に処される恐怖の世界。人々は軽薄なテレビ番組に溺れ、刹那的な快楽に身を委ねるようになっていた。
 焚書官ガイ・モンターグは、人並み以上の幸せを享受しつつも、何か生活に満ち足りないものを感じていた。そしてモンターグは隣に越してきた少女クラリス・マックルランとの出会いによって、焚書官としての自分の仕事に疑問を持ち始める。モンターグは 本を密かに集め、読書を始め、ついには反焚書の組織結成を企む。ところが・・・・?
 効率化と安定の名の下に人間らしさが切り捨てられていく現代社会に警鐘を鳴らすと共に、人間の理性・悟性への希望を謳い上げた、レイ・ブラッドベリの代表作。筋立てと抒情性において『火星年代記』にやや劣る気がするが、その分メッセージは強烈である。SFの古典として今なお残る名作。
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投稿日: 2006/7/31 投稿者: uwtb

5つ星のうち 5.0 傑作です
書名の華氏451度は、日本で使われている摂氏に直すと約233度、紙に火がつく温度なのだそう。未来の世界、焚書官なる本を焼き捨てることを仕事とする男が主人公。続きを読む
投稿日: 2005/7/14 投稿者: ピエロ

5つ星のうち 4.0 書物を特権化する啓蒙主義的視点が唯一の難点
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投稿日: 2004/8/31 投稿者: think_or_die

5つ星のうち 5.0 恐るべき予知夢
この本でブラッドベリの描いた世界はまぎれもなく今の私達の世界ではないか。そこでは、ほとんどの人間は『TV』と『ドラッグ』と『海の貝』という携帯式ラジオの心地よさ... 続きを読む
投稿日: 2004/3/19 投稿者: martianmac

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