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海底牧場 (ハヤカワ文庫SF)
 
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海底牧場 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)

アーサー・C. クラーク (著), Arthur C. Clarke (原著), 高橋 泰邦 (翻訳)
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

21世紀、世界連邦食糧機構の海務庁牧鯨局は、食用の鯨を海で放牧し、人類の食糧需要量の一割以上をまかなうほどになっていた。その海底牧場で、牧鯨者として鯨を管理する一等監視員ドン・バーリーは、新人として配属されてきたウォルター・フランクリンの訓練をまかされることになった。だが、フランクリンにはひとに言えない過去があった…海に生きる男たちの波瀾に満ちた運命を描く巨匠クラークの感動的な海洋SF。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高橋 泰邦
1925年生、1947年早稲田大学理工学部中退、作家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 クラーク氏の海洋作品 , 2008/4/14
By 樽井 (兵庫) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 先日お亡くなりになった、アーサー・C・クラーク氏の名作が復刊というか増刷されて出回っていたので早速購入して読んでみました。この本、イギリス人の著者によるかれこれ数十年前の作品なんですが、現状の日本と国際社会の海洋資源と鯨の利用についてのIWC等の現状を考えるとき、非常に皮肉な一冊となっており感慨深いものがあります。
 というのも、主人公のフランクリンが転勤で勤めることになった世界政府の食料庁では海洋資源の徹底管理を行い、鯨の養殖と捕鯨で世界の全食料の10数パーセントを賄っているからです。その未来社会、国際紛争もなくなり世界政府が統治して火星にも入植が始まっているような未来世界では、地上の農耕だけでは全人類の食を賄うことができず、海に大きな食料資源を求めるようになり、海での農場ともいえるプランクトンや小さなエビなどを養殖する部門と、鯨をまるで牛や羊のように放牧して育て養殖する部門とに別れており、フランクリンはそちらに所属することになります。
 この物語はその彼と鯨との関わりを、彼が鯨の監視員として研修をうける研修期、白鯨に出てくるような巨大なダイオウイカ(実際にこの種のイカは数十メートルになります)を捉える冒険期、そして最期に鯨を捕獲しなくてもある方法で食料自給が出来るようになるのではという誠次決断を迫られる最終期と大きく三つに分けて描かれています。そういう構造は、一種のビルディング小説として読めますが、根っこのところでは海洋冒険ものですので、理屈で考えるのでなく、鯨の監視員としての主人公と一緒に彼の活躍や成長を楽しむのがよいでしょう。
 最期の最期のほうで、仏教世界の導師から主人公は捕鯨をやめて欲しいと思う理由として一つの意見を提示しますが、それが現実世界で今迄きいてきた捕鯨反対の色々な意見の中でも一番印象的であるというのは皮肉であるし愉快であるとも言えます。そのあたりについては、是非読んでみて下さい。
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14 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 反捕鯨小説か, 2007/12/6
この作品が発表された年に生まれました
こどものころにジュブナイル版を読みました
学生のころ本編を読みました
未来では鯨を養殖して食用にしていました
それが残酷だというので鯨の乳を加工して食料にするという話です
捕鯨をやっている日本への当て付けでしょうか
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