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スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)
 
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スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF) (文庫)

フィリップ・K. ディック (著), Philip K. Dick (原著), 浅倉 久志 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

カリフォルニアのオレンジ郡保安官事務所麻薬課のおとり捜査官フィレッドことボブ・アークターは、上司にも自分の仮の姿は教えず、秘密捜査を進めている。麻薬中毒者アークターとして、最近流通しはじめた物質Dはもちろん、ヘロイン、コカインなどの麻薬にふけりつつ、ヤク中仲間ふたりと同居していたのだ。だが、ある日、上司から麻薬密売人アークターの監視を命じられてしまうが…P.K.ディック後期の傑作、新訳版。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

浅倉 久志
1930年生、1950年大阪外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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38 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 両方の訳とも、やはりとても良いです。, 2006/2/21
By re (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
創元SF文庫から山形浩生さんの訳、「暗闇のスキャナー」の邦題で出ていた"The Scanner Darkly"を、浅倉久志さんが新訳したのがこのスキャナー・ダークリー。

内容に関しては、ディック後期の傑作ということもあり、色々なところに書かれているので、僕は翻訳の違いに関して感じた事を。

ハヤカワやサンリオの浅倉久志訳でディックの作品に親しんでいた僕は、山形訳の暗闇のスキャナーの翻訳は言葉が少しシャープ過ぎる感じもしていたけれど、今回浅倉訳が出て、改めて読み比べてみると、登場人物のボブ・アークターが壊れてしまった後なんかは、山形さんの訳の方がしっくり来て、アークターが人とは違う何かになってしまった感じがよく伝わってくるように思う。細かな感情表現など、僕らがリアルに感じる言葉で訳している分、感情移入も誘われる。この山形さんの訳に対しては好き嫌いがはっきりでそうな気がするけど、若い子は多分こちらに惹かれると思う。

一方、浅倉訳の方は、文の調子に慣れているせいもあってか、文章が読みやすく、文の繋がり、運びが上手くよどみない感じがした。あまりにもすぐなくなるような現代的で過激な表現は使われてないし、それだけ文が柔らかいので、ディックをはじめて読む人とかには、浅倉さんの訳がお勧めだと思う。

読み比べても楽しめるので、ディック好きなかたは、躊躇せず、両方、出来れば原書も買いましょう。

何度読んでも、アークターが分裂して行くところの描写や、最後の農場での独白は心に迫るものがある。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 2006秋ごろ映画公開, 2006/5/1
 ディックの中で最も好きなこの作品、夢にまで見た映画化です。
主役はキアヌ・リーブスで、監督はリチャード・リンクレーター。映画のほうはCGの特殊処理により動く油絵みたいになっています。本国アメリカでは7月公開らしく、日本では秋辺りに見れるでしょう。
 予告編を見た限りでは原作に忠実に、映像化されているみたいで期待は大きい。予告編は、ワーナーブラザーズの公式サイトにリンクがあります。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 一時の楽しみとしての麻薬の罰, 2006/11/13
By ringmoo (愛知県高浜市) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
この本は、1977年の作品(書かれたのは73年)なのですが、少しも古さを感じません。

主人公ボブ・アークターは、麻薬のおとり捜査官で、その時はフレッドという名前を使っています。そして、壊れてしまってニュー・パスの施設に入居すると、ブルースという名前で呼ばれています。このあたりの名前と人物の性格描写の使い分けが見事で、主人公の徐々に壊れてゆく様子が見事に表現されています。
途中では、仲間同士の間で、おとり捜査官、密告者といった疑心暗鬼な部分も出てきて、しょっとミステリー色も楽しめます。
いずれにしても、一時の楽しみとしての麻薬は、大きな罰を伴うものだということが、切実なタッチで描かれていて面白い作品でした。

この間、映画の予告編を見ましたが、キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダーなどの出演の実写をアニメ処理したものでした。それが、この作品のイメージをより高めているように思いました。機会があれば、映画も是非見たいと思います。
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5つ星のうち 5.0 面白いが、超難解。
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投稿日: 2007/4/22 投稿者: G-taste

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