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ドゥームズデイ・ブック〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
 
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ドゥームズデイ・ブック〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)

by コニー ウィリス (著), Connie Willis (原著), 大森 望 (翻訳)
4.1 out of 5 stars  See all reviews (8 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代を直接観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の女子学生キヴリンは、実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった…はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか?ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ウィリス,コニー
1945年、コロラド州デンヴァーで生まれる。北コロラド大学を卒業後、教師をつとめるかたわら小説を発表しはじめた。短篇集『わが愛しき娘たちよ』収録の「見張り」でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を、「クリアリー家からの手紙」でヒューゴー賞を受賞した。1988年に発表した初の単独長篇『リンカーンの夢』ではジョン・W・キャンベル記念賞を受賞。さらには、1992年に発表した『ドゥームズデイ・ブック』で、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した。姉妹長篇To Say Nothing of the Dogでは、1999年度のヒューゴー賞・ローカス賞を受賞している。また、2002年度のローカス賞受賞作『航路』も大きな話題を呼んだ

大森 望
1961年生、1983年京都大学文学部文学科卒、英米文学研究家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 文庫: 591 pages
  • Publisher: 早川書房 (2003/03)
  • ISBN-10: 4150114374
  • ISBN-13: 978-4150114374
  • Release Date: 2003/03
  • Product Dimensions: 6 x 4.2 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.1 out of 5 stars  See all reviews (8 customer reviews)
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6 of 7 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 絶望の中の献身, 2007/8/29
「航路」を読み終え、あまりの感動に、物語が終わってしまった欠落感に耐えられず、同じ著者のこの本を購入しました。「航路」以上におもしろく、ぐいぐい引き込まれました。「航路」においては、真実を求める人間の姿が臨死体験の意義のメタファーになっていましたが、本書ではストレートに、伝染病と対峙する生身の人々が描かれていました。「航路」と共通するのは、「急いでいるのに引き留められ、なかなか目的地にたどり着けない」というもどかしさです。そんな中で主人公たちは献身的に、目の前で苦しむ人や大切な人を助けたいと努力します。希望に満ちて過去にやってきた主人公は絶望へと落とされ、そして成長を遂げ、自分の帰還も人々の命を助けることもほぼ不可能と悟ってからも看病をやめようとはしません。その姿勢こそ人間の証、その人々の営みこそが歴史なのだという、筆者の暖かなまなざしの中、奇跡を信じて努力を続ける主人公の姿がたんたんと描かれます。
ドゥームズデイ・ブックとは、主人公が手首に埋め込んでいた口述記録装置に記した日記のこと。各章の冒頭にそこからの引用が載ります。これが未来に届いているということは、主人公は無事に帰還できたということ?それともこの日記は14世紀の遺跡から回収されたもの? 絶望の中の献身の物語はカタストロフへとどんどん滑り落ちていき、やがてドゥームズデイ(最後の審判)を迎えます。
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15 of 21 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 良作品ですが「感動作」と言って良いのだろうか?, 2003/5/7
タイムトラベルにより女子学生の歴史家が14世紀へ調査に赴くが、送り出した側のトラブルで困難な状況に陥る。無事に21世紀へかえる事は出来るのか?というあらすじで、21世紀と14世紀側の物語が平行して進みます。

特筆すべきは14世紀での当時の生活の描写について生々しい物語が展開されている点です。特に当時の疫病について、知識として知っている事を、どれほど悲惨なものかについて疑似体験させてくれる点であると思います。
物語は淡々と進みますが不思議と引き付けられ、登場人物達がどうなってしまうのか?と、読み進む事が出来ると思います。

ただし、確かに「泣ける」のですが「心洗われる感動」と言うより「悲しい泣」です。冬の林の中の様な悲しさと、ままならない厳しさを感じました。よく言う感動作と違った複雑な読後感です。主人公の健気で機智に富んだ姿に好感が持てます。

追記:悪い点を一つ。ダラダラ書いており同じ様な文章が多い。1冊に話を圧縮してれば文句なかったのに・・。

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10 of 22 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars SFとしてはあまり・・・, 2003/7/27
 SFというよりは、感染病による悲劇です。それが14世紀と21世紀で同時に起き、読者はより大きな悲しみに包まれます。92年の作品ということもあってか21世紀の作り込みは甘い(登場人物は携帯電話さえ持っていない)ですが、14世紀の描写は細かく、SFを読んでいると思わなければ興味を持って読めます。

 登場人物の性格についての書き込みが長く、ページ数が多いのが欠点ですが、そのせいで後半は登場人物が身近な人物として思えてしまいます。その分、死による悲しみは深くなります。

 科学技術の発展は必ずしも善ではないというテーマのSFも多いですが、本書を読んだ後では間違いなく善であることを強く思います。14世紀に比べれば現代は進んでいますが、インフルエンザ、SARSなどの感染症に対する努力や研!究がこれからも必要であることを、知識としてではなく疑似体験として理解できます。

 ぜひ映画化して、14世紀の情景とともに悲しみに浸ってみたい作品です。

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5.0 out of 5 stars 明日世界が終わるとしても今日木を植える話
と私は思います。なぜ皆さん「SFとしては」と注釈をつけるのか?と頭をひねってましたが、これがハヤカワSFから出てるからか・・・・。私は「夢の文学館」(?)から出... 続きを読む
Published 7 months ago by bravo999

4.0 out of 5 stars つい比べてしまいますが
総じて面白かったと思います。

同著者の『犬は勘定に入れません... 続きを読む
Published 19 months ago by letizia

4.0 out of 5 stars 危険度レベルでははかれないもの
... 続きを読む
Published 21 months ago by スズメいか

4.0 out of 5 stars 面白いが微妙な話
まずは内容のレビューから。
この物語の設定には、「結局人には逃れられない宿命がある」と作者が主張している様に... 続きを読む
Published on 2006/12/20 by anon-g

4.0 out of 5 stars 自分の力をつくす人間というもの
14世紀と21世紀それぞれの場面で、伝染病やその他のトラブルに対して自分の力を尽くして精一杯戦う人々の人間性に胸をつかれる物語です。21世紀では女性医師が、14... 続きを読む
Published on 2004/6/12 by つぶれソフト

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