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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
 
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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230)) (文庫)

by ロバート・A・ハインライン (著), 矢野 徹 (翻訳)
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Product Details

  • 文庫: 504 pages
  • Publisher: 早川書房 (1979/09)
  • ISBN-10: 4150102309
  • ISBN-13: 978-4150102302
  • Release Date: 1979/09
  • Product Dimensions: 6 x 4.2 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 4.1 out of 5 stars  See all reviews (27 customer reviews)
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27 Reviews
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19 of 28 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars なぜユートピアを描いたのか?, 2005/2/20
P.バーホベンによる映画や、『ガンダム』に影響を与えたという話等から、派手なSFアクションをイメージしがちですが、実際にはこの作品で最も重点が置かれているのは主人公リコが一人前の軍人(=成人)になるまでに受けた訓練、なかんずく「歴史と道徳哲学」と呼ばれる思想教育の描写です。そしてその授業では20世紀の教育思想、社会主義は勿論のこと民主主義、つまりハインラインが生きている世界までもが繰り返し否定されています。

なぜハインラインは当時最隆盛を誇っていたアメリカの民主主義を否定しなければいけなかったのでしょうか?なぜユートピアとして軍国主義とも受け取られかねない世界を描いたのでしょうか?それは恐らくハインラインが自分の今いる社会に対して危機感を抱いていたからではないでしょうか。犯罪の増加、低年齢化、一般市民のモラルの低下、と言った現象が作品中で何度も述べられています。こういった危機感に対してどうすれば良いのか、幼稚とも危険ともいわれながらもハインラインなりに出した答がこの『宇宙の戦士』だったのではないか、そう思われてなりません。

ハインラインの感じた危機感は今や日本を含めて世界的に現実のものとなりつつあります。ハインラインの出した答には賛否が分かれると思いますが、この作品に描かれた危機感が身近なものとなった今、この作品は現代の読者に新たな問題を投げ掛けうるものと思います。

もっともエンタテインメントとしても充分楽しめますが。

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24 of 36 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 軍隊礼賛ではない, 2006/12/6
ハインラインの出世作。59年ヒューゴー賞受賞。日本では66年に翻訳出版され、ベトナム戦争(60-75年)下の時勢もあり物議をかもした作品。ハインライン自身は「どうしてこの本が(ヒューゴー)賞を取れたのかわからない」と語ったという。

表面的に見ると、軍隊礼賛、暴力肯定の非常にマッチョな思想を語っているように見えるが、実はそうではない。この作品に描かれている「軍隊」はわれわれの世界に存在する現実の軍隊とは違うのである。むしろ作品中では現実の軍隊は否定的に描写されているが、ミリタリーアレルギーの人にはそれが目に入らないようである。

私の理解では、ハインラインがこの作品で言いたいことは、「共同体のために自分を犠牲にすることができる人間だけが、共同体の意思決定を行うべきである」ということである。つまり私利私欲のために共同体を利用しない人間だけに、共同体の意思決定を任せろということ。そのためのしくみとして「軍隊」を持ち出したに過ぎない。

元はジュブナイルとして発表しようとしていたせいかアラも多いが、半世紀近く経っても世界中で読み継がれるだけのことはある名著といえよう。必読。
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26 of 40 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 現代では全く違和感なし, 2005/8/13
右翼的だとかファシズムだとかよく書かれているのだが、あまりに普通なので拍子抜けしたぐらいだ。逆に、あとがきにグダグダ書かれている昭和40年代の読者評の方がよっぽど不気味である。ほんの30年前、日本人はここまでバカだったのか??と驚いた。現代日本の読者ではイラク戦争に賛成であろうが、反対であろうが、この本に書かれていることに拒否反応を示すのはごく少数だろう。

ストーリーらしいストーリーはなく、組織内での地位に求められる責任がひたすら説かれている。軍隊を会社に置き換えてもほとんど通用する内容であろう。そこには単細胞的な押しつけはなく、あくまでも理詰めである。若者よりも、ある程度人生経験を積んだ人、何らかの管理者的役割をになう人に必読の書である。

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3.0 out of 5 stars 記憶に残る作品
文庫巻末の本作品についての多方面からの評価は興味深かった。ハインラインの主義主張がファシズムを想起させるとの論調から、SFとしての是非を問うているあたりは、当時... 続きを読む
Published 3 months ago by hit4

4.0 out of 5 stars 最初に映画を見て読むのがいいだろう
私が古書店で手に入れた98年版の表紙は映画「スターシップトゥルーパーズ」から採用されていたので(題字も「スターシップトゥルーパーズ」の方が「宇宙の戦士」より大き... 続きを読む
Published 4 months ago by sirou55

3.0 out of 5 stars 気負わずに名作を楽しみましょう。
何の予備知識もないまま読み始めましたが、満足できました。
異性人vs地球人の戦闘がメインのエンターテイメントと勘違いしていましたが。... 続きを読む
Published 7 months ago by steelydan

4.0 out of 5 stars 納得しました
僕は映画スターシップトゥルーパーズの大ファンです。先日この原作を読みましたが、凄く面白かった。... 続きを読む
Published 10 months ago by けんじ

4.0 out of 5 stars 「権利」と「義務」、「権利」と「責任」
「ファシズム」論議はさておき、このハインラインの作品は、SF小説と言う形式を取りながら、「権利」に対する「義務」や「責任」の問題を取り上げているのだと思います。... 続きを読む
Published 14 months ago by ringmoo

5.0 out of 5 stars ハイスクールの時に「数学が出来なかった」連中は...。
アヒルのようにトコトコ歩く「機動歩兵部隊」へ配属。
一方、ハイスクールの時に「数学が出来た」連中は、... 続きを読む
Published 22 months ago by grayfalcon

5.0 out of 5 stars 怖い
ガンダムをはじめとした、装甲人間ものの始まりになった本ですが、これ以降の本や漫画なんか目じゃない。ともかく面白くて,とても怖いSFです。... 続きを読む
Published 24 months ago by ゆきちゃん

5.0 out of 5 stars 困難を乗り越えて、成長する主人公
自己プロフィールに、組織論に興味があると書いているの
で、そちらの視点からレビューします。他のレビューアの... 続きを読む
Published on 2007/11/3 by kakitsubata_1990

2.0 out of 5 stars 人類は幾多の戦争で何を学んだのか
「夏への扉」のあの心優しいハインラインはどこへ行ったのか。この本の書評は客観的には書けない。"力の哲学"を真っ正直に説いた本書に、小生はまったく同意できない。人... 続きを読む
Published on 2007/3/6 by 黄金比

3.0 out of 5 stars ある意味ジェンダーSFとしても読める
戦争賛美SFとして物議を醸したが、
ハインラインは古臭い保守反動主義者ではない。
女尊男卑の思想が流れているのは、前衛的。... 続きを読む
Published on 2006/12/24 by ゴルディアス

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