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東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)
 
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東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス) (単行本)

by 東 浩紀 (著), 北田 暁大 (著)
3.5 out of 5 stars  See all reviews (15 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

ともに一九七一年に生まれ、東京の郊外に育ち、同時期に現代思想の洗礼を受けた気鋭の論客二人の眼に、ポストモダン都市・東京の現在は、どのように映ったか。シミュラークルの街・渋谷の変貌、郊外のセキュリティ化、下北沢や秋葉原の再開発に象徴される街の個性の喪失、足立区の就学支援、東京の東西格差、そして、ビッグ・シティを侵食する新たなナショナリズム…これらの考察を経て、リベラリズムの限界と可能性を論じる。東京の光景を素材に、現代社会の諸問題を徹底討論。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

東 浩紀
1971年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専攻は哲学および表象文化論。現在は東京工業大学世界文明センター特任教授。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞受賞)など

北田 暁大
1971年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、東京大学助手、筑波大講師などを経て、東京大学大学院情報学環助教授。博士(社会情報学)。専攻は理論社会学、メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 単行本: 297 pages
  • Publisher: 日本放送出版協会 (2007/01)
  • ISBN-10: 4140910747
  • ISBN-13: 978-4140910740
  • Release Date: 2007/01
  • Product Dimensions: 7.2 x 5 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 3.5 out of 5 stars  See all reviews (15 customer reviews)
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18 of 24 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 人間工学をめぐる世代論, 2007/8/22
内容から読めば、核になっているのは、「動物化」の現実をそのまま認める東とそれを反省しなおす北田、ということになると思います。それは本書では「人間工学」といわれる現代社会が目指しているかのごとくである生活環境(快適、環境、安全の重視)への態度でもあります。郊外の「ジャスコ化」、「セキュリティ化」、「ディズニー化」を東は認め、北田は逡巡する。とはいえ、具体的な東京郊外の街並や出来事が俎上に上がっていて、二人のどの著作よりも読みやすい。そして、明らかに東の方が綿密で深く、ポストモダンをさらに進める議論をしていて、北田はかませ犬かと思うほどです(最後の章のすれ違い具合は圧巻です)。

状況から読めば、東がいうように「世代しか対立軸がない日本社会」を明確に意識した世代論です。同年生まれ、東京近郊育ち、東大と気持ち悪いぐらい近い二人。注などで取り上げられるのがほとんど上の世代であることからも、とても意識的なことがわかります。しかし、東のオタクぶりと北田の優等生ぶりは明らかで、優等生北田はいろんなところに目配りしすぎです。

基本的に同年代の私は東の議論に共感しますが、「人間的な多様性のある都市」は「ジャスコ化」「ディズニー化」「セキュリティ化」とは別のところで、たとえば趣味集団や職能集団のようなもので担保するという東の議論はあまりに偏っているような気もします。職能を持たない人はみんなジャスコへ行って満足なのでしょうか?だれもが一様に画一的に「動物化」する(している)のでしょうか?どうもこの「多様性」のオルタナティヴにはオタク空間が想定されているニオイがするのは私だけでしょうか?
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17 of 25 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars そこそこの情報量があって面白いですが、、、, 2007/6/12
企画としては、成功しているとは思えません。・・・・・まず、そもそも郊外論は、欧米で蓄積されてきた郊外論を前提としつつ、経済、文化に射程を広げると、大きな広がりを見せ、魅力的な議論ができるはずですが、本書はそこまでに至っていません。・・・・・例えば、16号ロードサイドの話にしても、経済的な視座はなく、また青少年の文化への言及もありません。松原氏の本についてもしっかり読まずに言及されているように思えます。・・・・・・或いは、格差については殆ど語られていないし、ナショナリズムの項では、東京との関係は全く配慮されていません。・・・・・・・全体として、書斎の窓から見た東京についてのお話という印象でした。東京のそれぞれの町に暮らしている人の生活感が漂ってこないというか、、、、経済的なものへの視座が見えないというか、、、ジャスコ的といいつ、地方でのジャスコの意味と都会でのジャスコの意味との違いが配慮されていないというか、、、、、、支配する側にあるものとしての東京への批判意識が見られないというか、、。・・・・・・結局、お二人とも、何かコミットする人ではなく、上手に傍観する人ではないだろうか、と思いました。
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61 of 93 people found the following review helpful:
1.0 out of 5 stars 若手のスター学者とスター批評家(自称)の自堕落な自分語り, 2007/2/9
By モワノンプリュ (Japan) - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
 著者たちはのっけから「東京の総体について思想的に語るのはもはや不可能で無意味」と頷き合う。でも「いまも東京が生きて動いていることも事実で、それについて何か語りたいような気もする」などと甘ったれた言葉を口にし、書名中の「から」に、その中途半端さが反映していると言って、2人で自嘲的に「(笑)」う(p66)。

 ま、東は対談を通じ、「人間は主体である前に動物であり、そしてその動物性がいまや、都市デザインを含め、社会システムの根幹を直接に決めはじめている」ことを指摘したかったと述べてはいる(p263)。だが、ともに東京近郊で生まれ育ったことのみを支えにした企てとしては、無謀と言うしかないだろう(北田には『広告都市・東京』という著作があるが、多分自覚しているように(p42)、これは都市論と言うより都市に関する表象分析)。「毎回実際に街をひと歩きし、自身の直観と経験と記憶にもとづかせながら」(p286)論じ合うという、人を舐めたお手軽な姿勢の帰結が、両者の印象論を手持ちの思想用語で粉飾する態の、この自堕落な内容だ。

 東が「いまや脱構築不可能な、生物学的身体としての人間だけがナマでごろんと転がっている」(p263)、「必要なのは工学的な事実性を制御する知恵、スキル」(p278)と主張し、北田が「社会を動かすのは『人間工学の共同幻想』だから、その脱構築は完全に不可能ではない」(p289)と応酬する構図に興味を抱く読者もあろうが、所詮は立場表明に終わっている。しかもこの構図は、2人が言及するローティvsロールズはともかく、福田和也が『イデオロギーズ』で描いたハイデガーvsカッシーラーの対立を変奏しているようにも思う。大切な問題であることは認めるが…
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Published on 2007/3/29 by 遊鬱

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Published on 2007/3/22 by ふらいどぽてと

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著者二人は、どちらかというと、今まで抽象的なテーマでものを書くことが多かった... 続きを読む
Published on 2007/2/9 by hiromatsu

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