ブックレビュー社
NHKスペシャルで評判になった「マネー革命」ドキュメントの書籍版 1998年にNHKスペシャルで放映され,話題を集めたドキュメント番組「マネー革命」の書籍版。全3巻で,第1巻は「巨大ヘッジファンドの攻防」,第2巻は「金融工学の旗手たち」,第3巻は「リスクが地球を駆けめぐる」という構成。IT(情報通信)技術の進歩とともに進化するマネーの世界をレポート。金融工学の台頭と理論構築に貢献した天才たち,そして,その落とし子とも言えるヘッジファンドの興亡とバブル論まで幅広くカバーする。「マネー革命」のキーパーソンとのインタビューも豊富だ。世界の通貨・金融市場を動かして巨額の利益をあげ,中央銀行にさえ勝つといわれたヘッジファンドだが,その一方で,97年のタイの通貨危機に端を発したアジア経済危機や98年のロシア危機の際には,巨額の損失を抱え込み,経営破綻に陥るところも出た。本書でも,第1巻ではアジア経済危機の余波でニューヨーク株式市場が暴落した結果,「1日で50億円を失った天才トレーダー」の話が紹介されている。この本の出版後,マネー革命はさらに加速,「運用額2兆5000億円」と紹介されたタイガー・マネジメントは投資の失敗で2000年3月に廃業,ジョージ・ソロス氏率いるソロス・ファンド・マネジメントも2000年4月の米ハイテク株暴落で痛手を負うなど,勝者,敗者は激しく入れ替わっている。
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内容(「BOOK」データベースより)
世界的な金融自由化の中で、金融の中心は銀行業から投資業に変貌しつつある。年間40%という利息を20年も出し続けている巨大ヘッジファンドも出現している。一日で50億円も失ったビクター・ニーダーホッファーや、「投機王」ジョージ・ソロスなどの軌跡を辿り、今日の世界経済大変動の主要因とされながら、ベールに包まれてきたヘッジファンドの実像に迫る。
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