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熊を放つ〈上〉 (中公文庫)
 
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熊を放つ〈上〉 (中公文庫) (文庫)

ジョン アーヴィング (著), John Irving (原著), 村上 春樹 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ウィーンの市庁舎公園で出会った二人の若者ジギーとグラフ。中古のロイヤル、エンフィールド700CCを駆り、オーストリアの田舎を旅する二人が見つけたものは、美しい季節の輝きと、手足のすらりとした女の子ガレン。すべてはうまく運ぶはずだった。ジギーが、動物園襲撃などという奇妙な計画を持ち出すまでは…。瑞々しく、痛々しく、優しく、そして未完成な青春を描くジョン・アーヴィングの処女長篇を、村上春樹の最高の訳で贈る。


Book Description

It is 1967 and two Viennese university students want to liberate the Vienna Zoo, as was done after World War II. But their good intentions have both comic and gruesome consequences, in this first novel written by a twenty-five year old John Irving, already a master storyteller.

--このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 好きな作品なんですが・・。, 2008/3/13
ファンには物足りないということでしょうか?全体的に評価は低いようですが、個人的には好きな作品です。
荒削り、冗長、どちらも当てはまる部分もありますが、アーヴィングの原石、とでも表現したい魅力がそこかしこに散らばっています。アーヴィングファンなら読んで損はないです。

お話は三部構成。
落ちこぼれ学生のグラフが、破天荒なジギーと出会い、気ままなバイク旅行に出かけます。ジギーのとんでもなさにちょっと付き合いきれなくなったあたりで、突然彼がこの世を去ってしまうまでが第一部。

第二部はジギーの残したノートの記録。主旨のよくわからない動物園偵察の様子と、ジギーの家族の歴史が交互に語られます。
正直、かなり冗長です。初めて読んだ時は斜め読みしてしまいましたが、読み返すうち、この章が一番噛み応えがあると思うようになりました。

ジギーの家族は、戦争とその後の時代に一人また一人と奇妙な消え方をしていき、最後に幼いジギーと同居人エルンストだけが残されます。
彼らが体現しているのは「生き残るということ」。この、後のアーヴィング作品でも繰り返し取り上げられるテーマが、この物語でもキーワードとなっています。

第三章ではグラフが、ジギーが計画し果たせなかった動物園開放を決行します。ところが世間は想像以上に厳しく、自由になった動物たちは・・。
荒っぽい落ちですが、そこはアーヴィング。ネガティブな終わり方ではないです。

原著、邦訳共に読みましたが、村上春樹氏の訳は原文をよく活かしていて、それでいて春樹流で読みやすく、うまいものだなと感心しました。
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14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 長い小説ですが。, 2000/12/19
とてもとても長い小説ですが、長さのわりには登場人物がそれほど多くなく、アーヴィングの話の展開も軽やかで疲れずに読むことができます。村上春樹さんの翻訳もアーヴィングの雰囲気を壊さず、なおかつ村上春樹さん的な文章の特徴もちょこっと顔を出していて、これもまた楽しいです。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 処女作, 2004/8/31
By パンタロン - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
このレビューの引用元: 熊を放つ〈下〉 (中公文庫) (文庫)
 「ガープの世界」や「ホテルニューハンプシャー」で有名で、類まれなストーリテラーであるジョン・アーヴィングの処女作。訳は村上春樹と豪華な組み合わせ。ということで嫌が応にも期待が高まりました。

 「ガープ~」などと比べてしまうと、まだまだ荒削りな感じもしますが、確かな力を感じることも出来ます。青春期における喪失感という点で村上春樹の琴線に触れる部分があったのではないでしょうか?「ねじまき鳥クロニクル」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」にその影響が表れているような気がします。

 初めは入り込みにくい作品かもしれませんが、読み進めていくうちにはまっていきます。二度目はさらにいいです。荒削りなだけにちょっとした苦労はいりますが、いい作品であると思います。

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投稿日: 2006/8/10 投稿者: するめいか

5つ星のうち 2.0 期待しすぎると・・・
ジョン・アーヴィングでなおかつ春樹訳とくればいやおうなしに期待が高かったのだが、ちょっとがっかり。
「ガープ」などからあふれ出る圧倒的なストーリー性が見ら... 続きを読む
投稿日: 2004/2/25 投稿者: カルーアミルク

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