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オレ様化する子どもたち (中公新書ラクレ)
 
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オレ様化する子どもたち (中公新書ラクレ) (新書)

by 諏訪 哲二 (著)
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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

かつての「ワル」は、対等をめざして大人に挑戦してきた。しかし、「新しい子どもたち」は、端から自分と大人は対等だと思っている。彼ら・彼女らは、他者との比較を意に介さない。自分の内面に絶対的な基準を持つ「オレ様」になったのだ。「プロ教師の会」代表の著者は、教職生活40年の過程で、子どもたちの変化と格闘してきた。この体験をもとに、巷に流布する教育論の正否を交通整理しつつ、「オレ様化」の原因を探り、子どもたちの「個性化」と「社会化」の在り方を問う。


内容(「BOOK」データベースより)

大人と対等と信じ、他人を気にかけなくなった子ども。「プロ教師の会」代表の著者は教職40年で、この変化と格闘してきた。本書はオレ様化の原因を探り、個性化と社会化のあり方を問う。

Product Details

  • 新書: 238 pages
  • Publisher: 中央公論新社 (2005/03)
  • ISBN-10: 4121501713
  • ISBN-13: 978-4121501714
  • Release Date: 2005/03
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.3 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.5 out of 5 stars  See all reviews (19 customer reviews)
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18 of 22 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 一教員として考えたい, 2005/5/24
子どもをめぐる昨今の情勢は,なんとも不穏な感じである.

衝撃的な事件が起こるたびに,TVなどで特集が組まれてはいるが,学校や教師,地域の性にされただけでその本質はなかなか見えないような気がしていた.

そこに,子ども自体が変わってきたということを学校現場の立場から訴える本書には,あらためて考えさせられるものが多かった.

私の中で,本書の核は第一部でした.
未熟であるにもかかわらず,自分が一つの完全なる個として,対等の関係を主張してくる生徒.
自分を客観的にみれないのに,自分の考えは一般的だと思いこんでいる多くの子ども・・・
そして,なにより自分は特別な存在だと思いたがる彼ら.
新米教員の私にも,日々の講義の中で,思い当たる節が数多くある.

そうはいっても,我々は大学教員は,一講義単位あるいは,研究室単位でつきあえる分だけまだマシであろう.
小中学校の教師達の苦労が,容易に想像できる.

あくまで教師として,彼らと1対1ではなく,プラスαを加えた指導性を確保しつつどのようにつきあっていくか.考えされられるものが多い本であった.

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36 of 47 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 鋭い分析, 2006/3/28
By ひな (東京都) - See all my reviews
著者は「プロ教師の会」代表であり、長年にわたって生徒と接触してきた。この経験を踏まえて、子供たちが「オレ様」化した原因を探る試みをしている。タイトルで使われている「オレ様」とは、「学ぼうとしなくなり」「自分を変えようとしなくなった」子供たちとのことである。乱暴に言ってしまえば自分勝手になったということである。内容構成は、大きく前半後半部に分かれている。前半部は、著者自らが教師として体験したことから子供たちを分析している。戦後の子供たちを、共同体的な精神風土と人間関係を強く抱え込んでいた「農業社会的レベル」、共同体的なものからほぼ離脱した「産業社会的レベル」、共同体的なものがほぼ消滅しつつある「消費社会的レベル」に分け、論述している。詳述はさけるが、「個」ということを論点に据えている。内容も経験に裏打ちされているだけあって、門外漢の僕にも首肯できる点が多い。後半は、識者が「オレ様」化した原因を述べたものを著者が批判する体裁を採っている。宮台真司、上野千鶴子、村上龍など各氏の論に反駁している。僕としては諸手を上げて著者に賛成ということはなかったが、うなずける点も少なくない。本書総体の結論としては、子供は個性化する前に社会化すべきであるとまとめてある。現代の学校問題に関心のある方は興味深く読めるだろう。
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10 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 『13歳のハローワーク』は結局『DEATH NOTE』と化すのか?, 2007/6/15
 申し訳ないのだが本書で著者のことを初めて知った。何故かといえば、教育問題に関してメディアへの露出が多いのは著者が本書で批判している宮台真司、和田秀樹、尾木直樹、村上龍の各氏だからである。
 著者によれば教育に必要なことは、市民社会的「等価交換」ではなく、共同体的「贈与」である。そして「等価交換」は解りやすいが「贈与」は解り難い(=見えない)。深刻なのは教育問題の議論の成り立ち方が上記の人たちの顔ぶれを見ても分かるように「等価交換」のような身振りを演じてしまっているということだ。「オレ様」が「オレ様」を擁護しているような有様が教育問題の議論を不可能にしてしまっている。実践に希望を託すしかないのだが、「この国には希望だけがない」らしいよ。
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