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偽善の医療 (新潮新書)
 
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偽善の医療 (新潮新書) (新書)

里見 清一 (著)
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、医者は患者に「買われる」サービス業にされた…。医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」「インフォームドコンセントは本当に良いことか」「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」「病院ランキングは有害である」「安楽死を殺人扱いするな」―。毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

里見 清一
臨床医。専門は呼吸器内科学・臨床腫瘍学。東京大学医学部を卒業後、大学病院内科および公立病院救命救急センターなどでの研修を経て、平成二年から呼吸器内科とくに肺癌の診療に専門に従事。日本癌学会・日本臨床腫瘍学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/03)
  • ISBN-10: 4106103060
  • ISBN-13: 978-4106103063
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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36 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 著者名は本名にされるべきであった, 2009/3/21
By いちろう (広島県福山市) - レビューをすべて見る
著者は極めて聡明かつ博識(かつ声の大きいこと)で知られる斯界の第一人者であると拝察する(本名で書かれていないので、あくまで拝察するしかないのである)が、本書ではその緻密な(理系的)論理展開を如何なく発揮されつつも、我々の大好きな「人情」というエートスに拠ることにより、とかく格好をつけたがる本邦のがん医療を論じた他の書物にはない「本音」を小気味良く展開されており、是非多くの方々(特にがん患者さんとその家族)に読んで頂きたい書である。
ただタイトルに示したように、新書といえども本名で刊行されるべきであった。
医学論文とは異なり多くの一般オーディエンスを対象としているとはいえ、世間に対し「論を立てる」ということにおいては著者の責任はかわらない。
かの新聞社の方々ですら「署名記事」により本名を明らかにしているように(それゆえ時折2chにその氏名をさらされているのだが・・・)、文系の方々もそれなりの矜持をもって本名で論を立てておられるのだから、著者があえて「白い巨塔」の里見助教授の実兄の名をペンネームにされる必要はないように思われる(気持ちはわかるけどね・・・田宮二郎版「白い巨塔」の岡田英次は良かったですなあ)。
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 めっちゃ、正直なお医者さん, 2009/3/26
By vatmideo (大阪府) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
「人情は、『倫理』や規則よりも上位である」
この痛快な言葉に、EBMが正統かなとなんとなく感じていた自分を目覚めさせてくれました。
お金や物よりも、患者からの感謝の言葉が仕事をしていく上での糧になるというのももっともなこと。
嫌いなコーヒーも、場合によっては飲むべきというのはうなづける。
統計学的な見解も妥当だし、マスコミに対する批判も拍手もの。でもそんなことは構わずに世の中は進んでいくのかな?
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 医者と患者を窮屈にさせているのは..., 2009/5/2
以前から「患者様」という呼び方に、何とも言えぬ気持の悪い違和感を覚えていたが、これが厚生労働省からの通達によるものだとは知らなかった。こんなことにまでお上が介入してくるものなのか。いったい日本の医療はどうなってるのか。通常、患者の側は、直接接する医者や看護師の姿だけしか見えないので、巷の噂やマスコミの情報を信じ、単純に良し悪しを決めてしまいがちだが、実は医師の側も、様々な規制の中で、矛盾を抱えながらも仕事をせざるをえず、不本意ながらという場面も多々ありながら、そのことを世間に向かってはなかなか言えない。本書は、多少乱暴な語り口ではあるが「セカンドオピニオン」「有力者の紹介」「末期医療」「インフォームドコンセント」等、これまでにない本音で問題提起し、医者も患者も、窮屈で不幸な医療の現状を考えさせるものである。
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