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国家の品格 (新潮新書)
 
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国家の品格 (新潮新書) (新書)

by 藤原 正彦 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。


内容(「BOOK」データベースより)

日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。

Product Details

  • 新書: 191 pages
  • Publisher: 新潮社 (2005/11)
  • ISBN-10: 4106101416
  • ISBN-13: 978-4106101410
  • Release Date: 2005/11
  • Product Dimensions: 6.9 x 4.3 x 0.4 inches
  • Average Customer Review: 3.5 out of 5 stars  See all reviews (618 customer reviews)
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175 of 213 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 国家の品格の評価意見を読んで, 2007/7/20
By フミ@UK "Freddie" (Staines, United Kingdom) - See all my reviews
私は、ある日本企業の赴任者として英国で10年。帰国後に英国人の家内が母国に帰りたいと言うので日本で退社し再び英国に永住目的で戻り12年、計22年を英国で過ごした者です。しかし、結局、家内も私も日本に戻る決意をしました。帰国理由は『日本には英国に無い品格や情緒がある』と言う点で、具体例は山程あります。細かく見れば、どんな事でも揚げ足は取れる物で、この本の批判をしている人の多くは、ご自分の知識の豊かさや論弁力を人に知らせたいのでは?と思いたくなる様な印象を持ってしまいました。22年間この国に住み、長男と次男が英国で生まれた私に取って、英国は息子と家内の故郷です。しかし、その英国を私達が去るのは何故なのか?この事自体が、この『国家の品格』の著者の言いたい事を、全く別の所で、この本の存在さえ知らなかった私が具体的行動と言う形で出した結論と私は考えています。具体例を挙げます。最近『インターネットカフェ難民』と言う現象があります。もし、あの現象が英国で起きたら、難民にになる前に、大半がナイフ、ガン、暴力を振りかざして自分たちの収入確保に走ったでしょう。しかし日本ではそこ迄落ちずにインターネットカフェ難民と言う現象が出た事自体、日本人の特質だと思います。全くの別例ですが、スティールコーポレーションのTOBなどは『金は有っても心の品格ゼロの例』だと思います。勿論、日本にも40歳前後の経営者で、金に物を言わせる品格を無くした自己中心型経営者が居る事も実ですが、概して日本人には品格が残っています。大切な事は、言葉尻では無く、著者の伝えたいメッセージを読み取る事だと思います。言葉尻を云々する事こそ、品格を疑われる行為だと思います。1970年に赴任した頃は『イギリス被れ』だった私が『日本人に生まれて良かった』と思い、日本に誇りを感じて書いた私の意見は多くの事実を自分の目で見た結論です。(FM)
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59 of 77 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 新渡戸稲造の「武士道」とは別物, 2006/2/1
私は新渡戸稲造の武士道を座右の書にしています。新渡戸は米人を妻にして世界に紹介するために「武士道」を書きました。「新渡戸武士道」は排外的な書物でなく、武士道の普遍性を示すために書かれました。(読めばわかります)本書で称揚されている武士道はどうしても日本がすばらしい、日本が一番というような排外的なニュアンスを含んでいます。
第2次世界大戦の前に国家主義を大声で唱えた人たちの多くは文学者や教育学者で、政治学者や法律学者は少なかったのです。つまり情緒的な人間が理屈を超えた排外的国家主義者になり、理屈がわかっている人は(恥ずかしいので)なりえないのです。現在でも渡部先生とか著者のような人が情緒的な排外国家(自己中)主義を唱えるのは理解できることです。
普遍性を希求する新渡戸武士道が、このような排外(自己中)思想に引用されるのは残念でなりません。しかし本書を読んで新渡戸武士道に興味を持ってほしいと思います。
武士道は自己の「信念体系」であり、「品格の有無」を気にするような他人を意識した相対的な世界ではないと思います。「侍は死んで忠になることもあり、がまんして忠になることもある。死ぬべきときに死し、生くべき時に生きる。むやみに死ぬのは犬死である」と説く、武士の本質と本書はどこかずれていると感じます。
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113 of 149 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 面白いし、主旨には賛同するが。, 2006/5/18
By 山田晃嗣 (神奈川県横浜市) - See all my reviews
色々な面で面白く読めた。

著者の主張のいくつかには大賛成。
日本語教育の重要性、日本の自然の美しさ、
自国文化に誇りを持てなければ世界でも尊敬されない、等々。
酒の席での話なら、意気投合して一晩飲み明かせそうだ。

素晴らしい主張があっても、一冊の本にするとなると、
著者の主張を裏付けるような明快な説明が求められる。
本書では、その「説明」に極端な「光と影」があることが興味深い。

まず光の部分。
非常に読みやすくて面白いエピソードが満載だ。
一見過激に思える作者の主張に対し、
この本を読んだ多くの人が「うん、うん」と唸ったのではないか。

次に影の部分。
多くのレビュアーが既に指摘しているが、
説明の論理展開が壊滅的で、まったくの「詭弁」の世界なのだ。
例えば本書中の次の主張。
「中世の日本には優れた文学作品が多いが、
 西洋には『カンタベリー物語』程度しかない。
 したがって日本人は素晴らしい。(意訳)」
おいおい!
と言うことは、紀元前2,000年から文字も文明もあった中国人に、
我々日本人は永遠に頭が上がらないのか?

著者は冒頭で「論理」を真っ向から否定しているが、
著者の主張は、その否定した「論理」によって
説明されていることに他ならない。
しかも突っ込みどころ満載の怪しい論理によってだ。
これは自己否定のパラドクスに陥っているのではないか。

それでも、一見してもそれを感じさせない文章力はさすがである。
私は仕事でマーケティング的な文章を書くことがあるが、
著者の説明手法には大いに見習いたいところだ。
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