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自省録
 
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自省録 (単行本)

by 中曽根 康弘 (著)
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Product Description

日経BP企画

自省録
 日本の戦後史において政治の本流を歩み続けてきた中曽根康弘元首相が、その軌跡を振り返りつつ、いまだ尽き果てぬ憂国の思いを綴った1冊。

 まずは、議員活動からの引退を迫った小泉純一郎首相に対して痛烈な批判を浴びせる。「若手を抜擢して、国民の支持が上がってきたのを見て、『年寄りを引っ込ませよう』と、はずみで私への引退勧告を言って来たと感じました」と語る。小泉首相はこれまでにないタイプの「大統領的総理」だと言えば聞こえはいいが、物事を瞬間的に捉えて結論しか言わない、しょせんは瞬間芸の天才だと厳しい。

 一方で、吉田茂氏、岸信介氏、佐藤栄作氏ら、同時代を歩んだ名政治家について独自の分析を加える。“コンピューター付きブルドーザー”と称された田中角栄氏は、政治思想においても、また人間的なタイプも対極にあったとしながらも、「永遠の競争相手」だったと回顧する。

 また、先行き不透明な世界情勢については「散乱の時代」「一強(米国)多元世界」というキーワードを示しながら中曽根流の予測を試みる。日本は海洋国家であることを改めて自覚せよと言い、その見地から自国の安全保障や米国との同盟関係についての基本戦略を立て直せと提言する。


(日経ビジネス 2004/07/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社/著者からの内容紹介

「政治家は歴史法廷の被告である」という著者が、全てを書き遺した回想録。確固たる歴史観、怜悧な内外政治の分析。豊かなエピソードで綴る卓抜な国家論。


Product Details

  • 単行本: 255 pages
  • Publisher: 新潮社 (2004/6/26)
  • ISBN-10: 4104687014
  • ISBN-13: 978-4104687015
  • Release Date: 2004/6/26
  • Product Dimensions: 7.7 x 5.4 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 3.8 out of 5 stars  See all reviews (13 customer reviews)
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18 of 22 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 彼は偉大な政治家だか内容は今ひとつ, 2004/7/16
By ai0610 (茨城県つくば市) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 道路や郵政の民営化論議の小泉政権の苦悩を見れば、国鉄・専売・電電の三公社を民営化へと導き、行政改革を断行した彼の政治的手腕が、いかに卓越したものであったかは、多くの人がそれを認めるところであろう。

 だがこの本書の内容は正直イマイチ。

 自分の実績をあまりに広く紹介しようと言う気持ちは理解できるが、話題があまりに広範囲で深く掘り下げず底が浅くなってしまっている。

 内幕を語っているつもりらしいが、それ程驚くべき事実は含まれず、唯一挙げれば、ロッキード事件をアメリカが暗躍したというくだり位。もっと総裁選の内幕や、政争の生々しさなど突っ込んで語って欲しかった。

 「私は全てを書き遺した」

 と自分では言っているが。もっともっとあるでしょう?といいたくなる本。

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10 of 13 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 今はまだ評価を下せない, 2004/7/12
 小泉首相の人気凋落に呼応するように、一時中曽根氏を再評価する向きもあった。それだけに、このような早い時期の回顧録出版はタイムリーではある。

 内容は、同氏が政治家を志す動機を与えた青年将校時代に始まり、戦後、政界に入ってから首相を引退するまでの経歴を語り、最後に現在の政治に対する同氏のメッセージに終わる。同氏は、安全保障の面でのアメリカとの協力関係をより緊密にすることで、冷えていた両国関係を改善し、ソ連との冷戦に勝ち抜いたことを強調している。この点については、現在のイラク情勢を考えると、果たしてそれで良かったのか、と疑問に思う向きもあるかもしれない。
 同書には、同氏の政治に対する極めて強い自負と自信が現れている。これについては読者の意見も賛否両論というところだろうし、その妥当性に対する評価は次の時代への宿題となろう。少なくとも、「自省」というよりは、日本国民へのメッセージとしての性格が強い。

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4 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 胆識ある政治家, 2006/10/8
By 社長 (神奈川県) - See all my reviews
著者は大衆迎合主義とはほど遠いから人気という面では可哀想に思うくらい無い
偉く嫌われている感もある

しかし、著者のように大所高所に立ち、日本国家を根本から変革するために活動されてきた政治家が何人いるだろうか!?

多くの心無い人は著者のことを老害のように扱っているが、著者のような憂国の士は真に稀有なる人物であり、今後、真価を問う必要があるように思う

本書は、著者が政治家として活動してきた50年超に及ぶ歴史の総決算として非常に貴重なものであると私は考える

細かな箇所については意見を異にするところも少なくないが、著者の根本理念、国家のトップたる者はどうあるべきか、改革の手順はどうすべきかといった大本の部分は全面的に賛成できる

とくに私が腑に落ちたのは、首相たる者は、まず国家存立の根本、骨組みから考えねばならないということ
私も常々、まず教育と憲法から取り組むべきだと考えているので、わが意を得たりというところであった

著者は大上段に立った意見ばかりであり、その割に”風見鶏”のように風向きをすぐ変えると批判されることが少なくないが、国家のトップが大上段に立ち、大所高所から国家百年の計を考えないで誰が考えるのかと言いたいし、”風見鶏”のように風向きを変えてきた問題は枝葉末節といってよいものばかりであり、著者自身が語っているように根本理念が揺らいだことは一度もないといえるだろう

但し、本書のサブタイトルにある「歴史法廷の被告として」というものを曲解して、著者の懺悔を期待するのなら本書は期待外れといえるのかもしれない

著者のように日本国家を真剣に考える憂国の士を自覚される多くの方にとっては大いに一読の価値はある書といえる
そういった方は是非一読を!!
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内容だが政治の本質が垣間見えた一冊であった。
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