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私が語りはじめた彼は
 
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私が語りはじめた彼は (単行本)

by 三浦 しをん (著)
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Product Description

2005年本屋大賞ノミネート作品

『「本屋大賞」事務局(http://www.hontai.jp)』からノミネート作品のPOPが届きました!
POP王の作品を拡大する POP姫の作品を拡大する

(Copyright© Web本の雑誌 POP王 POP姫)




内容(「BOOK」データベースより)

あっという間にアカの他人。でも実はまだ切れていない、「彼」と私の仲。それぞれの「私」は闇を抱える、「彼」の影を引きずりながら。男女の営みのグロテスクな心理を描く“関係”小説。

Product Details

  • 単行本: 251 pages
  • Publisher: 新潮社 (2004/5/25)
  • ISBN-10: 4104541036
  • ISBN-13: 978-4104541034
  • Release Date: 2004/5/25
  • Product Dimensions: 7.6 x 4.8 x 1 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (23 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #77,328 in 本 (See Bestsellers in 本)

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13 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 直木賞作家, 2006/10/31
By 桑の実からできた泡 (東京都日野市) - See all my reviews
この男 つまり私が語りはじめた彼は 若年にして父を殺した その秋 母は美しく発狂した

上記の詩からインスピレーションを受けた著者が綴る連作短編小説。
村川教授によって微妙に人生を狂わされた人々。
妻、愛人の夫、教え子、息子……
彼らが自分の人生を、そして村上教授の人物をそっと語っていく。

まず文体。かなり繊細な雰囲気をかもし出しているのに芯はかなり強い。静かで強い表現力にびっくり。ここまで実力者だったとは…!!
三浦しをん恐るべし。

登場人物たちは皆どこか歪んでいる。
でも最後にはみんな自分なりの選択をし、先へ進んでいく。村川教授の影を振り切るように。影なんか最初からなかったかのように。
あるいは影を全部受け入れるかのように。
読んでいて、なんともいえない妙な連帯感を感じた。ああ、そうそう嫉妬ってそういう風にするんだよねとか、その歪みが魅力に感じたりするんだよね、とか。

明暗を併せ持った雰囲気のある小説でした。
長く続いた雲間から曙光が差す寸前のような。
純文学が好きな人は絶対はまります!!
建物が爆発したり猟奇殺人が起こったりはしないけど、心がゆっくり動くのが感じられる本でした。
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8 of 8 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 美しい文章ってこういうことをいうのか!, 2004/12/8
 美しい文章、うまい文章、というのはこういうもののことを言うのだと、実感した。

 文章自体美しく、そして、内容も痛みを伴った美しさ。

 村川という男女関係に奔放な大学教授を核とした6つの短編集。

 村川自体は直接登場することなく、彼の存在によって人生に影響を受けた人々の人生が描かれている。

 その6つに共通するのが身体のどこかにあけられた穴。
 美しくも痛ましい穴が、彼らの中に開いて、そしてそれを自覚しつつ彼らは生きていこうとする。

 あるものは虚しく、あるものは強い意志の元に。

 ラストにはとくにラストらしい終わり方。

 最後はうまくきれいに終わらせてくれるあたりもとても良い。
 それが、とってつけたような簡単なわざとらしい感じになっていないのも、この人は本当にうまい作家なんだなぁと思わせる。

  すごい。作家って、そう簡単になれるもんじゃない、と、自分との才能の差を実感させられる。作品。

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9 of 11 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 愛から出づるもの, 2004/11/26
 ぐいぐい引きこまれて読みました。帯の金原瑞人氏の絶賛の言葉がなくとも、(帯が過剰に誉めている場合は、大抵半信半疑で読み始めるのですが)充分満足できる作品だと思いました。
 暴露や殺人?絡みのミステリーの要素あり、愛を巡る心理的展開あり、軽さに流れ過ぎない程よいテンポに引っぱられて、全6章を一気読みでした。
 章ごとに関係する人物が重なっていき、その関わりのおもしろさに、どこで繋がるのか?どう決着がつくのか?と、一人先走ってしまうほど。
 「かつて、たしかに愛は存在した。」・・・帯のその言葉が、読了した時点で立ち上がってくるのです。愛を奪う者と、奪われたものとの間にある確執。そこから飛び出ることで、精神の安定を保とうとする元の妻。父を奪われたことで、人を恨むことを覚えた子供たち。章が進むにつれて、様々な謎が重なりあい、絡みあい、登場人物たちの内的世界の描写に魅惑させられました。人の心の襞、多面的な愛の様相、凄みをおびた執心、壮絶さ。暗くほとばしるような愛の物語を、三浦しをんさんは、語りきってくれました。
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... 続きを読む
Published on 2005/10/11 by するめいか

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Published on 2005/9/24 by 夢追い虫

3.0 out of 5 stars 凝りすぎ?
~ まず、文章がしつこいです。しつこさの是非を問うのは、こってりラーメンの是非を問うのと同じくナンセンス。ただ、しつこいのです。
... 続きを読む
Published on 2005/6/28 by gennaio

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作中で語られていく、
一人の男と、一人の女。
しかし物語の主軸は彼らではなく、
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Published on 2005/6/27 by 春哉3号

4.0 out of 5 stars 構成力、そして文章力とも秀でた作品
~三浦しをんさんの作品を初めて読みました。
なんというのか、面白いというのか、不思議な魅力の小説です。
物語はグロテスクな「二千年以上前の話」をプロ... 続きを読む
Published on 2005/6/4 by moritats55

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