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ニシノユキヒコの恋と冒険
 
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ニシノユキヒコの恋と冒険 (単行本)

川上 弘美 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

なぜ僕はきちんと人を愛せないんだろう――とめどないこの世に、真実の愛を求めてさまよった男一匹の恋とかなしみの道行き。切なさあふれる傑作連作集。


内容(「BOOK」データベースより)

ニシノ君とのキスは、さみしかった。今まで知ったどんなさみしい瞬間よりも。女には一も二もなく優しい。姿よしセックスよし。女に関して懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう…とめどないこの世に、真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、著者初の連作集。

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5つ星のうち 5.0 平成の光源氏??, 2004/6/11
実は今、何ヶ月もかかって「源氏物語」を一巻ずつ読んでいるのだが、ある意味ニシノくんも平成の光源氏かもしれない・・・と思った。女性に対して彼はいつも無意識のうちに「なめらかな上の空」なのだ。誰よりも優しく、無邪気で、誰よりも残酷。それに気づいたオンナ達はみんな彼から去っていく。あれだけ恋をしたのに、死ぬまで孤独だったニシノくん。でもでも、おそろしく魅力的だった。やっぱり「源氏」!?つまらない恋愛をいっぱいするくらいなら、ニシノくんのようなひととふるえるような濃密な時間を持ちたい、と願うオンナは多いはず。たとえ別れが約束されている恋だとしても。そう、たぶん、私もそのひとり。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 愛することの困難さ。, 2004/4/3
ニシノユキヒコは、たくさんの恋をしてセックスをする。でもどの女の人のことも、芯の所では愛することができないと感じている。そのことに気づいてしまう女の人たちは、苦しくなったり、切なくなったり、反対にニシノユキヒコを可哀想だと想ったりする。彼女たちはニシノユキヒコを語る、一人一人彼を違う名前で呼び、彼に対する違う思い入れを持って。人を愛するということは、簡単ともいえるし、とてつもなく難しかったりもする。「人を愛する」なんて、ほんとうのところ誰にもよく分からないから。「おやすみ」と「ぶどう」の章が特にいい。二篇の語り手は正反対のタイプの女性で、語り手の個性の違いがニシノユキヒコのとらえ所のなさをさらに浮き上がらせ、それがまた何となく哀しいのだ。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 主人公は女性たちです。, 2003/12/22
川上弘美が1998年から2003年まで小説新潮に掲載していた短編を1冊にまとめたものです。

短編と言ってもニシノユキヒコという、あまり現実にいなさそうですがよく読むと意外とまわりにいそうな、
少し気弱な現代的な男性を軸に彼に関わる少し強い女性たちを描いています。

ニシノユキヒコに振り回される女性、ニシノユキヒコを振り回す女性。

深く関わりたい女性、関わりたくない女性。
いろいろな女性が自分の持つ現実の生活と、つかみ所のないニシノユキヒコとの間で揺れ動きます。

ニシノユキヒコを描いているようでいて、彼にかかわる女性たちの方をリアルに魅力的に描いているような感じがします。

渡辺淳一の「阿寒に果つ」は、阿寒で自殺を遂げた天才少女画家に関わり振り回される男性たちの話でしたが、
比べて読んでみるのも面白いかも知れません。

男性の方がロマンチストなのかなと思ってしまいますよ。

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5つ星のうち 3.0 読みやすい
特に苦もなく 簡単に読めます

ニシノユキヒコは自分のような気もするし 
身近にいる誰かのような気もするし

でも特に... 続きを読む

投稿日: 2005/5/18 投稿者: warumono_z

5つ星のうち 4.0 それでも好きになってしまう人
 ニシノユキヒコ(西野幸彦)の十代から五十代までの恋の遍歴を10人の女性から語られる連作短編集。... 続きを読む
投稿日: 2005/1/20 投稿者: 東雲はるか

5つ星のうち 5.0 冷気を持った人間の末路なのか・・・?
すごいうまい。
最初は江國香織さんと似た文体に思えて、だったら江國さんには勝てないよと思ったけれど、この連作の試みはすばらしく、
語り手が変わるごと... 続きを読む
投稿日: 2005/1/4 投稿者: ぴょん吉之介(f)

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